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2025.7.3

【大阪・関西万博】宇宙から帰還したラーメン、ついに公開!「人類みな麺類」の壮大な挑戦

2025年、世界中が注目する大阪・関西万博。その数多あるパビリオンの中で、ひときわ異彩を放つ前代未聞の展示が開催されます。テーマはなんと「宇宙から帰還したラーメン」

ラーメンが、宇宙へ?

誰もが不思議に思うこの壮大なプロジェクトを仕掛けたのは、大阪で行列の絶えない人気ラーメン店「人類みな麺類」。
これは一杯のラーメンに込められた、壮大な夢と科学が融合した挑戦です。

本記事では、2025年7月2日(水)から6日(日)のわずか5日間だけ公開される特別展示「世界初!宇宙に行って帰ってきた『人類みな麺類のらーめん原点』食材」について、ご紹介します。

火星にラーメン屋を出す:壮大なミッション

このプロジェクトの原動力は、UNCHI株式会社が掲げる壮大なミッション「火星にラーメン屋を一番最初に出店する」という途方もない夢です

創業者である松村貴大氏は、10歳の頃に夢見たラーメン屋を24歳で開業。今や大阪を代表する行列店へと育て上げました。そして次なる夢として見据えたのが、人類の新たなフロンティアである「火星」でした。

その第一歩として、2023年、イーロン・マスク氏が率いるSpaceX社のロケット「Falcon 9」に、「人類みな麺類」の看板商品である「らーめん原点」の食材や店舗看板、そしてラーメン鉢の原料となる「陶器の砂」を搭載し、宇宙へと打ち上げたのです。

目的は、強烈な宇宙線や紫外線といった宇宙の過酷な環境が、食材や素材にどのような変化をもたらすのかを調査すること。火星でのラーメン提供という未来に向けた、真剣なデータ収集の一環です。

【展示の見どころ】宇宙から帰還した展示品をチェック!

今回の展示では、宇宙の旅を終えて地球に還ってきた貴重な品々が世界で初めて公開されます。

世界初公開!「らーめん原点」の宇宙食材

とろとろのチャーシュー、極太メンマ、そして麺。宇宙空間を旅したこれらの食材は、一体どんな姿になっているのでしょうか。普段は見ることのできない、宇宙の痕跡が刻まれたかもしれない食材の変容を、その目で確かめることができます。

世界初!宇宙に行った「らーめん原点」の具材世界初!宇宙に行った「らーめん原点」の具材

宇宙を旅した「店舗看板」と「陶器の砂」

日常の象徴である店舗の看板が、宇宙という非日常を経験して帰ってくる。この対比は、見る者に不思議な感動を与えてくれるでしょう。また、後にアート作品へと昇華する「陶器の砂」も必見です。

宇宙のラーメン鉢

本展示のもう一つの核となるのが、宇宙から帰還した「陶器の砂」を用いて作られた、世界に二つとないラーメン鉢です。単なる食材展示に留まらない、日本の伝統工芸と宇宙が融合したアート作品は、万博の目玉の一つと言えるでしょう。

2人の天才陶芸家が作る「宇宙のラーメン鉢」

この特別なプロジェクトには、日本の陶芸界を代表する2人のアーティストが参加。それぞれの哲学と技術で、「宇宙」というテーマに挑みました。

備前焼の巨匠・山根彰正が描く宇宙

備前焼の陶芸家・山根彰正氏は、釉薬を一切使わずに虹色の輝きを放つ「曜変天目(ようへんてんもく)」を焼き上げるという、陶芸の歴史上初の快挙を成し遂げた人物。その技術は平成天皇陛下にも認められ、特別な称号を拝命したほどの巨匠です。

今回、山根氏が手がけたのは、宇宙をテーマにした2つのラーメン鉢。
備前焼の伝統技法とは異なる、ガラスを溶かし込んだ色合いで、壮大な宇宙を表現しています。
曜変天目と今回のラーメン鉢の焼き方は、異なるものです。

・地球から宇宙に抜けるまでのイメージで作ったラーメン鉢
・宇宙をイメージしたラーメン鉢

陶芸家 山根 彰正陶芸家 山根 彰正

新進気鋭の茶人陶芸家・山田翔太の「みたて」の世界

5歳から独学で陶芸を始め、東京を拠点に国内外で活躍する山田翔太氏。彼の作品の魅力は、釉薬の偶発的な流れや色の変化を、ある景色や情景に「みたて」という自由な作陶スタイルにあります。

茶人(宗道)としても活動する山田氏は、その研ぎ澄まされた感性で、宇宙の砂が持つ物語をラーメン鉢の中に描き出しました。鉢の中に広がる景色から、どんな宇宙の物語を「みたて」か。鑑賞者の想像力を掻き立てる、詩的な作品となっています。

陶芸家 茶人 山田 翔太陶芸家 茶人 山田 翔太

プロジェクトの仕掛け人「人類みな麺類」とUNCHI株式会社とは?

この壮大なプロジェクトを率いるUNCHI株式会社は、「ラーメンの力で世界をかえる」をミッションに掲げる企業です。

看板ブランド「人類みな麺類」は、2012年のオープン以来、とろとろの極厚チャーシューと全粒粉入りの自家製麺が人気の醤油らーめん専門店として、大阪で不動の人気を誇ります。

その活動は国内に留まらず、NYやアジア諸国への海外進出、コロナ禍で困窮する飲食店を支援するブランド「じんめん」の展開、さらには戦争下のウクライナへのラーメン炊き出しなど、まさにミッションを体現する活動を世界規模で行っています。

一杯のラーメンから始まった夢が、国境を越え、ついには大気圏を突破したのです。

人類みな麺類のらーめん原点らーめん原点

週末の人類みな麺類 行列の様子週末の人類みな麺類 行列の様子

人類みな麺類 創業者 松村貴大からのコメント

UNCHI株式会社 代表取締役:松村 貴大UNCHI株式会社 代表取締役:松村 貴大

皆さん!はじめまして。私は10歳の頃にらーめん屋を開業することを夢⾒て、24歳で開業することができました。そして約10年の⽉⽇が流れ、今は「⽕星にラーメン屋を⼀番最初に出店する」事を夢⾒て⽇々活動中です。最近は海外進出も次々に進んでおり、今回、⼤阪・関⻄万博での展示の夢も叶いました!UNCHI株式会社は「ラーメンの⼒で世界をかえる」というミッションを達成するべく、今後もラーメンの可能性を追求し続けます。人類に麺類を。

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一杯のラーメンから宇宙へ。夢とロマンを万博で体感しよう

「人類みな麺類」の宇宙プロジェクトは、ただ奇抜なだけのイベントではありません。
それは、「食」「科学」「アート」「夢」が交差する、壮大な物語です。

火星にラーメン屋を開くという大きな夢に向かう情熱。宇宙が物質に与える影響を探る科学的探究心。そして、日本の伝統技術が宇宙という未知と融合して生まれた、唯一無二のアート。

このすべてが詰まった特別展示は、大阪・関西万博の中でも忘れられない体験となるはずです。一杯のラーメンから始まった夢が、宇宙、そして万博へと繋がった奇跡の物語を、ぜひその目で確かめてみてください。

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イロハニアート編集部

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アートをもっと自由に、もっとたくさんの人に楽しんでもらいたいという想いから生まれたメディア。日々、アートのイロハが分かるコンテンツを配信しています。アイコンは「イロハニくん」。アートのそばに、ひっそりと棲んでいます。

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