LIFE
2026.4.17
薬草で描く”人体地図” アート×薬草×地域文化「ハーブマン引っ越しプロジェクト」始動
全長25メートルの人型ランドスケープアート《ハーブマン》。2026年春、土地から土地へ旅を続けたハーブマンが、薬草とゆかりの深い三重県多気町に拠点を定め、食と癒やしの複合リゾート「VISON[ヴィソン]」を舞台に、アート・薬草・地域文化が交差するプロジェクトを始動始動します。
目次
人のかたちをした、巨大な"生きる薬草図鑑"
《ハーブマン》は、ランドスケープデザイナー/アーティストの団塚栄喜氏が手掛ける代表作です。両手両足を大きく広げた全長約25メートルもの人型のランドスケープアートで、頭・胸・腹・手足など身体の各部位に対応する効能を持つハーブや薬草が植えられています。
「どこが悪いか」を見て、その箇所に効果がある薬草がわかる——まるで体験型の"ハーブの辞典"のような存在です。視覚・嗅覚・体感を通じて、身体と植物のつながりを自然と学べるのが、この作品の最大の魅力といえるでしょう。
全国を旅してきたハーブマンが、多気町に"拠点"を定める
新潟県十日町市 大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ(2009年7月)
虎ノ門 MORI TORUST GARDEN TORA4(2013年4月)
北九州未来創造芸術祭 ART for SDGs(2021年4月)
《ハーブマン》はこれまで、サーカスのように土地から土地へと"旅"をしながら、その地域固有の植物や文化を取り込み、姿を変えてきた移動型プロジェクトです。
2009年の新潟県十日町市「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ」を皮切りに、大分・福岡・渋谷・虎ノ門・前橋など、全国各地のアートフェアや芸術祭を巡ってきました。そのハーブマンが次の拠点として選んだのが、三重県多気町です。
多気町は、江戸時代の本草学者・野呂元丈を輩出するなど、古くから薬草と深いゆかりを持つ土地。その歴史と文化を背景に、「薬草の物語」を次世代へと"体験"として継承することが、本プロジェクトの目的です。
町民と一緒につくる、地域の未来
本プロジェクトのユニークな点は、薬草の植え付け作業を多気町民参加型で行うことです。
4月13日・14日には、VISONのスウィーツ ヴィレッジ前にて植え付け作業が実施されました。両日ともアーティストの団塚氏も参加し、町民一人ひとりが地域資源を再認識し、自分たちの手で地域の未来をつくる実感を得られる機会となりました。
「つくる」「育てる」「伝える」——その一連のプロセスそのものが、このプロジェクトの最大の価値です。自分たちの手でつくり上げたハーブマンが、やがて新たな観光資源として全国・世界へ発信されていく姿を想像するだけで、わくわくしてきます。
カフェ併設で、ハーブの効能を身体で体験
《ハーブマン》にはカフェも併設される予定です。作品を運んできたコンテナがそのままカフェスペースとなり、ハーブマンで採れるハーブを使ったハーブティーやハーブビールなどを提供。アートを鑑賞しながら、薬草の恵みを実際に身体で感じられるという、VISONならではの体験が楽しめます。今後はハーブにまつわるワークショップも予定されており、さらなる展開が期待されます。
4月29日(水・祝)はお披露目会
完成したハーブマンのお披露目会は、4月29日(水・祝)11:00からスウィーツ ヴィレッジ前にて開催されます。アーティスト・団塚栄喜氏の登壇をはじめ、ハーブ摘み取り体験のデモンストレーション、カフェメニューの試飲会、フォトセッションなど、盛りだくさんの内容が予定されています。
春の多気町を訪れ、生きたアートと薬草文化の融合を、ぜひ五感で体験してみてください。
アーティスト紹介|団塚栄喜(EIKI DANZUKA)
1963年大分県生まれ。桑沢デザイン研究所を経て、美術家・関根伸夫氏に師事。人体・大地・植物を重ね合わせながら、人間と自然の関係性を風景として可視化するランドスケープデザイナー/アーティストとして、国内外で活躍する。多摩美術大学客員教授、東京藝術大学非常勤講師。都市景観大賞、グッドデザイン賞、英国D&AD Awardなど多数受賞。
イベント詳細
◆ハーブマン完成お披露目会
日時:2026年4月29日(水・祝)11:00〜
場所:スウィーツ ヴィレッジ前(VISON内)
内容:主催者・来賓挨拶 / アーティスト登壇 / ハーブ摘み取り体験デモ / カフェメニュー試飲会 / フォトセッション
【VISON[ヴィソン]】
所在地:三重県多気郡多気町ヴィソン672番1
アクセス:伊勢自動車道「多気ヴィソンSIC」直結 / 紀勢自動車道「勢和多気IC」より1分
公式サイト:https://www.vison.jp
【PR TIMES】古くから薬草と深いゆかりのある多気町に、“人型のランドスケープアート”誕生!人型をした巨大なハーブ畑がVISONに登場
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000116.000100235.html
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アートをもっと自由に、もっとたくさんの人に楽しんでもらいたいという想いから生まれたメディア。日々、アートのイロハが分かるコンテンツを配信しています。アイコンは「イロハニくん」。アートのそばに、ひっそりと棲んでいます。
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