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2022.9.21

【チケットプレゼントも!】気鋭の画家初の大規模個展が開催!junaida展「IMAGINARIUM」

緻密な描きこみと鮮やかな色遣いにハッとする、junaida(ジュナイダ、1978-)の絵本を見かけたこと、あるいは手に取ったことのある方が多いのではないでしょうか。junaida初の大規模個展「IMAGINARIUM」が2022 年10 月8 日から2023 年1 月15 日まで、立川のPLAY! MUSEUMにて開催されます。

junaida展「IMAGINARIUM」メインビジュアル(2022)©︎junaida

原画約400点が集結!

『街どろぼう』原画(福音館書店、2021)©️junaida

『Michi』『の』『怪物園』(すべて福音館書店)など、近年出版した絵本がいずれも話題の画家、junaidaさん。ヨーロッパを思わせる謎めいた世界に、細密に描きこまれた人物や背景。鮮やかな色彩の中に、明るさと闇が共存する不思議な世界観が大きな注目を集めています。「IMAGINARIUM」は、たゆまぬ冒険を続けるjunaida 初の大規模個展です。赤や金に彩られた異世界に、絵本原画や一枚絵として描かれた400 点超の作品が陳列されます。本展のために描き下ろした作品や、動く怪物たちにも出会いながら、空想世界の全貌をお楽しみください。展覧会図録をはじめ、オリジナルのミュージアムグッズを多数販売します。広報物や図録のデザインは『の』『怪物園』などのブックデザインを手掛けるコズフィッシュが担当します。

展覧会の見どころは?

①展覧会描き下ろしの作品が見られる!

「IMAGINARIUM」(2022)©︎junaida

「IMAGINARIUM」(2022)©︎junaida

「IMAGINARIUM」(2022)©︎junaida

初の大規模個展に際して、junaida が三連画の新作「IMAGINARIUM」を描き下ろしました。
3 点それぞれがjunaida 作品の根底にある要素を象徴しているとのこと。作品の中に描かれている後ろ姿から、こちらの想像力も膨らみます。タイトル「IMAGINARIUM」は、「イマジネーション」の「IMAGINE」と、「プラネタリウム」などの語尾「RIUM」をミックスしたものだそう。展覧会は鑑賞者の想像、体験によって、自由に変容する場所です。

②宮殿のような空間で、400点の原画を浴びるように体感できる!

junaida展「IMAGINARIUM」模型(デザイン:張替那麻)

画家・junaida は国内外の様々な媒体への作品提供にとどまらず、2010 年、京都にギャラリー&ショップであるHedgehog Books and Gallery を立ち上げ、Hedgehog Books から出版した画集などでも注目を集めてきました。近年では『Michi』(福音館書店、2018)『の』(同、2019)『怪物園』(同、2020)『街どろぼう』(同、2021)、『EDNE』(白泉社、2022)といった絵本がいずれも話題となるなどますます注目を集めています。
展覧会は、2006 年から最新作まで400 点以上の原画を集め、「交錯の回廊」「浮遊の宮殿」「残像の画廊」「潜在の間」という4 章で構成されます。見る者を異世界に誘う、赤や金に彩られた宮殿のような空間で、圧倒的な量の作品を浴びるように鑑賞し、junaida の空想世界を体感します。緻密な作品は、ときに重厚さを感じさせますが、主に紙に鉛筆、透明水彩、ガッシュで描かれています。空間デザインは、「エリック・カール 遊ぶための本」展(PLAY! MUSEUM)などを手がけた建築家の張替那麻(Harikaeさん)が担当します。

③展覧会の構成にも注目!

『HOME』原画(サンリード、2013)©︎junaida

第1章「交錯の回廊」では約50点の原画が展示されます。初期作品『TRAINとRAINとRAINBOW』(Hedgehog Books、2011)や三越のクリスマスディスプレイのために描いた作品『HOME』(サンリード、2013)などが、緩やかにカーブする回廊を飾ります。回廊を進むと、行進する動く怪物たちが宮殿の大広間へと導きます。

『の』原画(福音館書店、2019)©︎junaida

第2章「浮遊の宮殿」では、約110点の原画が展示されます。PLAY! MUSEUM を特徴づける楕円形の展示室が宮殿の大広間に様変わりし、約100 点の絵本原画を陳列します。鮮烈な絵本デビュー作となった文字のない絵本『Michi』、すべての文が「の」で連なり循環する絵本『の』、近作『怪物園』と『街どろぼう』の原画、さらには展覧会の描き下ろし作品を、荘厳な空間の中で鑑賞することができます。

『逆ソクラテス』装画(伊坂幸太郎、集英社、2020)©︎junaida

第3章「残像の画廊」では約150点の原画が展示されます。ライフワークのように描き続ける宮沢賢治へのオマージュ「IHATOVO」シリーズや、伊坂幸太郎『逆ソクラテス』(集英社、2020)の装画など、物語の挿画や広告のイラストレーションといった多彩な仕事を紹介するとのことです。

『EDNE』原画(白泉社、2022)©️junaida

第4章「潜在の間」では、約120点の原画が展示されます。
ミヒャエル・エンデ『鏡のなかの鏡』をオマージュした最新作『EDNE』や、画集『UNDARKNESS』(Hedgehog Books、2021)などの4 作品の原画が、真紅の空間に浮かび上がるように陳列されます。junaida が描く闇の世界の美しさ、不思議さが同居する展覧会のクライマックスです。

怪物園の巨大アニメーションも

『怪物園』原画(福音館書店、2020)©︎junaida

絵本『怪物園』の怪物たちが、巨大なアニメーションとなって、来場者と一緒に行進します。
動く怪物たちを楽しむことができそうです。

SHOP、CAFE、PARKも「IMAGINARIUM」に

展覧会期間中はPLAY! 全体が「IMAGINARIUM」になるとのこと。PLAY! SHOP では、図録をはじめ、オリジナルのミュージアムグッズを多数用意されます。ステーショナリーやお菓子、フィギュアやぬいぐるみ、junaida のアイデアから生まれたスノードームやパズルといった特別なアイテムが勢揃いします。PLAY! CAFE では、junaida の絵本の世界をイメージしたランチプレートやパフェ、ドリンクなどが楽しめるとのこと。上階のPLAY! PARK(別料金、子どものための屋内遊び場)でも造形ワークショップなど関連企画を開催されます。

展覧会開催に寄せて、作家ステートメント

『Michi』原画(福音館書店、2018)©️junaida

最後に、展覧会に寄せて、作家のステートメントをご紹介します。
「IMAGINARIUM
光も闇も引き連れて 絵筆に灯る 想像と空想
真っ白な紙、鉛筆、絵の具、これさえあれば、僕はいつでも満たされた気分になり
ます。なんなら紙は真っ白じゃなくても、たくさん絵の具がなくても、一本の鉛筆と、
何かの切れっ端でも手元にあれば、もうご機嫌です。
絵を描くことが、自分の内側にある何かを外へ表現する行為だとしたら、内から外
に出すことで、自分の内面が満たされるのはなぜなのか、考えてみると不思議です。
表現と引き換えに、僕は何を手に入れているのか。何かを手にするのと同時に、何
かを手放しているのだろうか。だから繰り返し絵を描くのだろうか。答えのない問
いかけが、ひとつ、またひとつと浮かんできます。
こういう自分でもよくわからない問答のようなものが、いくつもいくつも僕のどこ
かに隠れています。僕はそれを具体的な言葉にするわけでもなく、答えを求めるわ
けでもなく、ただその問いが途切れてしまわないようにと、ずっと思いを巡らせて
きました。
形のなかったその想像や空想が、僕の右手から絵筆へと伝わり、その先端に灯った
ものが、たぶん、僕の絵です。
junaida 」

展覧会概要

展覧会名:junaida 展「IMAGINARIUM」
会期:2022 年10 月8 日㊏―2023 年1 月15 日㊐
会場:PLAY! MUSEUM(東京・立川)
住所:〒190-0014 東京都立川市緑町3-1 GREEN SPRINGS W3 棟 2F
電話:042-518-9625
開館時間:10:00-17:00(土日祝は18:00 まで/入場は閉館の30 分前まで)
*会期中無休(年末年始を除く、詳細はウェブサイトでお知らせ)
*当日券で入場できます。休日および混雑が予想される日は事前決済の日付指定券(オンライ
ンチケット)がおすすめです
ウェブサイト:https://play2020.jp/
入場料(税込):一般 1,800 円 、大学生1,200 円、高校生 1,000 円、中・小学生 600 円、未就学児無料
◯割引制度(併用不可)
①[立川割]一般 1,200 円 、大学生 700 円、高校生 600 円、中・小学生 400 円
 立川市在住・在学を確認できる免許証、学生証等をご提示ください
②[障害者割引]障害者手帳をご提示の方とその介添人1 名は半額
③[相互割引]「一般」で入場の方は、PLAY! PARK を200 円引きで利用できます
◯特典つき

読者プレゼント

本展のチケットを「5組10名様」にプレゼント!
締切は2022年9月30日まで。
※当選は発送をもって代えさせていただきます。

応募はこちら

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イロハニアート編集部

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アートをもっと自由に、もっとたくさんの人に楽しんでもらいたいという想いから生まれたメディア。日々、アートのイロハが分かるコンテンツを配信しています。アイコンは「イロハニくん」。アートのそばに、ひっそりと棲んでいます。

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