ミケランジェロ・メリージ・ダ・カラヴァッジョ(Michelangelo Merisi da Caravaggio)
ミケランジェロ・メリージ・ダ・カラヴァッジョ(1571-1610)は、バロック絵画の先駆者として知られるイタリアの画家です。劇的な明暗対比(キアロスクーロ)を用い、宗教画や風俗画に革新をもたらしました。
ミラノで生まれたカラヴァッジョは、ローマで才能を開花させました。現実をありのままに捉える写実的な描写と、光と影を巧みに操る技法は、同時代の画家たちに衝撃を与えました。
「聖マタイの召命」や「ゴリアテの首を持つダビデ」など、彼の作品は、人間の内面を深く掘り下げ、ドラマチックな物語性を感じさせます。しかし、その奔放な性格からトラブルも多く、逃亡生活を送る中で、38歳という若さで亡くなりました。
カラヴァッジョの作品は、今もなお、見る者を圧倒的な力で魅了し続けています。
カラヴァッジョ,『果物籠を持つ少年』 , Public domain, via Wikimedia Commons
https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Boy_with_a_Basket_of_Fruit-Caravaggio_(1593).jpg
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