EVENT
2024.2.26
丸の内仲通りのショップやレストランをアートで彩る。「有楽町ウィンドウギャラリー」が開催!
日本有数のオフィス街であり、多くのブランド店が立ち並ぶ丸の内仲通り(東京・丸の内、有楽町)。その仲通り沿いの店舗を舞台に3月、今年で3回目を迎える現代アートのイベントが行われます。
目次
「有楽町ウィンドウギャラリー」では、アパレルブランドやスイーツショップ・レストランなどのショーウィンドウに、気鋭のアーティストによるアート作品を展示。ショッピングや食事を楽しみながら気軽にアートに親しむことができます。
衣食住に関わる8店舗が舞台に。展示作品は購入することも可能!
会場となるのは、丸の内仲通りの人気のキャラメル専門店「NUMBER SUGAR」や“世界一の履き心地”にこだわるシューズブランド「Allbirds」など衣食住に関わる8店舗です。そこへ国内でも高い人気を誇るイギリスの現代美術家、ステファニー・クエールを含むアーティスト8名が作品を展示します。
サンプル品や廃棄予定アイテムをアップサイクルした作品(Allbirds×河本蓮大朗)など、各店舗のショーウィンドウや店内に、お店やブランドのイメージに合わせた独創性に富んだアート作品が並びます。なお展示作品は購入することも可能ですので、お気に入りを探して歩くのも楽しいかもしれません。
「有楽町ウィンドウギャラリー」の参加店舗とアーティスト一覧
それでは参加店舗とアーティストをご紹介します。
【参加店舗×アーティスト】
• Shop No.1 Gente di Mare(ライフスタイルショップ)×杉山功
• Shop No.2 bois de gui(フラワーショップ)×浅野友理子
• Shop No.3 一保堂茶舗(日本茶専門店)×Stephanie Quayle<ステファニー・クエール>
• Shop No.4 allbirds(シューズショップ)×河本蓮大朗
• Shop No.5 NUMBER SUGAR(キャラメル専門店)×山本万菜
• Shop No.6 Paraboot(シューズショップ)×佐藤翠
• Shop No.7 THE LAKOTA HOUSE(シューズショップ)×篠崎裕美子
• Shop No.8 TextulA(中華・スペイン料理レストラン)×玉山拓郎
80年代から90年代生まれの気鋭のアーティストが中心です。また染織、絵画、陶芸、彫刻のほか、メディアを超えた創作など、幅広いジャンルにまたがっているのも特徴です。それぞれの店舗空間と作品との響き合いにも期待が持てるのではないでしょうか。
アート週間「TOKYO ART WALK」の開催イベントとは?
「有楽町ウィンドウギャラリー」は、大手町・丸の内・有楽町・日比谷エリア一帯で行われるアート週間「TOKYO ART WALK」の一環のイベントです。会期中には日本最大かつアジア最古のアートフェアとして知られる「アートフェア東京」をはじめ、有楽町駅と新橋駅の間の高架橋下に延びる 「日比谷OKUROJI」を会場とした「日比谷OKUROJIアートフェア2024」なども開催されます。
■「TOKYO ART WALK 2024」主な同時開催イベント
【アートフェア東京2024】
会期:2024年3月8日(金)~3月10日(日) ※3月7日(木)は招待日
会場:東京国際フォーラム ホールE ロビーギャラリー(東京都千代田区丸の内3-5-1)
入場料:前売り券 4,000円(税込)/ 予約当日券 5,000円(税込)
※小学生以下は、大人同伴に限り 入場無料
URL:アートフェア東京2024
【日比谷OKUROJIアートフェア2024】
会期:2024年3月7日(木)~3月10日(日)
会場:日比谷OKUROJI(東京都千代田区内幸町1-7-1)
URL:日比谷OKUROJIアートフェア2024
【HIBIYA BLOSSOM 2024 Blossom Garden~植物彫刻~】
会期:2024年3月20日(水・祝)~4月14日(日)
会場:東京ミッドタウン日比谷 日比谷ステップ広場
【Window Gallery in Marunouchiーfrom AATM】
展示作家:浅野克海、汪汀、奥村彰一、橋本晶子、衣真一朗、宮林妃奈子
会期:開催中~2024年3月17日(日)
会場:行幸地下ギャラリー 入場無料
URL: Window Gallery in Marunouchi-from AATM
国内有数の美術館集積地。東京駅周辺で楽しむアート展覧会。
丸の内仲通りの位置する有楽町や丸の内をはじめ、近隣の京橋や日本橋などの東京駅周辺エリアには、国内有数とも言える6つもの美術館が集積しています。最後に各美術館にて3月中に見られる展示をご紹介します。
・アーティゾン美術館:『マリー・ローランサン ―時代をうつす眼』
会期:2023年12月9日(土)〜2024年3月3日(日)
URL:『マリー・ローランサン ―時代をうつす眼』
・出光美術館:『生誕300年記念 池大雅─陽光の山水』
会期:2024年2月10日(土)~3月24日(日)
URL:『生誕300年記念 池大雅─陽光の山水』
・三井記念美術館:『三井家のおひなさま』
会期:2024年2月10日(土)〜4月7日(日)
URL:『三井家のおひなさま』
・三菱一号館美術館(2024年秋まで休館)
URL:三菱一号館美術館
・東京ステーションギャラリー:『生誕120年 安井仲治 僕の大切な写真』
会期:2024年2月23日(金・祝) 〜4月14日(日)
URL:『生誕120年 安井仲治 僕の大切な写真』
・静嘉堂@丸の内:『岩﨑家のお雛さま』
会期:2024年2月17日(土) 〜3月31日(日)
URL:『岩﨑家のお雛さま』
また三菱一号館美術館(2024年秋まで休館中)がWEBサイト上で展開する架空の本屋さん「新しい私 書店」は、2024年3月1日に開設7周年を迎えます。
この7周年の特別企画として、「新しい私 書店」×人気スペシャリティーコーヒー専門店「LIGHT UP COFFEE」のコラボによるリアルイベント「新しい私に出会うカフェ」を開催。本/コーヒーのプロによる推薦書籍とさらに本に合わせたスペシャリティーコーヒーを楽しむことができます。
「新しい私 書店」
「新しい私に出会うカフェ」の開催期間
第一弾:2月9日(金)~14日(水)※開催終了
第二弾:2月16日(金)~3月9日(土)場所:Slit Park YURAKUCHO ※日・祝休、店舗の営業時間に準ずる。
URL:「新しい私 書店」
近年、再開発がますます進み、平日、土日を問わずに大勢の人々で賑わう丸の内仲通り。街歩きやショッピングはもちろん、周辺の美術館へのお出かけを兼ねて『有楽町ウィンドウギャラリー2024』へと足を運んでみてください。
『有楽町ウィンドウギャラリー2024』イベント情報
『有楽町ウィンドウギャラリー2024』
会期:2024年3月1日(金)~3月24日(日)
会場:丸の内仲通り沿いの商業店舗8軒
(東京都千代田区有楽町1丁目、丸の内3丁目)
入場料:無料 ※但し「TexturA」での作品鑑賞には店内飲食のご利用が必要です。
公式サイト:『有楽町ウィンドウギャラリー2024』
公式Instagram:@yurakucho_window_gallery\
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千葉県在住。美術ブログ「はろるど」管理人。主に都内の美術館や博物館に出かけては、日々、展覧会の感想をブログに書いています。過去に「いまトピ」や「楽活」などへ寄稿。雑誌「pen」オンラインのアートニュースの一部を担当しています。
千葉県在住。美術ブログ「はろるど」管理人。主に都内の美術館や博物館に出かけては、日々、展覧会の感想をブログに書いています。過去に「いまトピ」や「楽活」などへ寄稿。雑誌「pen」オンラインのアートニュースの一部を担当しています。
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