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2026.7.6
【国立西洋美術館】『版画家レンブラント展』約130点の名作が集結する貴重な機会!アムステルダムから上野へ
フェルメールと共に17世紀オランダを代表する巨匠として名高いレンブラント・ファン・レイン。
彼の版画家としての一面に焦点を当て、レンブラント自身の作品と、後世、17〜18世紀だけでなく特に19〜20世紀の美術や文化に与えた影響を紹介する『版画家レンブラント 挑戦、継承、インパクト』が2026年7月7日〜9月23日に国立西洋美術館(東京・上野)で開催される。
レンブラント・ハルメンスゾーン・ファン・レイン 《書斎の学者(ファウスト)》1652年頃 エッチング、ビュラン、ドライポイント 国立西洋美術館
レンブラントの画業のもう一つの柱、エッチング
レンブラントというと集団肖像画の大作〈夜警〉や、聖書や神話を題材にした物語画など、油彩画家としてのイメージが強い。
しかし、彼の画業を支えるもう一つの柱がある。エッチング(腐食銅版画)である。
17世紀初頭、エッチング技法は歴史の転換点を迎えていた。同時代の他のオランダの画家たち同様にエッチングに参入したレンブラントは、主題選択や表現方法において様々な実験と探求を重ね、やがてエッチングの第一人者となっていく。
第一章は、レンブラントのエッチング作品に焦点をあて、「肖像と頭部習作」や「キリスト教主題」、「無宿者と市井の人びと」、「スケッチ」、「風景」など多様なテーマを切り口として作品群を紹介していく。
レンブラント・ハルメンスゾーン・ファン・レイン 《自画像、口を開けた顔》1630年 エッチング レンブラント・ハウス美術館
ゴヤ、ルドン、さらにはマティスも!?錚々たる追随者たち!
レンブラントの版画は、制作当時から高い人気を博した。特に19世紀になると、フランスを中心にエッチングの再評価と復興の動きが起き、レンブラントは「理想の体現者」として見なされるようになる。
第二章から第三章にはレンブラントを慕い、自らも版画に挑戦した画家たちの作品が集められている。ゴヤやルドン、さらにはマティスやピカソなど近代美術を代表する画家たちが名を連ねており、レンブラントという存在の大きさや影響力の強さを改めて実感できる。
アンリ・マティス 《版画を彫るアンリ・マティス》1900-03年 ドライポイント 国立西洋美術館
約130点もの作品が上野に集結!
今回の展覧会は、オランダのレンブラント・ハウス美術館と、日本の国立西洋美術館による合同企画である。
レンブラント・ハウス美術館は、オランダ・アムステルダムの中心に位置し、レンブラントが1639〜58年に実際に暮らした家を利用した、世界で唯一のレンブラント専門の美術館である。そのコレクションの中核をなすのがレンブラントのエッチング作品であり、質・量共に世界有数を誇る。
レンブラント・ハウス美術館外観 Photo by Mike Bink
国立西洋美術館も、レンブラントのエッチング作品は重点的な収集対象であり、《三本の木》 、《百グルテン版画》など代表作を含む20点余を所蔵している。
レンブラント・ハルメンスゾーン・ファン・レイン 《三本の木》1643年 エッチング、ドライポイント、ビュラン 国立西洋美術館
これら2館のコレクションを中心に、国内の美術館、大学図書館、海外の個人コレクターから拝借した作品や書籍も加えた約130点が会場に集結する。
巨匠レンブラントの挑戦の軌跡と、その芸術が美術史全体に与えたインパクトを体感できる貴重な機会となるだろう。
展覧会情報
◆版画家レンブラント 挑戦、継承、インパクト
会期:2026年7月7日(火)-9月23日(水・祝)
開館時間:9:30~17:30(金・土曜日は~20:00)
※入館は閉館の30分前まで
休館日:月曜日、7月21日(火)(ただし、7月20日(月・祝)、8月10日(月)、9月21日(月・祝)は開館)
会場:国立西洋美術館 企画展示室
観覧料:一般2,200円、大学生1,300円、高校生1,000円
公式サイト:https://www.nmwa.go.jp/
※中学生以下、障害者手帳*をお持ちの方とその付添者1名は無料(入館の際に学生証等の年齢の確認できるもの、障害者手帳等をご提示ください)
*対象となる手帳:身体障害者手帳・ 療育手帳・精神障害者保健福祉手帳・被爆者健康手帳
※大学生及び高校生の方は、入館の際に学生証をご提示ください。
※国立美術館キャンパスメンバーズ加盟校の学生・教職員は、本展を学生1,100円、教職員2,000円でご覧いただけます。(学生証または教職員証をご提示のうえ、会期中、ご来場当日に国立西洋美術館の券売窓口にてお求めください)
※観覧当日に限り本展の観覧券で常設展もご覧いただけます。
※会期中、一部作品の展示替えを行います。
画像ギャラリー
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アート・ライター。大学ではイタリア美術を専攻し、学部3年の時に、交換留学制度を利用し、ヴェネツィア大学へ1年間留学。作品を見る楽しみだけではなく、作者の内面や作品にこめられた物語を紐解き、「生きた物語」として蘇らせる記事を目標として、『Web版美術手帖』など複数のWebメディアに、コラム記事を執筆。
アート・ライター。大学ではイタリア美術を専攻し、学部3年の時に、交換留学制度を利用し、ヴェネツィア大学へ1年間留学。作品を見る楽しみだけではなく、作者の内面や作品にこめられた物語を紐解き、「生きた物語」として蘇らせる記事を目標として、『Web版美術手帖』など複数のWebメディアに、コラム記事を執筆。
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