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2025.5.9
東京タワー150mの夜空に咲くデジタル花火。 NAKEDが描き出す、移ろいゆく“日本の夏”の風景詩
東京のシンボルである東京タワーの展望台が、またひとつ、夜のアートスペースへと生まれ変わる。
アート集団NAKED, INC.によるプロジェクションマッピングショー『TOKYO TOWER CITY LIGHT FANTASIA ~Summer landscape 2025~』が、5月12日(月)から9月7日(日)まで開催される。
会場は東京タワーのメインデッキ、地上150mに位置する北面フロア。そこに広がるのは、紫陽花、ひまわり、花火——季節の移ろいとともに、日本の夏の情景が音と光で繊細に描かれるアート体験だ。
目次
TOKYO TOWER CITY LIGHT FANTASIA ~Summer landscape 2025~
都会に咲く、幻想の風景
本作のテーマは「日本の夏の原風景」。
雨に濡れて艶やかに揺れる紫陽花が、セミの鳴く夏空へとバトンを渡し、夕暮れに染まる向日葵畑の先に、東京の夜景と重なるように大輪のデジタル花火が咲く。
この詩的な風景は、NAKEDならではの映像演出と、五感を包み込む音響設計によって立体的に浮かび上がる。
都市にいながら自然と季節の美を体感できるのは、まさにNAKEDが創造する「都市×自然×アート」の交差点。展望台という空間が、アートギャラリーさながらに“日本の夏”を映し出す。
夜景と融合するアート体験
『TOKYO TOWER CITY LIGHT FANTASIA』は2014年から続くNAKEDの人気プロジェクト。
東京タワーを舞台に、展望台から望むリアルな夜景と、ガラス面に映し出される映像が重なり、まるで“都市全体が作品”のような没入体験を提供してきた。
今回は、「夏」をモチーフに、映像・音・空間演出をアップデート。季節のうつろいとともに変化するショーの構成は、訪れるタイミングによって異なる表情を楽しめる点も魅力のひとつだ。
アートを日常に溶け込ませるNAKEDの挑戦
演出を手がけるNAKED, INC.は、アート・テクノロジー・エンターテインメントの境界を超える表現集団として、国内外で高い評価を得ている。
東京駅のプロジェクションマッピング『TOKYO HIKARI VISION』や、体験型アート展『NAKED FLOWERS』など、生活空間にアートを取り入れる取り組みで知られる。
今回の東京タワーのプロジェクトは、NAKEDの“アートを日常に届ける”という姿勢を象徴するものだ。観光名所がアートインスタレーションへと変容することで、人々の記憶に残る“風景の一部”となっていく。
『TOKYO TOWER CITY LIGHT FANTASIA ~Summer landscape 2025~』開催概要
開催期間:2025年5月12日(月)〜9月7日(日)
場所:東京タワー メインデッキ(高さ150m)2階北面フロア
時間:
5/12〜6/8 19:00〜22:50
6/9〜7/13 19:30〜22:50
7/14〜8/17 19:00〜22:50
8/18〜9/7 18:30〜22:50
料金:展望料金に含まれる(追加料金なし)
公式サイト:https://www.tokyotower.co.jp
夏の記憶に、新しい“都市の風景”を。
アートと東京の夜景が重なり合うその瞬間を、ぜひ展望台で体験してみてほしい。
■PR TIMES

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