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EVENT

2024.11.4

【東京・六本木】手塚治虫『火の鳥』初の大型展来春開催決定!

マンガの巨匠・手塚治虫が生涯をかけて描き続けた『火の鳥』。この不朽の名作の世界観を、生物学者・福岡伸一氏が読み解き、手塚治虫が生涯をかけて表現し続けた「生命とはなにか」という問いの答えを探求する展覧会『手塚治虫「火の鳥」展 -火の鳥は、エントロピー増大と抗う動的平衡(どうてきへいこう)=宇宙コスモ生命ゾーンの象徴-』が、2025年春に六本木ヒルズで開催されます。

手塚治虫 | 70年の時を経て明かされる新たな解釈

みずからのライフワークと宣言したマンガ『火の鳥』は、その血を飲んだものは永遠の命を得るという伝説の鳥“火の鳥”を追い求める人々の葛藤を描く一大傑作長編です。過去と未来を交互に描きながら、「生と死」「輪廻転生」といった哲学的なテーマを縦横無尽に表現した本作の壮大な世界観は、今もなお人々の心をとらえてやみません。連載開始から70年という節目に開催される本展では、手塚治虫が『火の鳥』を通じて問い続けた「生きることの意味」について、現代的な視点から再解釈を試みます。展示では、過去編から未来編まで壮大なスケールで描かれた物語の数々を、「生命とは何か」という普遍的なテーマのもとに紐解いていきます。

■手塚治虫氏:プロフィール

本名・手塚治。1928年、大阪府豊中市生まれ、宝塚市で育つ。大阪大学附属医学専門部卒業。医学博士。1946年に17歳で四コママンガ『マアチャンの日記帳』にてデビュー。翌年、単行本『新寳島』が大ヒットとなり、以来、日本のストーリーマンガの確立に尽くす。また、1961年、アニメスタジオ「虫プロダクション」を設立。1963年、国産初の本格的なテレビアニメシリーズ『鉄腕アトム』の放送を成功させ、アニメ界にも大きな業績を残す。代表作に『鉄腕アトム』『ジャングル大帝』『リボンの騎士』『火の鳥』『ブラック・ジャック』『三つ目がとおる』等がある。1989年死去。

生命科学と芸術の融合による新しい読解

本展の最大の特徴は、生物学者・福岡伸一氏による企画・監修です。90万部を超えるベストセラー『生物と無生物のあいだ』の著者として知られる福岡氏が、『火の鳥』に描かれた生命の本質に迫ります。特に注目すべきは、福岡氏が提唱する「動的平衡」理論と『火の鳥』の世界観との共鳴です。生命が絶えず自己を更新しながらエントロピーの増大に抗う姿は、まさに不死鳥「火の鳥」そのものとも言えるでしょう。

■福岡伸一氏:プロフィール

生物学者・作家。1959年東京生まれ。京都大学卒および同大学院博士課程修了。ハーバード大学研修員、京都大学助教授などを経て、現在、青山学院大学教授・米国ロックフェラー大学客員教授。サントリー学芸賞を受賞し、90万部のロングセラーとなった『生物と無生物のあいだ』、『動的平衡』シリーズなど、“生命とは何か”を動的平衡論から問い直した著作を数多く発表。大阪・関西万博(EXPO2025)のテーマ事業パビリオン「いのち動的平衡館」プロデューサー。

佐藤卓氏が手がけた展覧会ビジュアル

展覧会のキービジュアルは、日本を代表するグラフィックデザイナー・佐藤卓氏が担当。赤と黒を基調にした背景に、時空を超えて存在する超生命体“火の鳥”が中央に描かれたインパクトのあるデザインになっています。「デザインあ」の総合指導者としても知られる佐藤氏の手により、手塚作品の新たな魅力が引き出されることでしょう。

■佐藤卓氏:プロフィール

東京藝術大学デザイン科卒業、同大学院修了。「ロッテ キシリトールガム」「明治おいしい牛乳」のパッケージデザインをはじめ、ポスターなどのグラフィック、商品や施設のブランディング、企業のCIを中心に活動。NHK Eテレ「デザインあ」「デザインあneo」総合指導、21_21 DESIGN SIGHTディレクター兼館長を務め、展覧会も多数企画・開催。毎日デザイン賞、芸術選奨文部科学大臣賞、紫綬褒章他受賞。

【開催概要】

◆展覧会名:手塚治虫「火の鳥」展
-火の鳥は、エントロピー増大と抗う動的平衡(どうてきへいこう)=宇宙生命(コスモゾーン)の象徴-

◆会期:2025年3月7日(金)~5月25日(日)

◆会場:東京シティビュー(東京都港区六本木 6-10-1 六本木ヒルズ森タワー52階)

◆開館時間:未定
◆入館料:未定
◆主催:東京シティビュー
◆企画協力:手塚プロダクション
◆企画・監修:福岡伸一
◆問い合わせ:東京シティビュー 03-6406-6652(受付時間 10:00~20:00)

※その他の詳細情報は、順次公開予定です。

【PR TIMES】マンガ家・手塚治虫のライフワークともいえるマンガ『火の鳥』初の大型展覧会が開催決定!
|手塚治虫「火の鳥」展-火の鳥は、エントロピー増大と抗う動的平衡=宇宙生命の象徴-
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000056.000047885.html

【写真3枚】【東京・六本木】手塚治虫『火の鳥』初の大型展来春開催決定! を詳しく見る
イロハニアート編集部

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アートをもっと自由に、もっとたくさんの人に楽しんでもらいたいという想いから生まれたメディア。日々、アートのイロハが分かるコンテンツを配信しています。アイコンは「イロハニくん」。アートのそばに、ひっそりと棲んでいます。

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