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2023.6.28
『マンガで「なるほど名画」』でこやぎ先生と西洋絵画を学ぼう!
YouTubeチャンネル「こやぎ先生の美術ちゃんねる」で人気の山上やすおさんの著書『マンガで「なるほど名画」 こやぎ先生が教える西洋絵画の7つのポイント』が出版されます。配本は2023年6月28日(水)からとのこと。
ゴッホやモネ、レオナルド・ダ・ヴィンチなど、みんなが知っている画家や写真でよく見る名画は数あれど、それらの何が凄いのかはわかっていない……という方も多いはず。そんな方に手に取っていただきたいのが、本書です。
“シュルかわ”イラストで西洋絵画への理解が深まる!
西洋絵画の多くは、西洋の神話などのお話や文化を前提にしており、日本人にはわかりにくいものになりがちです。そうした部分を本書で楽しく学べば、絵を見るのがもっと楽しくなります。
著者の山上さんは、博物館学芸員資格を保有するスペシャリスト。幼い頃から絵を描くことが大好きで、大学では美術部で美術を学び、イラストの制作を始められたそうです。旅行の添乗員として海外にも赴き、美術館などアート関連での添乗が高評価だったとか。
そんな美術愛に溢れる山上さんが、シュールでかわいい(シュルかわ)イラストとともに、日本人には馴染みがない西洋の伝統的なお話や文化など、西洋絵画の裏側を解説。一度見たら忘れられないインパクトのイラストのおかげで、難しいと思っていた西洋絵画もスッキリ理解できます!
たとえば、レオナルド・ダ・ヴィンチ《最後の晩餐》です。新約聖書の一場面を描いた作品ですが、「晩餐のシーンであること以外には、よく知らない……」という方も多いのでは。そもそもどの人がイエス・キリストなのかも怪しかったり……。
実はドキッとする深刻な場面を描いた本作。イエスは何と言っているのか、山上さんの印象的な絵と一緒に学べます。
また、印象派の絵画は今でこそ大人気ですが、モネやルノワール、ドガらが生きた時代、当初の評価は芳しくありませんでした。いわゆる「ボロカス」です。
どうして人気が出なかったのか、非難されても彼らが表現したかったものは何なのか、本書でわかりやすく学べます。
私としては、日本で暮らしているのだから、西洋の歴史や文化に詳しくないのは当たり前だと思っています。だから、西洋絵画に興味を持つだけでも凄いこと。そんなときに、本書のような初心者向けの書籍が優しく導いてくれるのは助かります。ぜひ本書をお手に取っていただき、これからの美術鑑賞を充実させていきましょう!
著者プロフィール
山上やすお/yasuo YAMAGAMI
博物館学芸員資格保有/アート系ユーチューバー
出身/兵庫県
資格/博物館学芸員資格、話し方・伝え方スペシャリスト資格
特技/イラスト、ピアノ
YouTubeチャンネル/登録者数 約2.25万人(2023年月5月現在)
[こやぎ先生の美術ちゃんねる]
https://www.youtube.com/@koyagi_sensei/featured
幼少の頃から絵を描くことが好きで、大学では美術部で美術を学び、イラストの制作も開始。
海外をメインとした旅行の添乗員として1年の半分以上は世界各地を飛び回り、中でも美術館などアート関連での添乗に高評価を得る。
2015年から美術の楽しさを伝えるため講座運営を開始。
その後、オンライン美術講座も開始し、総受講者は1万人を超える。
コロナ禍に突入したことから、アートに関するYouTubeチャンネルを開設。
有名な画家や美術展などを構成・解説、親しみやすい「シュールでかわいい(シュルかわ)」イラストが人気を呼び、チャンネル登録者が2.25万人を超える(2023年5月時点)。
美術関連のテレビ番組のナビゲーターやイラストレーターとしても活躍中。
ピアノ歴20年、大学でパイプオルガンを4年間学ぶ。
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美術ブロガー/ライター。美術ブログ「アートの定理」をはじめ、各種メディアで美術館巡りの楽しさを発信している。西洋美術、日本美術、現代アート、建築や装飾など、多岐にわたるジャンルを紹介。人よりも猫やスズメなど動物に好かれる体質のため、可愛い動物の写真や動画もSNSで発信している。
美術ブロガー/ライター。美術ブログ「アートの定理」をはじめ、各種メディアで美術館巡りの楽しさを発信している。西洋美術、日本美術、現代アート、建築や装飾など、多岐にわたるジャンルを紹介。人よりも猫やスズメなど動物に好かれる体質のため、可愛い動物の写真や動画もSNSで発信している。
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