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EVENT

2026.5.1

東京の夜が“光のアートパーク”に。「TOKYO LIGHTS 2026」土屋太鳳が公式アンバサダーに就任、落合陽一の新作や日本初上陸《GAIA》も登場!

東京の夜を舞台に、光・映像・テクノロジーが交差するクリエイティブな祭典「TOKYO LIGHTS 2026」が、2026年5月23日(土)から5月31日(日)まで開催される。会場は、都庁第一本庁舎 都民広場および西新宿エリア。都市そのものを巨大なキャンバスに見立て、世界中のクリエイターによるプロジェクションマッピングや、国内外のアーティストによる光のインスタレーションが東京の夜を彩る。

今回、俳優の土屋太鳳が公式アンバサダーに就任することが決定。さらに、小橋賢児が総合演出を手がける光のアートパーク「Light Art Park」では、落合陽一の新作や、日本初上陸となるルーク・ジェラムの《GAIA》など、全12作品のラインアップが発表された。

TOKYO LIGHTS 2026TOKYO LIGHTS 2026

光によって“見えない東京”を可視化する「Visible TOKYO」

「TOKYO LIGHTS 2026」のコンセプトは「Visible TOKYO」。都市・自然・感情・つながり・創造力といった、普段は目に見えにくい東京の要素を、光のアートとして可視化する試みだ。

会場では、東京の都市構造や人の流れを光で表す「Visible CITY」、自然の呼吸や生命の微細な動きを感じさせる「Visible NATURE」、人々の感情や記憶を映し出す「Visible HEART」、都市と自然、人と都市をつなぐ「Visible CONNECTION」、そして参加型・体験型の表現によって想像力を刺激する「Visible IMAGINATION」という5つのテーマが展開される。

単なるライトアップイベントではなく、都市を読み替えるメディアアートの祭典として楽しめるのが本イベントの大きな魅力だ。

新宿中央公園に出現する「Light Art Park」

TOKYO LIGHTS 2026を構成する5つの「Visible」TOKYO LIGHTS 2026を構成する5つの「Visible」

西新宿エリアの新宿中央公園には、期間限定で光のアートパーク「Light Art Park」が登場する。総合演出を務めるのは、大阪・関西万博をはじめ、数々の大型イベントや国際的フェスティバルを手がけてきた小橋賢児。

「Light Art Park」では、「Visible CITY」「Visible NATURE」「Visible HEART」「Visible CONNECTION」の4つのテーマを軸に、国内外のアーティストによる光の作品が点在する。来場者は夜の公園を歩きながら、都市の記憶、自然の循環、人と人のつながり、感情の残像といった多層的なテーマを、光の体験として味わうことができる。

入場無料・事前申込み不要で楽しめる点も魅力。アート鑑賞に慣れていない人でも、散歩をするように作品と出会える開かれたアート空間となりそうだ。

日本初上陸の《GAIA》、宇宙から地球を眺める没入体験

『GAIA』(Visible HEART:芝生広場(東))/Luke Jerram/イギリス Courtesy of Light Art CollectionPhoto (c) R.o.R Festival & Ana Rojc

注目作のひとつが、イギリスのアーティスト、ルーク・ジェラムによる《GAIA》。直径約7メートルの巨大な地球型インスタレーションで、日本初上陸となる。

NASAが提供する高精細な地表データをもとに制作された本作は、まるで宇宙空間から地球を眺めているかのような没入感をもたらす作品だ。美しい地球の姿を前に、私たちは自分自身の存在や、地球という惑星との距離感をあらためて意識することになるだろう。

作品は「Visible HEART」のエリアに登場予定。宇宙規模の視点から、人間の感情や記憶、そして地球へのまなざしを呼び起こすような体験が期待できる。

落合陽一の新作インスタレーションも登場

『リキッドユニバース:蒼氓蟲譜/Liquid Universe: Sōbō Chūfu — An Unclassifiable Entomologia of the Luminous Swarm』 (Visible CONNECTION:眺望のもり)/落合陽一/日本『リキッドユニバース:蒼氓蟲譜/Liquid Universe: Sōbō Chūfu — An Unclassifiable Entomologia of the Luminous Swarm』 (Visible CONNECTION:眺望のもり)/落合陽一/日本

日本からは、落合陽一による新作《リキッドユニバース:蒼氓蟲譜 / Liquid Universe: Sōbō Chūfu — An Unclassifiable Entomologia of the Luminous Swarm》が登場する。

本作は、蛍や夜光虫、LEDといった自然と都市に存在するさまざまな“光”を、4メートルの光柱の中に重ね合わせるインスタレーション。計算機自然によって生成され続ける映像の中で、自然と人工、生命とテクノロジーの境界がゆるやかに曖昧になっていく。

落合が継続的に取り組んできた、物質性、変換、計算機による自然観といったテーマが、都市の夜という公共空間の中でどのように立ち上がるのか。メディアアートファンにとっても見逃せない作品となる。

人と人のつながりを光に変える参加型作品《Embrace》

『Embrace』(Visible CITY:ファンモアタイム広場)/Beamhacker/オーストラリア『Embrace』(Visible CITY:ファンモアタイム広場)/Beamhacker/オーストラリア

オーストラリアのBeamhackerによる《Embrace》は、来場者の参加によって完成するインスタレーションだ。周囲に並んだ人型のシルエットと手をつなぐことで、光の波紋が連鎖するように広がっていく。

作品の中で重要になるのは、鑑賞者の身体とコミュニケーション。見るだけではなく、誰かとつながることで作品が変化していく構造は、「光のアート」をより身体的な体験へと変えてくれる。

都市の中で失われがちな人と人との関係性を、光の波紋として可視化する本作は、「TOKYO LIGHTS 2026」が掲げる“つながり”のテーマを象徴する作品のひとつといえるだろう。

都市の記憶を映し出す《Visible TOWER》

『Visible TOWER』(Visible CITY:ファンモアタイム広場)/V_T(ヴィ・ティー)/日本『Visible TOWER』(Visible CITY:ファンモアタイム広場)/V_T(ヴィ・ティー)/日本

《Visible TOWER》は、「Visible CITY」を象徴するタワー型インスタレーション。V_T(YAMACHANG / Kenji Kohashi / Naoya Murayama)による作品で、街を行き交う人々の記憶や日々の営みを“光の記憶”として刻み、可視化する。

昼は周囲の街や人を映す鏡のように存在し、夜になるとAIによってコラージュされた街の記憶がLEDビジョンに現れる。作品の中を実際に通り抜けながら、都市が蓄積してきた時間や気配を感じられる点も特徴だ。

建築、映像、彫刻、AI表現が重なり合う本作は、西新宿という都市空間そのものを作品の一部として取り込んでいく。

大阪・関西万博のレガシー作品も展示

『INTER-WORLD/Cocooner: Apparent motion of celestial bodies』(Visible NATURE:花のもり)/奥中章人/日本『INTER-WORLD/Cocooner: Apparent motion of celestial bodies』(Visible NATURE:花のもり)/奥中章人/日本

奥中章人による《INTER-WORLD/Cocooner: Apparent motion of celestial bodies》は、大阪・関西万博公式プログラムとして展示された作品。空気・水・太陽の相互作用によって起こる地球の現象を増幅する、柔らかな彫刻作品だ。

来場者は作品の中に入り、光の色に包まれる“繭”のような空間を体験できる。自然の循環や、人間と環境との関係性を感覚的に問いかける本作は、光の美しさだけでなく、私たちが世界とどうつながっているのかを考えさせる作品でもある。

世界の映像作家が競う「1minute Projection Mapping Competition」

「TOKYO LIGHTS 2026」では、世界的なプロジェクションマッピング国際大会「1minute Projection Mapping Competition」も開催される。

2012年に始まった同大会は、日本発のプロジェクションマッピング国際大会として、世界中のトップクリエイターから若手作家までが参加する映像表現の祭典。1分から1分59秒の映像作品で世界一を競う、短くも濃密な映像表現の場だ。

2026年の制作テーマは「Dialogue / 対話」。世界65の国と地域から412組のエントリーが寄せられ、選考を通過したファイナリストたちがグランプリを競う。国や言語を越えて、映像と光による“対話”が都庁舎を舞台に繰り広げられる。

土屋太鳳が公式アンバサダーに就任

土屋太鳳土屋太鳳

「TOKYO LIGHTS 2026」の公式アンバサダーには、俳優の土屋太鳳が就任。広報活動のほか、5月31日(日)に開催されるグランドフィナーレにも登場予定だ。

土屋は、2022年に初めて「TOKYO LIGHTS」に出会い、「異世界を旅したような体験」に感動したという。プロジェクションマッピングや光のアートについて、「人を繋ぎ時代を繋ぎ、もしかしたら宇宙とも繋がるかもしれない」とコメントしており、イベントが持つ祝祭性や未来への広がりを象徴する存在となりそうだ。

東京の夜に、光で描かれるもうひとつの都市

「TOKYO LIGHTS 2026」は、光のエンターテインメントでありながら、都市、自然、記憶、感情、テクノロジーをめぐるアートイベントでもある。

新宿の夜に出現する「Light Art Park」では、地球を見つめる巨大インスタレーションから、AIが都市の記憶を映し出す作品、人と人のつながりで変化する参加型作品まで、多様な光の表現に出会うことができる。

日常の風景として見慣れた西新宿が、光によってまったく別の姿を見せる9日間。東京という都市を、アートの視点からもう一度見つめ直す機会になりそうだ。

開催概要

TOKYO LIGHTS 2026

会期:2026年5月23日(土)〜5月31日(日)
会場:都庁第一本庁舎 都民広場、西新宿エリア(新宿中央公園ほか)
主催:プロジェクションマッピング国際アワードTOKYO実行委員会
共催:東京都
後援:新宿区
料金:無料
公式サイト:https://tokyolights.jp

プロジェクションマッピング国際大会「1minute Projection Mapping Competition」

作品上映:2026年5月23日(土)・5月24日(日)
作品上映/表彰式:2026年5月30日(土)
グランドフィナーレ:2026年5月31日(日)
会場:都庁第一本庁舎 都民広場
※鑑賞エリアは事前申込み制。定員に達し次第受付終了。

Light Art Park

会期:2026年5月23日(土)〜5月31日(日)
会場:新宿中央公園
料金:無料
事前申込み:不要

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イロハニアート編集部

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アートをもっと自由に、もっとたくさんの人に楽しんでもらいたいという想いから生まれたメディア。日々、アートのイロハが分かるコンテンツを配信しています。アイコンは「イロハニくん」。アートのそばに、ひっそりと棲んでいます。

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