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EVENT

2024.11.28

【新国立劇場】舞台衣装がアートになる!初台アート・ロフトで輝く『クリエイターたちの集い』展

東京・初台にある新国立劇場。その中に、知る人ぞ知る、魅力的な展示「初台アート・ロフト」があります。2019年にスタートした「初台アート・ロフト」では、舞台衣装をアート作品として展示するユニークな企画展を開催しており、今回ご紹介する『クリエイターたちの集い』展もその一つです。

「舞台衣装」がアートになる!新国立劇場の隠れた名所「初台アート・ロフト」で、想像力と技が凝縮された圧巻の展覧会が開催中!

今回の『クリエイターたちの集い』(A Celebration for the Creators)では、衣裳デザイナーたちによる舞台衣裳という“アートワーク”への賛歌をテーマにしています。
新たな生命を吹き込まれた舞台衣裳の数々が、それぞれに独創的な世界を創り上げています。


本展では、長年に渡り劇場で上演されたオペラ、バレエ、演劇の舞台衣装の数々が、時空を超えて当時のデザイナーや多くの工房の情熱と創造性を余すことなく伝えます。
まるで、屋根裏部屋に眠る宝箱を開けたような驚きと感動の体験があなたを待っています。

『クリエイターたちの集い』展のキービジュアル

『クリエイターたちの集い』展の見どころ

名作舞台の衣装が、目の前で輝く!

本展では『ドン・ジョヴァンニ』(2000年初演)、『カルメン』(2002年初演)、『さまよえるオランダ人』(2007年初演)といった人気の名作オペラの衣装をはじめ、『眠れる森の美女』の華麗なバレエ衣装、『INTO THE WOODS』の個性豊かな演劇衣装を、観覧することができます。


実際に使用された衣装やオブジェのほか、約200点以上の展示作品の写真をパネルでご紹介。
それぞれの衣装が、舞台上で生命を吹き込まれた歴史とクリエイターたちの情熱を感じることができるでしょう。

オペラ『さまよえるオランダ人』よりオランダ人

オランダ人 演劇『INTO THE WOODS』より赤ずきんちゃん/シンデレラ

バレエ『眠れる森の美女』よりカラボス

6,000枚以上のラメの花びらが織りなす幻想的な空間

会場では、光沢感のあるラメシャ(ラメ生地)で縫製された花や蔦のモチーフが空間を華麗に彩っています。
約6,000枚を超える花びらと葉のパーツは、ラメ素材の生地に一枚ずつ丁寧に刺繍が施され、手作業で縫い合わされた、繊細かつ華麗な装飾です。
冬の冷たい空気の中でキラキラと輝き、一つの幻想的な空間を演出しています。

写真映えも抜群!高い天井から自然光がさす開放的なアート空間

「初台アート・ロフト」は、公開空地でもあるオープンスペースを活用した展示会場です。


天井が高く、自然光がたっぷり差し込む開放的な空間は、時間帯や季節によって表情を変えます。
朝の柔らかな光、夜の壁面に映る影、そして四季折々の変化が織りなす美しい空間デザインを楽しむことができます。
室内にいながら、開放的なオープンエアのような心地よさを感じられます。
静かに作品を鑑賞したり、オブジェと対話したりと、あなただけの過ごし方を見つけることができるでしょう。


2階ギャラリーでは、木工オブジェ「願いの木 Wishing Tree」と、オリジナルチュチュをまとったバレリーナを展示。
また、1階にある「マドンナの庭園」の花と蔦に囲まれたロマンチックなベンチは、写真撮影スポットとして楽しめます。
ぜひ、お気に入りの場所を見つけて、あなただけの素敵な一枚を撮影してみましょう。

願いの木 Wishing Tree

オリジナルチュチュ:花の精「愛ーAI」

マドンナの庭園

ワークショップで、あなたもクリエイター体験!

展覧会では、「クリエイターたちの集い」を手がけたクリエイティブチームによるワークショップも開催予定。
前回の展示で使用されたストレッチ生地のお花の装飾を再構築し、大木に花を咲かせる参加型イベントとなっています。

刺繍が施された花びらと葉っぱのオリジナルパーツを自由に組み合わせて、空間を彩るオブジェとして新たな大木を生み出しましょう。
詳細は後日ウェブサイトで発表されるので、要チェックです。

展覧会概要

2024年秋 初台アート・ロフト『クリエイターたちの集い』展 -A Celebration for the Creators-

会期:2024年11月13日~2025年2月下旬まで
会場:新国立劇場 1階メインエントランスホールおよび、2・3階ギャラリー
開場時間:8:00~20:00
観覧料:無料

キュレーション:桜井久美(アトリエヒノデ)
インスタレーション:渡邊健斗/青木美穂(IM space lab)
木工オブジェ制作:中村康志
写真撮影:田中亜紀
マネキン製作:株式会社七彩
植栽:株式会社野沢園
小道具:新国立劇場 技術総括課
制作:新国立劇場 情報センター

展示衣裳のご紹介

【展示衣裳】新国立劇場主催公演

オペラ:『ドン・ジョヴァンニ』『カルメン』『道化師』『さまよえるオランダ人』『パルジファル』
バレエ:『眠れる森の美女』
演 劇:『INTO THE WOODS』

オペラ『カルメン』よりカルメンの衣装

オペラ『道化師』よりアルレッキーノ/コロンビーナの衣装

【展示衣裳】こどものためのオペラ劇場

『ジークフリートの冒険』『パルジファルとふしぎな聖杯』

『ジークフリートの冒険』よりローゲと森の小鳥の衣裳

『パルジファルとふしぎな聖杯』より筋肉女

関連情報

初台アート・ロフトについて

「初台アート・ロフト」とは、2019年7月にスタートした新国立劇場内の公開空地(オープンスペース)を活用した展示です。空間全体をアートとしてクリエーションすると同時に、貴重な舞台芸術を文化資産として修繕・保存することにも力を入れています。
新国立劇場は、1997年の開場以来、25年にわたって先駆的な公演も含め、常に世界水準の公演を上演してまいりました。これまでに蓄積した当劇場の財産を活用し、我が国の舞台芸術振興の拠点としてのプレゼンスを高めるプロジェクトを進めています。その一環として舞台美術・衣裳展を定期開催しており、「初台アート・ロフト」を通じて、新国立劇場がいつでも舞台芸術に触れていただけるにぎわいの場になることを目指しています。

引用元:新国立劇場 初台アート・ロフト

新国立劇場のロゴ

新国立劇場

新国立劇場は、オペラ、バレエ、ダンス、演劇という現代舞台芸術のためのわが国唯一の国立劇場として、1997 年秋に開場しました。オペラパレス、中劇場、小劇場の特色ある3つの劇場を有し、年間約250ステージの主催公演を実施しています。オペラ部門は2018年9月に世界的指揮者の大野和士が芸術監督に就任し、世界の主要歌劇場と比肩する水準のオペラ公演を年間およそ10本上演すると共に、高校生のためのオペラ鑑賞教室の実施等を行っています。次代を担うアーティスト育成も新国立劇場の事業の大きな柱の一つであり、オペラ、バレエ、演劇の3つ研修所を擁し、充実した研修を実施しています。

引用元:公式サイト

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イロハニアート編集部

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アートをもっと自由に、もっとたくさんの人に楽しんでもらいたいという想いから生まれたメディア。日々、アートのイロハが分かるコンテンツを配信しています。アイコンは「イロハニくん」。アートのそばに、ひっそりと棲んでいます。

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