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2026.5.26
【京都文化博物館】『マリメッコ展 模様のちから』北欧デザインを代表するブランドの展覧会 開催決定!
フィンランドに生まれ、日本でも長く愛されているマリメッコ。独創的で大胆なデザインは国や世代を超えて支持され、「北欧デザイン」を代表する存在にもなっています。
目次
《ウニッコ》 マイヤ・イソラ 1964年 © Marimekko Oyj Suomi-Finland Maija Isola 1964
マリメッコの世界へ来場者を誘い、「模様のちから」を伝える展覧会『マリメッコ展 模様のちから Marimekko: Art of Printmaking -Beauty, Dream, Love』が、京都文化博物館にて開催されます。会期は7月4日(土)~9月6日(日)で、終了後は東京都庭園美術館、ひろしま美術館などへ巡回予定です。
図案・ドレス:アンニカ・リマラ《イソ ライネ》1965年/《ナッピメッコ》1967年 © Marimekko Oyj Suomi-Finland Annika Rimala 1965/1967
本展では約70点のドレスに加え、様々な年代のアートワークやファブリックを展示。さらに、マリメッコの創業者であるアルミ・ラティアの言葉を手がかりに、マリメッコの創造の美学に迫ります。
見どころ①約70点のドレスから探るマリメッコの美学
図案:マイヤ・イソラ《ウニッコ》1964年/クリスティーナ・イソラ 2003年 © Marimekko Oyj Suomi-Finland Maija Isola/Kristina Isola 1964/2003
「責任はただ一つ――美である。現実はただ一つ――夢である。 ただ一つの力――愛。」
これはマリメッコ創業者のアルミ・ラティアさん(旧姓アイラクシネン)が14歳のとき、日記に記した言葉です。この言葉は彼女の人生と多くの仕事の基盤となり、1951年にはマリメッコの設立という形で結実しました。
マリメッコのデザインは大胆な色づかいと自由なパターンが印象的ですが、単なる装飾にとどまらず、動きやすさを重視したドレスなど機能美にも特徴があります。「日常生活に美しさを取り入れたい」という、ラティアの考えの表れとも言えるでしょう。
図案・ドレス:アンニカ・リマラ《ライネ》1965年/《ティーラ》1966年 © Marimekko Oyj Suomi-Finland Annika Rimala 1965/1966
本展では、1960年代から近年のコレクションまで、厳選された約70点のドレスを一堂に展示。ラティアさんの言葉を手がかりに、「完全なる不完全さ」とも言われる斬新なデザインの美学を読み解いていきます。
見どころ②独創的なデザインはどうやって生まれる?制作のプロセスの深掘り
マリメッコ社のファクトリーにて、ファブリックがプリントされる様子 Photo: Yuki Ogawa
本展では、マリメッコの心臓部であるプリント・ファクトリーの仕事にも注目。映像、ファクトリーの道具や資料、デザイン画の展示を通し、制作プロセスを紹介します。アイデアが人々の心を惹きつけるファブリックへと姿を変える過程を学べる展示となりそうです。
また、アートユニット・plaplaxがプリント・ファクトリーをテーマに新たなプロジェクションの作品を制作するとのこと。職人の手仕事に宿る「ダイナミズム」と映像表現を融合させ、ひとつの模様がプリントとして生まれる瞬間を体感できる内容となるそうです。
見どころ③皆川 明によるマリメッコを再解釈した新作インスタレーション
皆川 明(左)とマリメッコのデザイン・ディレクターMinna Kemell-Kutvonen(右) マリメッコ社のファクトリーにて Photo: Yuki Ogawa
本展では、デザイナー・皆川 明さんが独自の視点でマリメッコを再解釈した新作インスタレーションも展示。マリメッコが大切にしてきた「クリエイティブな共同体」という精神を体現する試みとなります。
マリメッコ社にてプリントのカラーを選定する様子 Photo: Yuki Ogawa
皆川さんはテキスタイルブランド「mina perhonen(ミナ ペルホネン)」の前身である「mina」の創設者で、衣服や家具、器、空間ディレクションなど、多岐にわたる領域で日常に寄り添うデザイン活動を展開してきました。今作について、
「今回のインスタレーションでは、Marimekkoが積み上げてきた歴史から生まれるDNAや、それらが繋がっていく様子を表します。鑑賞者には楽しさと美しさ、そしてMarimekkoの未来への期待を感じていただけたらと思います」
と、コメントを寄せており、「ものづくりの精神」においてマリメッコとの繋がりを持つ皆川さんの作品にも注目が集まります。
図案:アンッティ・ケッキ《コルミッコ》2022年/ドレス:《カルケロ》2023年 © Marimekko Oyj Suomi-Finland Antti Kekki 2022/2023
本展は京都会場を皮切りに、全国への巡回が予定されています。親しみやすいマリメッコのデザインの奥にどんな秘密があるのか、展覧会に足を運んで味わってみてはいかがでしょうか?
展覧会情報
展覧会キービジュアル 右上:Klaava, Annika Rimala, 1967/ 下:Viidakko, Pentti Rinta, 1981/ 左上:Seppel, Antti Kekki, 2022
マリメッコ展 模様のちから
Marimekko: Art of Printmaking -Beauty, Dream, Love
会場:京都文化博物館 4・3F展示室
会期:2026年7月4日(土)~9月6日(日)
休館日:月曜日(7月20日は開館)、7月21日(火)
開室時間:10:00~18:00(毎週金曜は19:30まで)※入場はそれぞれ閉室の30分前まで
京都展公式サイト:【京都展】マリメッコ展 模様のちから
展覧会公式サイト:マリメッコ展 模様のちから
巡回情報
東京都庭園美術館 本館・新館
2026年10月3日(土)~12月20日(日)
ひろしま美術館
2027年1月30日(土)~3月28日(日)
北九州、富山、名古屋、長崎ほかへ巡回予定
画像ギャラリー
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美術ブロガー/ライター。美術ブログ「アートの定理」をはじめ、各種メディアで美術館巡りの楽しさを発信している。西洋美術、日本美術、現代アート、建築や装飾など、多岐にわたるジャンルを紹介。人よりも猫やスズメなど動物に好かれる体質のため、可愛い動物の写真や動画もSNSで発信している。
美術ブロガー/ライター。美術ブログ「アートの定理」をはじめ、各種メディアで美術館巡りの楽しさを発信している。西洋美術、日本美術、現代アート、建築や装飾など、多岐にわたるジャンルを紹介。人よりも猫やスズメなど動物に好かれる体質のため、可愛い動物の写真や動画もSNSで発信している。
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