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2025.4.25
『お台場レトロミュージアム』がグランドオープン!“昭和”がアートとして蘇る没入空間
令和の東京に、昭和が還ってきます。
2025年4月25日(金)、アール・ケイ・アミューズメントが手がける『お台場レトロミュージアム』がデックス東京ビーチ4Fにグランドオープン。まるで昭和の街に迷い込んだかのような、完全没入型の体験空間が誕生します。
昭和という時代の「空気感」まで再現するこのプロジェクトの美術監修を務めたのは、映画美術のプロフェッショナル、東宝映像美術。アナログな質感、手作業の温もり、人間らしさが宿る街角が、現代のテクノロジーとは異なる“温度”を持って立ち現れます。
目次
アートとしての「昭和」——その美学を五感で体験する
「昭和レトロ」が近年カルチャーとして再評価されている背景には、手作業の美、アナログの質感、そして一点一点に宿る個性があります。
『お台場レトロミュージアム』は、単なる懐古主義にとどまらず、それらの美的価値を再構築する“体験型アートスペース”とも言える存在です。
展示空間には、実際に当時使われていた什器や小道具、ポスター、看板などが丁寧に配され、再現された昭和の町並みや教室、電気屋、スナックには“生活のリアリズム”が息づいています。
その緻密さはまさに、生活文化そのものをインスタレーションとして再構成した現代アート作品といえるでしょう。
魅力的なコンテンツ群——“懐かしさ”を体験に変える空間構成
アナログの空気が漂う学校の教室、実際にプレイできるレトロパチンコ、懐かしの駄菓子屋&玩具店、まるで映画のワンシーンのようなスナック空間、手作りの愉しさを感じる射的コーナー、当時の家電やポスターが並ぶ昭和電気屋。
さらに、グッズショップではオリジナル昭和グッズや懐かしい駄菓子も取り揃え、空間体験と物理的記憶を結びつける設計がなされています。
「記憶」を未来へ——アートのように“昭和”を受け継ぐ試み
『お台場レトロミュージアム』は、訪れる人々が“ただ懐かしむ”だけの場所ではありません。ここでは昭和文化に宿る人とのつながりや、手間の美学、工夫の面白さを見つめ直し、未来へと手渡すためのプロジェクトでもあります。
現在、昭和時代の雑貨・ポスター・家電・玩具などの寄付も広く呼びかけており、このアート空間の「共創者」として、誰もが参加できる仕組みになっています。
公式SNSも開設中!制作の舞台裏を発信
制作過程や展示空間の裏側など、アートとしての昭和を発信するSNSも注目。独自の視点で“生活美術”の奥行きを味わえます。
・Instagram
https://www.instagram.com/odaiba_retro_museum
・TikTok
https://www.tiktok.com/@odaiba_retro_museum
・X(旧Twitter)
https://x.com/odaiba_retro
施設情報
名称:お台場レトロミュージアム
所在地:東京都港区台場1丁目6-1 デックス東京ビーチ4階
オープン日:2025年4月25日(金)
営業時間:11:00〜20:00(平日)/10:00〜21:00(土日祝)
入場料:大人1,300円/高校生1,000円/中学生800円/小学生以下500円(3歳以下無料)
現代が失いつつある“温度のある世界”を、アートとして体験しませんか?

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アートをもっと自由に、もっとたくさんの人に楽しんでもらいたいという想いから生まれたメディア。日々、アートのイロハが分かるコンテンツを配信しています。アイコンは「イロハニくん」。アートのそばに、ひっそりと棲んでいます。
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