LIFE
2024.10.7
【泊まるアート】東京で日本美術に包まれる夜:パークホテル新アーティストルーム「伝統模様」オープン
芸術の秋、東京の中心地で日本の美意識を体感できる特別な宿泊体験が始まります。パークホテル東京で、パラリンアートアーティストKOTO氏が手掛ける新しい「アーティストルーム 伝統模様」が2024年10月にオープン。
ホテルの客室そのものがアートとなった世界に一つだけのお部屋で素敵なホテルステイをしませんか?
アートと宿泊が融合する唯一無二の空間
パークホテル東京が展開する「アーティスト・イン・ホテル」プロジェクトは、アーティストが実際にホテルに滞在し、そこで得たインスピレーションを基に客室をキャンバスに見立てて制作するユニークな取り組みです。今回誕生した「伝統模様」ルームは、このプロジェクトの新たな傑作といえるでしょう。
部屋全体が一つの芸術作品
34階3418号室に位置する「伝統模様」ルームは、KOTO氏が2024年8月19日から9月16日にかけて制作しました。室内の壁面や天井、さらにはクローゼットやバスルームまでもが、日本の伝統的な模様で彩られています。
特に注目すべきは、大きく描かれた三つの束ねられた熨斗(のし)模様です。これは人と人との繋がりを象徴する縁起の良い模様で、その中にさらに様々な縁起の良い模様が描き込まれています。健康、良縁、長寿、事業拡大、学業成就など、日本人の生活に根ざした願いが、美しい図案として表現されています。
アーティストKOTO氏について
石川県在住のKOTO氏は、「楽しんで描く」をモットーに制作活動を行っています。パラリンアート世界大会2018で準グランプリを受賞するなど、その才能は高く評価されています。多くの作品が着彩後に点で装飾されるという独特の技法も、KOTO氏の特徴です。
主な実績としては、大相撲力士の炎鵬関の化粧まわしデザインや、渋谷スクランブルスクエア内の壁画デザインなど、幅広い分野で活躍しています。
アーティストルーム 伝統文様 について
宿泊詳細
部屋番号:34階 3418号室(アーティストルームクイーン)
- 価格:1室2名様 75,000円(税金・サービス料込み、変動制)
- 予約方法:パークホテル東京公式ウェブサイト、各種オンライン予約サイト、または電話
パークホテル東京について
汐留メディアタワーの25階から34階に位置するパークホテル東京は、東京タワーや富士山を望む絶景が魅力です。268室ある客室のうち、42室が「アーティストルーム」として、日本の美意識を体現しています。
ホテル内には400点以上のアートが展示され、呈茶や絵画体験などのアートイベントも定期的に開催。アートを通じて日本文化を発信するプラットフォームとしての役割を果たしています。
パラリンアートの取り組み
「伝統模様」ルームの誕生は、一般社団法人障がい者自立推進機構が行うパラリンアートの取り組みとのコラボレーション第2弾です。パラリンアートは、障がいのあるアーティストの作品を企業や個人に提供し、作者に報酬を支払う活動を行っています。
この取り組みは、障がいのある方々の社会参加と経済的自立を推進する重要な役割を果たしています。アートを通じて、社会保障費に依存せず自立を目指す新しい形の支援として注目されています。
日本の伝統美と現代アートが融合した「伝統模様」ルーム。東京滞在の思い出に、あるいは特別な記念日に、唯一無二の空間で日本の美意識を体感してみてはいかがでしょうか。芸術の秋、パークホテル東京で日本の美を感じる特別な一夜をお過ごしください。
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アートをもっと自由に、もっとたくさんの人に楽しんでもらいたいという想いから生まれたメディア。日々、アートのイロハが分かるコンテンツを配信しています。アイコンは「イロハニくん」。アートのそばに、ひっそりと棲んでいます。
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