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EVENT

2024.9.12

【京都10/11〜】特別展「巨匠たちの学び舎 日本画の名作はこうして生まれた」47名の巨匠の名品が一堂に。

京都市京セラ美術館にて、京都市立芸術大学移転記念 特別展「巨匠たちの学び舎 日本画の名作はこうして生まれた」が開催されます。会期は10月11日(金)〜12月22日(日)です。

竹内栖鳳《獅子巌壁》(右隻)1904年頃 豊田市美術館蔵 [前期展示]

竹内栖鳳《獅子巌壁》(左隻)1904年頃 豊田市美術館蔵 [前期展示]

本展は、優れた画家を数多く育み、近代京都画壇の拠点となった美術の「学び舎」にスポットを当てた展覧会です。現在の京都市立芸術大学の前身となった、京都府画学校、京都市立美術工芸学校、京都市立絵画専門学校の歩みを振り返り、教員・卒業生の画家総勢47名が紹介されます。

竹内栖鳳、山元春挙など教壇に立った画家や、土田⻨僊、村上華岳、小野竹喬など学生として同校で学んだ画家の作品を見ることができます。名声を得る前の若者たちが挑んだ意欲的な作品など、本展ならではの作品を学校の歴史とともに鑑賞しましょう。


見どころ①日本画の巨匠47名の優品が一堂に展示!

菊池契月《散策》1934年 京都市美術館蔵 [前期展示]

1880年に開校した京都府画学校は、以来、歴史を重ねながら、近代京都の名だたる画家たちを輩出してきました。現在の京都市立芸術大学は、2023年にキャンパスを京都駅東部へ全面移転し、また新たな歴史を紡いでいます。

本展では、京都市立芸術大学の前身となる京都府画学校、京都市立美術工芸学校、京都市立絵画専門学校ゆかりの日本画家から、47名もの巨匠による優品が展示されます。

土田⻨僊 《朝顔》(左隻)1928年 京都国立近代美術館蔵 [後期展示]

竹内栖鳳、土田⻨僊、福田平八郎など、みな日本美術の歴史を動かしてきた画家たちです。彼らの作品を網羅的に見られる、貴重な機会となりそうです。

見どころ②本展ならでは!画家たちの初期作と充実期の代表作

村上華岳《阿弥陀》1916年 京都市美術館蔵

本展では、47名の日本画家それぞれの初期作と充実期の名作が展示されます。画壇にデビューし名声を得る前の学生たちが挑戦した意欲作など、「学び舎」に着目した本展だからこそ見られる作品も豊富です。

同じ画家の異なる時期の作品を見比べると、変わったところ・変わらないところが見えてくるかもしれません。変わらない個性や、そのときどきの興味関心を、絵画を通じて楽しんでみてはいかがでしょうか。


見どころ③学校の歴史とたどる京都画壇の変化と不変

小野竹喬《海》1974年 京都市美術館蔵 [後期展示]

新しい絵画に挑戦し、時代を作ってきたのは、常にその時代の若者でした。明治、大正、昭和と時代を映しながら、日本画も変化していきます。

新しい日本画を目指す挑戦作の数々には、若いエネルギーが満ち溢れています。その意欲こそが、京都画壇を貫く不変の魅力なのかもしれません。変化する魅力と、不変ゆえの魅力をご堪能ください。


展覧会情報

京都市立芸術大学移転記念 特別展「巨匠たちの学び舎 日本画の名作はこうして生まれた」

会期:2024年10月11日(金)〜12月22日(日)
◎前期:10月11日(金)〜11月17日(日)
◎後期:11月19日(火)〜12月22日(日)
※会期中一部展示替えあり

会場:京都市京セラ美術館 本館 南回廊 1F
開館時間:10:00~18:00(入場は閉館 30 分前まで)
休館日:月曜日(祝日の場合は開館)

公式ウェブサイト: 「巨匠たちの学び舎 日本画の名作はこうして生まれた」

【写真6枚】【京都10/11〜】特別展「巨匠たちの学び舎 日本画の名作はこうして生まれた」47名の巨匠の名品が一堂に。 を詳しく見る
明菜

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美術ブロガー/ライター。美術ブログ「アートの定理」をはじめ、各種メディアで美術館巡りの楽しさを発信している。西洋美術、日本美術、現代アート、建築や装飾など、多岐にわたるジャンルを紹介。人よりも猫やスズメなど動物に好かれる体質のため、可愛い動物の写真や動画もSNSで発信している。

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