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2022.10.2
大阪・針中野駅に3m×7mの「ミューラル」が出現!ミューラルって何?
「ミューラル」という言葉、ご存知でしょうか?
「ミューラル」とは、英語で「Mural Art」と呼ばれる「壁画」を指します。
日本ではあまり聞き慣れない言葉かもしれませんが、海外、特にニューヨークでは多く目にするようですよ。
そんな、ミューラルが大阪の針中野駅に登場します。
その大きさはなんと全長7m!
アート文化を通してまちの魅力を広める「“アートのあるまち、南大阪”プロジェクト」の第2弾として、ミューラルが制作されるとのことですので、ご紹介します。
アートのあるまち、南大阪”プロジェクトとは?
南大阪線、長野線は、“あべのハルカス”がある大阪阿部野橋駅から南に広がる路線であり、大阪市立美術館やハルカス美術館をはじめとする芸術に触れることができる場所や、大阪芸術大学や大阪美術専門学校など、芸術を学ぶ学生に多く利用されています。
そんな路線の駅に、特長的なアートを設置することで、利用するお客さんに、駅やまちに、さらに愛着をもってもらいたい!という思いから、本プロジェクトを開始することとなったそう。
第1弾として「GALLERYのある駅、針中野」が実施され、今回は第2弾として「MURALのある駅、針中野」が実施されます。
どんなミューラルが描かれるの?
今回、ミューラルを制作するのはボタニカル(植物)アーティストとして幅広く活躍されているSaori Ohwadaさん。針中野駅が最寄り駅となる長居植物園で感じていただいたイメージをアクリル絵の具で描くそうです。
Saori Ohwadaさんは、ミューラル制作について、次のように語っています。
「たくさんの方が利用する駅で、しかも駅構内の壁面に描くことは私自身初めてなので、今からとてもワクワクしています。近くに長居植物園があり、駅を降りた瞬間から植物を感じてほしい気持ちもあるので、植物が持つ生命力や力強さを作品に込め、地元の方や駅を利用する方に愛されるミューラルになるように制作していきたいと思います。」
ミューラルが描かれることによって、駅構内にいながら植物、そしてアートを感じられる、素敵な空間に生まれ変わりそうですね。
針中野駅で、ミューラルアートを楽しもう!
9月14日(水)から制作を開始し、2週間程度で完成されます。期間中は、アートが完成していく様子を見られるとのこと。
近くにお住まいの方や、針中野駅にお出かけする方は、ぜひ注目してみてくださいね。
MURALのある駅、針中野 詳細情報
・制作場所 南大阪線 針中野駅
・アーティスト Saori Ohwadaさん
・制作期間 2022年9月14日(水)~9月29日(木) 予定
・展示期間 完成後当分の間
・展示作品 長居植物園で感じたイメージを元に制作
・作品サイズ (横)7m×(縦)3m
・ミューラルプロデュース WALL SHARE株式会社
Saori Ohwadaさんプロフィール
福島県いわき市出身。 日本デザイナー芸術学院専門学校グラフィックデザイン専攻科卒業後、印刷・アパレル等のデザイン会社において商品企画デザインに携わる。2012年、樹木の生態と生命力に興味を持ち、樹木の生き生きとした佇まいと樹皮が持つ皺やたるみといった樹木にしか持つことの出来ない表情に胸を打たれ、自身の作品モチーフを樹木に絞る。そして、自身も植物を育て始めたことをきっかけにサボテンや多肉植物といった植物に魅了され、現在は植物画作品をメインに描き、定期的に個展開催や植物販売イベントに出店する等、積極的に活動の幅を広げている。2019年には伊勢丹新宿店 メンズ館にて開催された企画展に参加、その他NHK趣味の園芸『花遊美』のコーナーに出演。アパレルブランドとのコラボレーションを始め、商品パッケージのイラスト提供などあらゆるジャンルで活動中。
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アートをもっと自由に、もっとたくさんの人に楽しんでもらいたいという想いから生まれたメディア。日々、アートのイロハが分かるコンテンツを配信しています。アイコンは「イロハニくん」。アートのそばに、ひっそりと棲んでいます。
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