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2023.7.11
『生誕140年 竹久夢二のすべて 画家は詩人でデザイナー』が京都・嵐山で7/14~開幕!
京都の福田美術館で展覧会『生誕140年 竹久夢二のすべて 画家は詩人でデザイナー』が開幕します。会期は7月14日(金)~10月9日(月・祝)です。(その後、高崎市美術館に巡回予定)
本展は、2024年に生誕140年、没後90年を迎える竹久夢二の回顧展。大正ロマンを代表する画家で、「夢二式美人」と呼ばれる美人画で広く知られていますが、本展は美人画のみならず雑誌の挿絵、楽譜の表紙デザインなど、多岐にわたる作品を通して夢二の世界に触れることができます。
見どころ①夢二コレクション約176点が一挙公開
本展で公開される福田美術館のコレクションは、生前の夢二と親交があった河村幸次郎氏(下関市立美術館名誉館長)が収集した「旧河村コレクション」と呼ばれ、334点もの数を誇ります。今回はそのうち約176点がまとまって公開される貴重な機会。また、関西でまとまったコレクションが展示されるのは約30年ぶりとのことです。
色白で小顔、長身で、はかなげな表情が特徴の「夢二式美人」の美人画も数多く展示。現代でも人気の美人画ですが、当時は夢二が描く女性像に憧れて、似たような装いをする女性が現れるほどだったとか。
見どころ②マルチクリエイターとしての活躍
美人画にとどまらず、小説の挿絵や楽譜の表紙、日用雑貨のデザインなど、幅広い分野でマルチに活躍した夢二。本展では多岐にわたる作品を通し、その多才さに触れることができます。
たとえば挿絵の仕事です。夢二は文才にも長け、詩や俳句に加え、雑誌の短編小説や新聞の連載小説なども自ら執筆していました。本展では、自作の挿絵の原画とともに物語の一節が紹介され、文章と挿絵の両方で夢二の世界観を楽しむことができます。
また、少女雑誌の表紙原稿、千代紙、封筒や便箋、装幀など、デザイナーとしての夢二の仕事も幅広く紹介されます。大正3年(1914)、夢二は自らデザインした日用雑貨を販売する「港屋絵草紙店」を立ち上げ、若い女性客を中心に連日賑わったそう。本展は元祖「カワイイ」の世界に浸り、大正ロマンを体感できる展覧会になりそうです。
見どころ③夢二のすべて
岡山県に生まれ、東京を拠点に活動した夢二。ほぼ独学で芸術の才能を開花させ、多分野で活躍しましたが、最愛の恋人との死別、志半ばで結核を患い49歳の若さで逝去と、順風満帆な人生と言うことはできません。
本展では恋人に宛てた手紙や、夢二の憧れの地である長崎にゆかりのある代表作《長崎十二景》なども展示されます。その生涯をたどりながら、竹久夢二という人物に迫れる機会となりそうです。
展覧会情報
展覧会名:生誕140年 竹久夢二のすべて 画家は詩人でデザイナー
会期:2023年7月14日[金]- 10月9日[月・祝]
【前期】7月14日[金]- 8月28日[月]
【後期】8月30日[水]- 10月9日[月・祝]
【休館日】8月29日[火]
会場:福田美術館
開館時間:10:00-17:00(入館は16:30まで)
観覧料:一般・大学生 1,500円(オンラインチケットは1,400円)など
特設サイト:https://www.mbs.jp/yumeji-140/
【巡回情報】
高崎市美術館
会期:2023年11月11日[土]- 2024年1月14日[日]
画像ギャラリー
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美術ブロガー/ライター。美術ブログ「アートの定理」をはじめ、各種メディアで美術館巡りの楽しさを発信している。西洋美術、日本美術、現代アート、建築や装飾など、多岐にわたるジャンルを紹介。人よりも猫やスズメなど動物に好かれる体質のため、可愛い動物の写真や動画もSNSで発信している。
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