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2026.4.26
モネ没後100年【箱根・ポーラ美術館】「あたらしい目 ― モネと21世紀のアート」6月17日開幕!
アジア最大のモネ・コレクションを擁するポーラ美術館(箱根)が、2026年最大規模の特別展を開催します。「あたらしい目 ― モネと21世紀のアート」は、印象派の巨匠クロード・モネの没後100年と、ポーラ美術館の開館25周年を記念した展覧会です。2026年6月17日(水)から約10ヶ月間にわたり開催されます。
目次
奇跡のコレクション19点、全作公開
ポーラ美術館が所蔵するモネの油彩画は19点。日本はもとよりアジアでも随一の規模と質を誇るこのコレクションが、本展ではすべて一挙公開されます。
1870年代のセーヌ河沿いの風景から、旅先のノルマンディーやヴェネツィア、そして晩年の「睡蓮」連作まで、モネの画業の変遷をまるごと体感できる機会はなかなかありません。《睡蓮の池》(1899年)、《ルーアン大聖堂》(1892年)、《セーヌ河の日没、冬》(1880年)など、教科書でも知られる名品が箱根の森の中で一堂に会します。
100年を超えた「対話」が始まる
アローラ&カルサディーラ《Graft》2021年、《Penumbra》2020年、展示風景:「Antille」ギャラリー・シャンタル・クルーセル、パリ、2022年、 撮影:Martin Argyroglo
本展の最大の見どころは、モネの絵画と、国内外18組の現代作家たちの作品が「創造的な対話」として並ぶ点です。美術史的な比較展示ではなく、まるで時代を超えたアーティスト同士が会話するように作品が配置されます。
モネ《睡蓮の池》× ノエミ・グダル
ノエミ・グダル、展示風景:「And yet it still moves」エーデル・アサンティ、ロンドン、2025年、撮影:Tom Carter ©Noémie Goudal Courtesy of the artist and Edel Assanti
モネが自ら設計したジヴェルニーの庭=人工の楽園を題材にした名作と、3億年前の植生をジオラマで再現したフランス人作家グダルの「デルタ」シリーズが対峙します。どちらも「人工の風景」を主題にしながら、向かう先はまるで異なります。モネは自然美の再構築へ、グダルは知覚の不確かさへと。
モネ《セーヌ河の日没、冬》× フェリックス・ゴンザレス=トレス
クロード・モネ《セーヌ河の日没、冬》1880年、ポーラ美術館
最愛の妻カミーユを失ったモネが描いた冬の河、その静謐な喪失感に呼応するのが、亡き恋人の体重と同量のキャンディを積み上げたゴンザレス=トレスのインスタレーションです。青いキャンディを流れる氷塊に、電球を沈む夕陽に見立てるという展示構成は、詩的で胸に迫ります。
モネ《花咲く堤、アルジャントゥイユ》× タオ・グエン・ファン
ー フェリックス・ゴンザレス=トレス《「無題」(マルセル・ブリアンの肖像)》1992年、ポーラ美術館
クロード・モネ《花咲く堤、アルジャントゥイユ》1877年、ポーラ美術館
タオ・グエン・ファン《Becoming Alluvium》2019年、Produced by the Han Nefkens Foundation Courtesy of the artist
産業化するセーヌ河沿いの風景を描いたモネの絵画に、ベトナムのダム決壊事故と生態系破壊を詩的に描くタオ・グエン・ファンの映像が向き合います。自然と文明の衝突という普遍的なテーマが、100年の時を超えて浮かび上がります。
モネ《ルーアン大聖堂》× スーメイ・ツェ
スーメイ・ツェ《Gewisse Rahmenbedingungen 3 (Altes Museum,Villa Farnesina, Villa Adriana)》(部分)2015-2017年 ©sumeitse
光の変化によって刻々と表情を変える大聖堂を描き続けたモネの連作。同じ主題を異なる時間・天候のもとで繰り返し見つめたモネの「まなざし」に共鳴するのが、ルクセンブルク出身のスーメイ・ツェです。彼女の映像作品では、ジャグラーの手の上で転がるガラスの球体に壮麗な建築が映し出され、反転・回転するたびに像が組み替えられていきます。固定された視点などない、という問いかけは、見るたびに異なる光を捉えたモネの姿勢と深く響き合います。
没入感あふれる大規模展
本展のスケールは展示室にとどまりません。美術館のロビー、アトリウム ギャラリー、そして周囲の森の遊歩道までを舞台に、大規模なインスタレーションが展開されます。
中谷芙二子による霧の彫刻が箱根の森を包み込んだり、花畑のような色鮮やかなインスタレーションが出現したり。そのスケール感は、ポーラ美術館の25年の歴史の中でも特別なものになりそうです。
さらに、ルーカス・アルーダ、ノエミ・グダル、今坂庸二朗、ダニエル・スティーグマン・マングラネなど、国際的に活躍しながらも日本の美術館では初紹介となる作家が多数含まれています。また、スーメイ・ツェによるモネゆかりの地(サン=ラザール駅、エトルタの海、ルーアン大聖堂など)を題材にした新作も本展のために制作中。世界初公開となる作品が複数登場する予定です。
新収蔵作品も初公開
ポーラ美術館は2015年より現代美術コレクションの拡充を進めてきました。本展ではその成果として、フェリックス・ゴンザレス=トレスのキャンディ・インスタレーション、ロニ・ホーンの写真とテキストによる作品、スーメイ・ツェの大型コミッション作品など、新たに収蔵した作品が初めて公開されます。
クロード・モネとは
クロード・モネ(1840-1926)はフランス生まれ。光と大気の変化を捉えるために戸外で制作を続け、明るい色彩の素早い筆触によって印象派の中心的な存在となりました。晩年はジヴェルニーに移り住み、自ら庭に池を造り、睡蓮を植えた「水の庭」を造成。以後、生涯をかけて水面の光の変化を描き続けました。その「睡蓮」連作は、20世紀以降の絵画にも多大な影響を与え続けています。
展覧会詳細
◆モネ没後100年・開館25周年記念「あたらしい目 ― モネと21世紀のアート」
会期: 2026年6月17日(水)― 2027年4月7日(水) 会期中無休
※12月1日(火)は休館
会場: ポーラ美術館(神奈川県足柄下郡箱根町仙石原小塚山1285)
展示室1・2・4、アトリウム ギャラリー、ロビー、森の遊歩道
主催: 公益財団法人ポーラ美術振興財団 ポーラ美術館
同時開催:コレクション・シネマ:クリスチャン・マークレー、ゲルハルト・リヒター(展示室3)/セザンヌ・レジェンド(展示室5)
※関連プログラムの詳細は、決まり次第ポーラ美術館公式サイトにてお知らせされます。
【PR TIMES】モネ没後100年・開館25周年記念「あたらしい目 ― モネと21世紀のアート」展 箱根、ポーラ美術館にて6月17日(水)より開催
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000168.000026617.html
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