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2024.1.19
重要文化財《漣》をはじめ、代表作が集結!「没後50年 福田平八郎」
大阪中之島美術館にて、「没後50年 福田平八郎」を2024年3月9日(土)より開催いたします。
大分県立美術館以外では初公開となる《雲》など、初期から晩年まで、画業を一望する120件以上を展示します。この記事では本展の見どころを紹介します。
日本画家・福田平八郎とは?
福田平八郎《素描(うす氷)》昭和24年(1949)大分県立美術館(通期展示)
• 明治25年2月28日大分市で生を享けた平八郎
• 18歳の時に画家を目指し京都へ。
• 京都市立美術工芸学校卒業後、第3回帝展に出品した《鯉》が特選を受賞
• 第13回帝展に《漣》を出品、当時はあまりの斬新さに賛否両論が巻き起こるが、
平成28年に重要文化財に指定
• 昭和36年に文化勲章を受章し、大分市の第一号名誉市民に選出
• 昭和49年3月永眠
「凡人」であることを心がけた平八郎
苦手の数学で留年が決まったことを機に画家になるため京都に出たり、第3回帝展に出品した《鯉》が特選を受賞したことで恋人との結婚を許されたり、と親しみやすい人柄が作品にも表れているようです。
第1章 ~1918
福田平八郎《犬児》大正3年(1914)京都国立近代美術館(展示期間未定)
大正4年から京都市立絵画専門学校で学び、 早くから才能を発揮します。卒業制作時に同級生から「もっと対象を苦しんでとらえるべきだ。本当の君の絵を描くべきだ」と忠告され、制作を一時中断したエピソードが残っています。
この時代の作品は研究に没頭するあまり、高い技術力を持つ一方、知らぬ間に他の画家の描き方の影響がみられました。
第2章 ~1928
福田平八郎《朝顔》大正15年(1926)大分県立美術館(通期展示)
中井宗太郎の助言に従い、客観的な見方の追及を始めた結果、第1回帝展で《雪》が初入選。
第2回展に《安石榴》が入選、第3回展では《鯉》が特選を受賞し宮内省買い上げとなります。この頃から平八郎のオリジナリティーが表れはじめます。
第3章 ~1944
福田平八郎《竹》昭和17年(1942)京都国立近代美術館(後期展示:4/9から)
旅行で訪れた中国で「自然の大花鳥」に接したことで、全体の雰囲気や自然の生き生きとした生命感を表現することの重要性に気づき、直感的に自然と向き合うようになります。
色彩を追求することで対象の形を捉えるようになり、平八郎の作風は「写生を基本にした装飾画」へと発展していきます。
第4章 1945~
福田平八郎《雲》昭和25年(1950)大分県立美術館(通期展示)
釣りを通して「よく見ること」と「凡人であること」の大切さを学んだ平八郎は、日常への温もりある想いと自然を捉える独創的な視点を持ち合わせた作品を描き、人々を魅了しました。
花鳥や魚にとどまらず、蛤や乾燥した鱶 (ふか) の鰭(ひれ)、折り紙やガムの包み紙、さらには雨、雪、雲などの自然現象にまで及びます。これらを、誰もが見たことのない視点から捉える自由な発想で表現をつづけました。
天才画家の創作の秘密 「写生」
福田平八郎《素描(紙テープ)》昭和30-40年代 大分県立美術館(展示期間未定)
どこへ行くときでも必ず写生帖を持って出かけたという平八郎
生涯を通して同じモチーフを繰り返し何度も描いており、その時々で画風に変化が見てとれます。また素描には紙テープなどユニークな題材にチャレンジしたり、構図の工夫が見られます。
膨大かつ多様な写生への取り組みがあったから、数々の斬新な作品を生み出すことができたのでしょう。本展では、目にも鮮やかな平八郎の写生帖や素描を本画と合わせて紹介します。
関西では17年ぶり、大阪の美術館では初の回顧展です。この機会に福田平八郎の世界にふれてみてはいかがでしょうか?
展覧会情報
没後50年 福田平八郎
会期:2024年3月9日(土)〜5月6日(月・振休)
前期=4月7日(日)まで 後期=4月9日(火)から ※会期中に展示替えがあります
会場:大阪中之島美術館 4階展示室
住所:大阪府大阪市北区中之島4-3-1
開館時間:10:00〜18:00(入場は17:30まで)
休館日:月曜日(4月1日(月)・15日(月)・22日(月)・29日(月・祝)、5月6日(月・振休)は開館)
観覧料:一般 1,800円(1,600円)、高・大学生 1,000円(800円)、中学生以下 無料
※()内は前売り・20名以上の団体料金。前売り券は、3月8日まで販売。
※障がい者手帳などの所持者および介護者1名は、当日料金の半額(要証明)
※本展は大阪市内在住の65歳以上の方も一般料金が必要です。
公式URL:没後50年 福田平八郎
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