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NEWS

2023.8.25

「美人画 麗しきキモノ」 粋も、可愛いも、ゴージャスも!キモノの流行や着こなしから日本の服飾文化を知る

流行を切り取る浮世絵の中において、最新モードの女性を描いた「美人画」。

画中の彼女たちがまとっている魅力的なキモノは、作品の印象を決定づける要素でもありますが、当時の美意識を伝えるだけでなく、時代とともに変化する流行や着こなしから、日本の豊かな服飾文化を知ることができます。

230901 歌川豊春 「桜下花魁道中図」(後期展示)

そんな江戸前期から昭和初期にかけて、前後期あわせて約130点もの作品を展示する、9月1日(金)より太田記念美術館にて開催の「美人画 麗しきキモノ」をご紹介いたします。


なお、本展示は前期と後期で展示内容が入れ替わります。会期は次のとおりです。
会期:2023年9月1日(金)~10月22日(日)
前期:9月1日(金)~9月24日(日)
後期:9月30日(土)~10月22日(日)

日本文化の豊かさにも触れられる本展

230902 楊洲周延 「真美人 十四 女学生」(前期展示)

流行を切り取る浮世絵のジャンルにおいて、最新モードの女性を描いた「美人画」。

本展では、江戸前期から昭和初期にかけての作品を前後期あわせて約130点ご紹介いたします。


約250年にわたる浮世絵の「美人画」をご紹介する本展では、鈴木春信、喜多川歌麿、月岡芳年、伊東深水ら時代を代表する絵師たちの優品や名品、肉筆画も含めて数多くの作品がご覧になれます。


さまざまな技巧や図案が生み出されるなか、時代とともに変化していく流行や着こなし、歴史や物語を持つ模様をまとう彼女たちの姿から、日本文化の豊かさにも触れることができるでしょう。

模様をまとう・物語をまとう

230903 鈴木春信 「林屋お筆」 (前期展示)

画中の彼女たちがまとっている魅力的な着物は、当時の美意識を伝えてくれるだけでなく、よく見るとあらゆる模様が施されています。


そして一見すると変哲のないモチーフであっても、縁起が良いとされる吉祥があしらわれていたり、『源氏物語』や『伊勢物語』などの王朝古典をふまえていたり、人気役者ゆかりの意匠であったりします。


会場では、模様の意味についても掘り下げ、画中の女性たちが模様の美しさだけでなく、それぞれの模様が持つ物語も身近に感じ、着物をまとい楽しんだ人々の様子も紹介されます。

キモノの着こなしを楽しむ女と男!

230904 喜多川歌麿 「婦女人相十品 文読む女」(後期展示)

また、「美人画」に描かれている人々の装いは、身分、年齢、職業などによって異なっていました。

浮世絵でも豪華な髪飾りや趣向を凝らした衣装をまとう花魁、花柄や明るい色味でコーディネートした町娘、簪や半襟などの小物使いが洒落ている芸者など、異なる魅力が描き出されています。


女性だけではありません!現代に劣らず江戸時代の男性たちも装うことに情熱を傾けました。

画中に描かれている着飾った美少年、こなれた着こなしを見せる通人、勇み肌の男性のワイルドな浴衣姿など、ファッションに表れるそれぞれの個性もご覧になれます。

展示会情報

美人画 麗しきキモノ
会期:2023年9月1日(金)~10月22日(日)
前期:9月1日(金)~9月24日(日)
後期:9月30日(土)~10月22日(日)
   前後期で全点展示替え
開館時間: 午前10時30分 ~ 午後5時30分(入館5時まで)
休館日:月曜日(9/18と10/9は開館)、9/19、9/26-29(展示替えのため)、10/10
公式サイト:美人画 麗しきキモノ

【写真4枚】「美人画 麗しきキモノ」 粋も、可愛いも、ゴージャスも!キモノの流行や着こなしから日本の服飾文化を知る を詳しく見る
新 麻記子

新 麻記子

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アート・カルチャーの架け橋になりたい。やれることならなんでもやるフリーランス。日々の暮らしを豊かにしてくれるアート・カルチャー系記事の執筆業以外に、作詞家、仲介・紹介業、対話型鑑賞会のナビゲーター、アート・映像ディレクターとして活動中。

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