STUDY
2021.10.18
アートで海の中を覗いてみよう!フィンランド生まれの印象派アーティスト Arja Valimaki
海は好きですか?
海の中はとても神秘的で、日常生活ではなかなか見ることのできない特別感がありますよね。海水浴やダイビングなどで海に潜らずとも、現代では動画、写真などで簡単に海の中を見ることが出来る便利な世の中になりましたが、アートで海の中を覗いてみませんか?
今回は海の中を描く印象派アーティスト、『Arja Valimaki(アルジャ ヴァリマキ)』についてご紹介します!
目次
海の中を描く印象派アーティストArja Valimaki
Arja Valimakiはフィンランド出身の印象派アーティスト。現在はオーストラリアのシドニーを拠点としてアーティスト活動をしており、オーストラリアのニューサウスウェールズ州立美術館で毎年行われる「ウィン賞」のファイナリストに選ばれたこともあります。
彼女が描くのは海の中のアート。それも、魚が群れを作って泳ぎ、海の中に渦が出来ている場面を表現しています。
海の中に潜ると言えばダイビングが思い浮かびますよね。筆者の知り合いにダイビングをしている人がいて、海の中の写真を見せてもらったことがあります。その写真はまるでArja Valimakiの描いた世界がそのまま広がっているようでした。
アートで海の中を感じる意味って?
「それなら動画や写真で見る海の中と何が違うの?」「わざわざアートじゃなくてもいいんじゃない?」と考える方もいるかもしれません。もちろん、実際の海の風景も素敵なのですが、彼女の作品はとにかくシンプルでカッコいい作品が多いんです!
シンプルであるからこそ、インテリアの系統に関わらずお家に飾りやすく、海好きの方へのプレゼントとしても最適。
つまり、
「思うように外出できず、大好きな海に行けていない!」
「ダイビングが好きなあの人に、お家でも海を感じてもらいたい!」
「シンプルでカッコいい絵が好き!」
そんな方に、特にオススメしたいアーティストがArja Valimakiなのです。
まるでダイビングしているかのような気分になれるアート
近くで見てみると、一つ一つの筆づかいはとてもシンプル。筆をすーっと滑らせたような筆の跡が無数に描かれ、絵の具の立体感があります。ただ、この位置だと、何を描いているのかはわからないかもしれません。
ところが少し距離を離して見てみると、一気にダイビング気分! 海の中へ潜り込んだ時のような景色が広がります。Arja Valimakiの作品は離れて見た時と、近づいて見た時で印象が大きく変わるんです。
この筆の跡は『ブラシストローク』といい、Arja Valimakiはブラシストロークで海の中を泳ぐ魚たちの群れを表現しているんです。魚の群れのほかには、海の中へ差し込む太陽や月の光を表現したり、北極など特定の地域の海をモチーフとしてアートを制作しています。
実在の魚がアートのモチーフに
Arja Valimakiのアートは、実在する魚がモチーフとなっていることもあります。
『Barracuda Point』 ※Barracuda=カマス(スズキ目サバ亜目カマス科)
『Green Wrasse』 ※Wrasse=ベラ(スズキ目ベラ亜目ベラ科)
タイトルで魚の種類が分かるため、魚好きの方からすると、タイトルからも興味を引かれるのでは?
シンプルで迫力のある海の中のアート作品
いかがでしたか?
今の時期、なかなかお出かけすることが出来ず、海に遊びに行ったり、ダイビングに行く機会が減ってしまっているのではないでしょうか?
そんな時は、アートで海の中を感じてみるのもいいかもしれません。
シンプルでカッコいいArja Valimakiのアート作品は、お部屋をシックに飾りたい人にも最適ですし、作品の中には温かみのある作品もあります。
ブラシストロークで海の中を再現している、Arja Valimakiの絵画。ぜひチェックしてみてくださいね。
Arja Valimaki Instagram
https://www.instagram.com/valimaki_studio/?hl=ja
ocean Day公式HP
https://www.oceanday.jp/
画像ギャラリー
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ビビ
美術大学彫刻コースを卒業後、アートギャラリーで働いています。粘土を触ったり、ものをつくること、動物や自然が好きです。
美術大学彫刻コースを卒業後、アートギャラリーで働いています。粘土を触ったり、ものをつくること、動物や自然が好きです。
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