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LIFE

2026.10.9

お菓子缶に、光源氏からの花の贈り物。16種類の花をガラス絵で描いた『源氏物語缶』が特別展『源氏物語 王朝のかがやき』会場限定で登場

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おいしく食べたあとも、缶が手元に残って楽しめる。お菓子缶の魅力って、きっとそこにあります。

京都国立博物館で開催中の特別展『源氏物語 王朝のかがやき』。その会場限定で、株式会社ビーディ・ラボの『源氏物語缶』が販売されています。

蓋いっぱいに16種類の花をガラス絵で描いた、なんとも雅な一缶です。

『源氏物語缶』(アーモンドチュイール 4個入り)税込2,800円

『源氏物語 王朝のかがやき』は、京都国立博物館と東京国立博物館が総力を挙げて開催する、史上最大級の「源氏物語展」。

京都国立博物館では約50年ぶり、東京国立博物館では初となる「源氏物語展」で、千年を超えて読み継がれてきた物語とともに生まれ、受け継がれてきた美術の名品が一堂に集結します。

京都会場は2026年11月29日(日)まで、その後2027年1月19日(火)からは東京国立博物館へと巡回。『源氏物語缶』は、この展覧会の会場限定で販売されている特別なお菓子缶です。

16種類の花が咲く蓋面。コンセプトは「光源氏からの花の贈り物」

蓋面には『源氏物語』に登場する16種類の花を描いたガラス絵

缶のデザインテーマは「花」です。『源氏物語』では、登場人物がさまざまな花になぞらえて描かれています。

また平安貴族にとって花は、季節を愛でるだけでなく、大切な人へ想いを伝える贈り物であり、歌にもたびたび詠まれる、暮らしと心に寄り添う存在でした。

そんな物語と花の深い結びつき、そして平安時代の文化から着想を得て、「光源氏が大切な人へ贈る、花の贈り物」というコンセプトが生まれたそうです。


蓋面に咲いているのは、樒(しきみ)、菖蒲(あやめ)、夕顔、紅花(べにばな)、橘(たちばな)、若紫、葵(あおい)、藤袴、撫子(なでしこ)、梔子(くちなし)、蝦蔓(えびづる)、浅葱(あさつき)、芥子(けし)、竜胆(りんどう)、山桜、桐の16種類。

どの花も、登場人物の名前や、衣服の染料、道に咲く花、香りなどとして『源氏物語』に登場するものばかりです。


「夕顔」「若紫」「葵」「藤袴」——こうして並べてみると、花の名前がそのまま帖の名であり、ときに人の名でもあることに改めて気づかされます。

千年前の物語が、花というかたちで缶の上にもう一度咲いている。そう思うと、ただのパッケージを眺めている気がしなくなってきます。

物語のなかでその花の名がどう登場するかに想いを馳せながら見るのが、この缶の正しい楽しみ方なのだと思います。

陶器に絵付けしたような、繊細で上品な仕上がり

技法の面でも凝っています。繊細なガラス絵で描かれた花の美しさを最大限に引き出すため、全面にエンボス加工を施すことができる缶を採用。
缶いっぱいに描かれた花には一つひとつエンボス加工が施され、ガラス絵ならではの透明感と輝きがより印象的に表現されています。

中心には色とりどりの花を生けた花瓶を据え、立体感を持たせることで華やかな存在感を引き出しているのだそう。

光を受けてきらめくガラス絵と、浮かび上がるような立体感。陶器に絵付けをしたような、上品な質感に仕上がっています。

八角形をぐるりと一周する、「屏風に描いた日本の四季」

側面は「屏風に描いた日本の四季」がテーマ

見どころは蓋だけではありません。側面には「屏風に描いた日本の四季」をテーマにしたガラス絵が展開されています。

八角形という缶の構造を活かし、面から面へと季節の景色が移り変わっていく——屏風を広げたときのような、美しい広がりとリズムが生まれる仕掛けです。


春、夏、秋、冬。四季の移ろいとともに物語が進んでいく『源氏物語』の世界観を、缶をぐるりと眺めながら追いかけられる。平面の絵巻でも、置物としての工芸でもない、「八角形の缶」だからこそ成立する見せ方だと思います。

手の中で回して眺める時間そのものが、すでに鑑賞になっているような気がしました。

赤いタッセルに宿る、平安の色

平安貴族の装束や道具の房飾りをイメージした「赤いタッセル」

缶を飾るギミックとして添えられているのが、平安貴族の装束や道具の房飾りをイメージした「赤いタッセル」です。

『源氏物語』には、「紅」や「紅梅」「蘇芳」など、赤色の表現が多く登場します。

物語の華やかさや、登場人物たちの女性らしさを印象づける色として、赤のタッセルが選ばれたのだそう。


房飾りというのは、実用を超えて美意識そのものがかたちになった部分、とも言えそうです。

缶にタッセルをつけるというひと手間に、平安という時代の感覚がすっと差し込まれている。
細部ではありますが、個人的にはここがいちばん好きなポイントでした。

中身は米粉のアーモンドチュイール。グルテンフリーです

米粉を使用して焼き上げたアーモンドチュイール

中に入っているお菓子は、米粉を使用して焼き上げたアーモンドチュイール。チュイールの間には、濃厚なキャラメルチョコレートがサンドされています。

ひと口かじると、心地よい食感とともにアーモンドの香ばしさが口いっぱいに広がり、そこへコク深いキャラメルチョコレートが重なる、香ばしく濃厚でリッチな味わいとのこと。

小麦粉を使わず米粉で仕上げながらも、何より大切にしたのは「おいしさ」と「食感」だそうで、一枚一枚丁寧に焼き上げられています。


缶が美術品のように美しければ美しいほど、中身がおざなりになっていないかは気になるところです。
けれど「米粉だから」ではなく「おいしいから」を起点につくられていると聞くと、安心して蓋を開けられそう。

しかも食べ終わったあとは、この華やかな缶がそのまま手元に残ってくれるわけです。会場で出会えたら、迷わず連れて帰りたい一缶だと思いました。

商品・展覧会情報

◆源氏物語缶(アーモンドチュイール 4個入り)

価格:税込2,800円
販売:特別展「源氏物語 王朝のかがやき」会場限定
※購入個数制限を設けることがございます
※販売状況によって、欠品・完売となる場合もございます
※お取り置きやご予約は承っておりません
※会場内特設ショップのご利用には観覧券が必要です。特設ショップのみのご利用はできません

◆特別展「源氏物語 王朝のかがやき」

<京都会場>
会場:京都国立博物館 平成知新館
住所:〒605-0931 京都府京都市東山区茶屋町527
会期:2026年10月6日(火)〜11月29日(日)
開館時間:9:00〜17:30(金曜日は20:00まで)※入館は閉館の30分前まで
休館日:月曜、10月13日(火)、11月24日(火)※ただし10月12日(月・祝)、11月23日(月・祝)は開館

<東京会場>
会場:東京国立博物館 平成館(東京・上野公園)
住所:〒110-8712 東京都台東区上野公園13-9
会期:2027年1月19日(火)〜3月14日(日)
開館時間:9:30〜17:00(毎週金・土曜日は20:00まで)※入館は閉館の30分前まで
休館日:月曜日 ※ただし2027年2月22日(月)は開館

※両館とも、会期中、一部の作品は展示替を行います。

展覧会公式サイト:特別展「源氏物語 王朝のかがやき」


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イロハニアート編集部

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