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LIFE

2026.9.18

【池袋・渋谷】『今 敏 生誕祭 2026』10月9日開幕。甦る名作5作品と、Q-TAのコラージュが祝う誕生月

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池袋HUMAXシネマズ、渋谷HUMAXシネマにて、2026年10月9日(金)から『今 敏 生誕祭 2026』が開催される。アニメーション監督・今 敏の誕生月である10月に合わせた特別イベントだ。

マッドハウス制作の劇場アニメーション4作品とTVシリーズ1作品を上映し、豪華ゲストを招いたトークイベントや、生誕祭限定グッズが並ぶポップアップショップもあわせて展開。メインビジュアルは前回に続き、コラージュアーティストのQ-TAが手がける。

『今 敏 生誕祭 2026』メインビジュアル(デザイン:Q-TA)
©1997 MADHOUSE ©2001 千年女優製作委員会 ©2003 今敏・マッドハウス/東京ゴッドファーザーズ製作委員会 ©今 敏/株式会社マッドハウス/「妄想代理人」製作委員会 ©2006 MADHOUSE / Sony Pictures Entertainment (Japan) Inc.

10月12日生まれの監督を、スクリーンで祝う

今 敏(こん さとし/1963–2010)は北海道出身。武蔵野美術大学造形学部視覚伝達デザイン学科の卒業生で、在学中の1985年にちばてつや賞を受賞し、マンガ家としてデビューしている。

1990年以後は劇場用作品を中心に、美術設定やレイアウトの担当としてアニメーションの世界でも活躍。
1998年公開の映画「PERFECT BLUE」で初監督を務め、その後「千年女優」(2002年)、「東京ゴッドファーザーズ」(2003年)、「パプリカ」(2006年)を発表し、世界各国の映画賞を受賞した。

2004年にはTVアニメ「妄想代理人」、2007年には短編アニメ「オハヨウ」を制作。
2010年8月24日、膵臓癌のために急逝した。享年46歳。

今 敏

今 敏の作品を観ていていちばん驚かされるのは、物語そのものよりも「切り替わり方」だと思っている。
カットとカットのつなぎ目で、現実と虚構がするりと入れ替わってしまう、あの手つき。
視覚伝達デザインを学び、マンガ家としてコマとコマの“間”を設計してきた人だと知ると、あの編集の切れ味にも合点がいく。

5作品をまとめてスクリーンで浴びられる機会は、そう多くない。

「妄想代理人」オールナイトから、誕生日当日の「パプリカ」へ

上映は池袋と渋谷の2会場に分かれている。
10月9日(金)は池袋HUMAXシネマズで、TVシリーズ「妄想代理人」のオールナイト一挙見上映(BD上映)。
10月10日(土)は同じく池袋で、「PERFECT BLUE」4Kリマスター版(R-15)、「千年女優」4Kデジタルリマスター版、「東京ゴッドファーザーズ」4Kリマスター版。
そして10月12日(月・祝)は渋谷HUMAXシネマで「パプリカ」4Kリマスター版が上映される。

この日は今 敏監督の誕生日当日にあたる。なお、両劇場ともに2Kでの上映となる。

「妄想代理人」©今 敏/株式会社マッドハウス/「妄想代理人」製作委員会

デビュー作「PERFECT BLUE」は、アニメーション映画初の本格的なサイコ・サスペンスとして海外の映画祭で好評を博した一作。
劇中劇を交えながら、虚構と現実、夢と幻、そしてサイバー・スペースが「だまし絵」のように複雑に絡み合っていく。

この「だまし絵」という言葉こそ、今 敏の作品世界を貫く鍵なのだと思う。

古びた鍵が記憶の扉を開く「千年女優」、他人の夢に潜り込む「パプリカ」——どれも、画面のどこからが現実なのかを、静かに観客へ委ねてくる。

「PERFECT BLUE」(R-15)©1997 MADHOUSE

「千年女優」©2001 千年女優製作委員会

「東京ゴッドファーザーズ」©2003 今 敏・マッドハウス/東京ゴッドファーザーズ製作委員会

「パプリカ」©2006 MADHOUSE / Sony Pictures Entertainment (Japan) Inc.

作品の「内側」にいた人が語る

イベント上映となる3作品(「妄想代理人」/「PERFECT BLUE」/「パプリカ」)にトークが付く(登壇はいずれも予定)。

10月9日(金)の「妄想代理人」一挙見上映は22:00に上映開始で、その前にトークイベントを実施。
ゲストは鷺月子役の能登麻美子と、マロミ役の桃井はるこ。

鷺月子 役:能登麻美子さん鷺月子 役:能登麻美子さん

マロミ 役:桃井はるこさんマロミ 役:桃井はるこさん

10月10日(土)11:30開始の「PERFECT BLUE」は上映後にトークイベントがあり、霧越未麻役の岩男潤子と、脚本の村井さだゆきが登壇する。

霧越未麻 役:岩男潤子さん霧越未麻 役:岩男潤子さん

PERFECT BLUE脚本: 村井さだゆきさんPERFECT BLUE脚本: 村井さだゆきさん

10月12日(月・祝)12:30開始の「パプリカ」も上映後で、ゲストはパプリカ/千葉敦子役の林原めぐみ。

パプリカ/千葉敦子 役:林原めぐみさんパプリカ/千葉敦子 役:林原めぐみさん

作品の「内側」にいた人の言葉を、上映の余韻が消えないうちに聞ける——これはなかなか贅沢な体験だと思う。

なお「PERFECT BLUE」はR-15指定作品で、一部過激なシーンがあるため鑑賞には注意が必要だ。
作品ごとに上映前・上映後とイベントのスケジュールが異なる点にも気をつけたい。

メインビジュアルは、コラージュアーティストのQ-TA

Q-TA

生誕祭を彩るメインビジュアルを手がけるのは、前回と同じくコラージュアーティストのQ-TA。

アートディレクター/デザイナー/コラージュアーティストとして、シュルレアリスムを独自の解釈で表現するファッション性の高いポップなコラージュ&ビジュアル作品を発表し、世界的に有名なアパレルブランドとのビジュアルコラボレーションをはじめ、さまざまな広告媒体に作品を提供してきた。


音楽や書籍のジャケット、装画の仕事も多く、back number「Grateful Yesterdays Tour 2026」のツアービジュアル、緑黄色社会「Channel U」、Vaundy「Tokimeki」などのジャケットワーク、東野圭吾「沈黙のパレード」をはじめとする著名作家の本の装画などを数多く手掛けている。

2024年の今 敏生誕祭のメインビジュアルも担当した。


コラージュという技法そのものが、今 敏の映画によく似ている——ビジュアルを眺めながら、そんなことを考えた。既にあるイメージを切り取り、並べ替え、継ぎ目のところで意味をひっくり返す。

監督が編集でやっていたことを、Q-TAは一枚の平面でやっている。
生誕祭のビジュアルにこの人が起用され続けている理由は、たぶんそのあたりにあるのだろう。


ポップアップショップ、限定グッズ、オリジナルドリンクも

池袋HUMAXシネマズ

渋谷HUMAXシネマ

上映と並行して、両劇場ではポップアップショップが開催される。
期間は10月9日(金)から11月15日(日)まで。Tシャツなどのオリジナルグッズや、特典付オリジナルドリンクが販売される(協力:サンプラス、SEVESKIG)。

このほか入場者プレゼントも予定されている。グッズなどの詳細は後日発表とのことなので、続報を待ちたい。

1か月以上にわたるポップアップの会期を見るに、これは「一日限りの追悼」ではなく、秋のあいだ続く「祝祭」として設計されているのだと感じる。

10月12日、渋谷のスクリーンで「パプリカ」を観る——それはきっと、かなり特別な誕生日になるはずだ。

開催概要

◆今 敏 生誕祭 2026

会期:2026年10月9日(金)~ ※ポップアップショップは11月15日(日)まで
会場:池袋HUMAXシネマズ/渋谷HUMAXシネマ
主催:株式会社ヒューマックスエンタテインメント

【上映日程】
・10月9日(金)池袋HUMAXシネマズ「妄想代理人」オールナイト一挙見上映 ※BD上映
・10月10日(土)池袋HUMAXシネマズ「PERFECT BLUE」4Kリマスター版(R-15)/「千年女優」4Kデジタルリマスター版/「東京ゴッドファーザーズ」4Kリマスター版
・10月12日(月・祝)渋谷HUMAXシネマ「パプリカ」4Kリマスター版
※両劇場ともに2Kでの上映

【料金】
通常上映(「千年女優」「東京ゴッドファーザーズ」):1,700円均一
イベント上映:3,500円 ※各イベント共通
※各種割引き、無料鑑賞不可

引用元:https://humax-cinema.co.jp/news/20349


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