EVENT
2025.4.11
五島列島に新たなアートの灯火「てとば美術館」誕生。開館記念は中村菜都子の個展《島の記憶》
長崎・五島列島の静かな港町・富江に、新たな文化拠点が誕生します。
2025年4月29日、福江島・富江町に「てとば美術館」がグランドオープン。かつて写真館や書道教室として使われていた建物を再生し、「五島の記憶を、アートで記録する」場として、時とともに育まれる“生きた美術館”が歩み始めます。
目次
開館記念展は現代美術家・中村菜都子の個展《島の記憶 Memoir of the Islands》
オープニングを飾るのは、東京を拠点に活動する現代アーティスト・中村菜都子の個展《島の記憶 Memoir of the Islands》。
中村は、長崎の潜伏キリシタンの文化や、自身のルーツと向き合いながら、記憶と信仰をテーマに静謐な作品を生み出してきた作家です。
本展では、五島の風土や歴史、そして人々の営みに耳を澄ませるような作品群が展示され、「五島という場所にアートがあることの意味」をあらためて問いかけます。過去と現在、見えるものと見えないもの──それらのあいだを繊細につなぐ表現は、観る者の内面にも静かな波紋を広げてくれるはずです。
会期は4月29日から5月31日まで。展覧会期間中には、トークイベントやワークショップの開催も予定されています。
建物の“記憶”を未来へつなぐ、新しいアートの拠点
てとば美術館が位置するのは、福江島の西端・富江町。風と潮の匂いに包まれたこの町で、古い建物の記憶と新しい表現が交差します。
「暮らしの中で忘れられていく風景や文化を、アートの力でそっとすくいあげ、未来へ渡す」。
この想いを胸に、美術館は地域の人々に開かれた“文化の港”として、その役割を果たしていきます。
アートを日常に──オリジナルグッズも登場
展覧会の開催にあわせ、限定デザインのTシャツ(全2種)やトートバッグ(1種)といったオリジナルアイテムも販売されます。
展示で感じた世界観を、日々の生活の中にも持ち帰ることができるアートグッズ。旅の記憶のひとつとしてもおすすめです。
展覧会情報
展覧会名:島の記憶 Memoir of the Islands
作家:中村菜都子
会期:2025年4月29日(火・祝)~5月31日(土)
開館時間:10:00~17:00(最終入館 16:30)
休館日:5月6日までは無休、以降は不定休
入館料:一般 1,000円 / 島民・高校生以下 500円 / 小学生未満 無料
会場:てとば美術館(長崎県五島市富江町富江335-1)
主催:合同会社te to ba
Instagram:@tetoba_museum
合同会社te to baとは
てとば美術館を運営するのは、地域に根ざした場づくりを手がける〈合同会社te to ba〉。
五島列島・富江町を拠点に、カフェ〈te to ba〉やゲストハウス〈ta bi to〉、ウェディング事業など、暮らしと風景を大切にした多様な活動を展開しています。
「住み続けられる島をつくる」ために。アートを通して記憶を繋ぎ、未来への橋を架けるこの美術館は、まさにその想いの結晶といえるでしょう。
海の彼方、風のまちに生まれる新しいアートの物語。
あなたも“記憶の旅”に出かけてみませんか?
画像ギャラリー
このライターの書いた記事
-

EVENT
2026.10.15
【東京国立博物館】夜の庭園で“禅”にひたる。紅葉ライトアップと3000本の彼岸花「ZEN NIGHT TOKYO」開催
イロハニアート編集部
-

EVENT
2026.10.11
東京都庭園美術館で「リトアニアの手仕事」展が開催。アール・デコの館で出会う、愛と祈りのかたち
イロハニアート編集部
-

EVENT
2026.10.10
【新宿】働く人の本音に寄り添う、イラストレーター・ナカイ タマキの企画展「とろろ ―吐露ろ、とろけよう―」10月21日まで
イロハニアート編集部
-

LIFE
2026.10.09
お菓子缶に、光源氏からの花の贈り物。16種類の花をガラス絵で描いた『源氏物語缶』が特別展『源氏物語 王朝のかがやき』会場限定で登場
イロハニアート編集部
-

EVENT
2026.10.08
産業の現場がアートの舞台に。新しい分散型芸術祭「瀬戸内産業芸術祭2026」塩・学生服・デニムなど7会場を巡る
イロハニアート編集部
-

EVENT
2026.10.04
国立西洋美術館×ウィーン美術史美術館「画中画――絵をめぐる絵の冒険」2027年秋に開催決定
イロハニアート編集部

アートをもっと自由に、もっとたくさんの人に楽しんでもらいたいという想いから生まれたメディア。日々、アートのイロハが分かるコンテンツを配信しています。アイコンは「イロハニくん」。アートのそばに、ひっそりと棲んでいます。
アートをもっと自由に、もっとたくさんの人に楽しんでもらいたいという想いから生まれたメディア。日々、アートのイロハが分かるコンテンツを配信しています。アイコンは「イロハニくん」。アートのそばに、ひっそりと棲んでいます。
イロハニアート編集部さんの記事一覧はこちら









