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LIFE

2022.4.4

フランスの一流メゾン・ディオール (DIOR) のアトリエを舞台にした映画『オートクチュール』

映画『オートクチュール』は、フランスの一流メゾン・ディオール (DIOR) のアトリエを舞台に、“出会うことのなかった二人”の人生が交差する姿を描いた感動ストーリーです。

© PHOTO DE ROGER DO MINH© PHOTO DE ROGER DO MINH

2022年3月25日(金)より新宿ピカデリー、HTC 有楽町、Bunkamura ル・シネマ他全国にて公開中の本作品をご紹介します。

ストーリー

©2019 - LES FILMS DU 24 - LES PRODUCTIONS DU RENARD - LES PRODUCTIONS JOUROR


ディオールのオートクチュール部門のアトリエ責任者であるエステルは、次のコレクションを終えたら退職する。準備に追われていたある朝、地下鉄で若い娘にハンドバッグをひったくられてしまう。

犯人は郊外の団地から遠征してきたジャド。警察に突き出してもよかった。しかし、滑らかに動く指にドレスを縫い上げる才能を直感したエステルは、ジャドを見習いとしてアトリエに迎え入れる。

時に反発しながらも、時に母娘のように、そして親友のように美の真髄を追い求め濃密な時間を過ごす二人だったが、ある朝エステルが倒れてしまう・・・。最後のショーは一週間後に迫っていた―。

一流メゾン・ディオール (DIOR) の衣装や小道具に注目!

© PHOTO DE ROGER DO MINH© PHOTO DE ROGER DO MINH

本作品には、重ねづけされたプリーツが軽やかに揺れる“フランシス・プーランク”ドレスをはじめ、初代“バー”ジャケット、直筆のスケッチ画など、ディオールが保管している貴重なアーカイブ作品の数々がスクリーンに登場します。

作中を飾るこれらの要素が一流メゾン・ディオール (DIOR) のアトリエの実現に重要な役割を果たしているのです。

© PHOTO DE ROGER DO MINH© PHOTO DE ROGER DO MINH

そして、ディオール専属クチュリエールのジュスティーヌ・ヴィヴィアンが、主演のナタリー・バイやリナ・クードリに対して、お針子の心構えや仕事について指導を施したからこそ、ナタリーとリナをはじめとする出演者たちの仕草や手仕事に説得力をもたせています。

布を縫う仕草やアイロンをかけるシーンなど、細やかな出演者たちの仕草やお針子の手仕事にもぜひ注目してみてください。


文:新麻記子

映画『オートクチュール』

映画『オートクチュール』
公開日:2022年3月25日(金)新宿ピカデリー、HTC 有楽町、Bunkamura ル・シネマ他
監督・脚本:シルヴィー・オハヨン
出演:ナタリー・バイ、リナ・クードリ、パスカル・アルビロ、クロード・ペロン
2021 年|フランス|カラー|シネスコ|5.1ch|100 分|原題:Haute Couture|G
公式ホームページ:https://hautecouture-movie.com/

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新 麻記子

新 麻記子

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アート・カルチャーの架け橋になりたい。やれることならなんでもやるフリーランス。日々の暮らしを豊かにしてくれるアート・カルチャー系記事の執筆業以外に、作詞家、仲介・紹介業、対話型鑑賞会のナビゲーター、アート・映像ディレクターとして活動中。

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