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2026.6.24
【東京・大阪】『大英博物館日本美術コレクション 百花繚乱〜海を越えた江戸絵画』イギリスから初里帰り作品も!
イギリス・ロンドンの大英博物館から、日本美術の至宝が里帰りする展覧会『大英博物館日本美術コレクション 百花繚乱〜海を越えた江戸絵画』が開催されます。会期は7月25日(土)〜10月18日(日)(東京都美術館)、10月31日(土)~2027年1月31日(日)(大阪中之島美術館)です。
目次
葛飾北斎《「冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏」》 1831年頃 大英博物館蔵 © The Trustees of the British Museum
「イギリスに日本の美術品があるってどういうこと?」と感じる方も多そうなところ。大英博物館は「ロゼッタ・ストーン」や「モアイ像」などが有名ですが、実は日本コレクションでも一目置かれているんです。その点数はなんと4万点にも及び、海外では最も包括的なもののひとつと評されています。
本展では、初めての里帰りとなる作品を含め、江戸絵画を中心に日本美術の名品を紹介。見応えある展覧会になること間違いありません。
見どころ①イギリスから初里帰りも!日本美術の名品が集結!
喜多川歌麿《文読む遊女》 1804~1806年頃 大英博物館蔵 © The Trustees of the British Museum
大英博物館が日本コレクションを築いたきっかけのひとつに、「ジャポニスム」があります。
ジャポニスムとは、19世紀後半のヨーロッパで日本文化が流行し、西洋の文化に多大な影響を与えた現象。以来、日本の文化に魅了された蒐集家や学芸員の手により、大英博物館は日本コレクションを拡充していきました。
円山応挙《虎の子渡し図屛風》 1781~1782年 大英博物館蔵 © The Trustees of the British Museum
こうして海を渡った作品の一部が、本展のために初めての里帰りを果たします。円山応挙《虎の子渡し図屛風》や、喜多川歌麿の肉筆画《文読む遊女》も初めての里帰り。貴重なコレクションが来日し、目の肥えた日本美術ファンをも唸らせる展覧会となりそうです。
桜井香雲《法隆寺金堂壁画 九号壁 模本》 1880年 大英博物館蔵 © The Trustees of the British Museum
また、《法隆寺金堂壁画 九号壁 模本》など、近年の調査で話題になった作品も紹介されます。
見どころ②100件以上の浮世絵版画と、北斎らの肉筆画を一挙展示!
歌川広重《「名所江戸百景 亀戸梅屋鋪」》 1857年 大英博物館蔵 © The Trustees of the British Museum
大英博物館の浮世絵コレクションは質の高さで知られており、その評価は世界トップクラス。江戸時代を代表する8大浮世絵師の版画と、歌麿、北斎、暁斎らの貴重な肉筆画は、本展でも大きな注目ポイントです。
歌川国芳《相馬の古内裏》 1845~1846年 大英博物館蔵 © The Trustees of the British Museum
ここで言う8大浮世絵師とは、鈴木春信、鳥居清長、喜多川歌麿、東洲斎写楽、初代歌川豊国、葛飾北斎、歌川広重、歌川国芳の8人。浮世絵の黎明期から最盛期、そして幕末に至るまで、連綿と浮世絵文化を継承してきた重要な絵師たちです。
河鍋暁斎《鳥獣戯画 鼠曳く瓜に乗る猫》 1879年 大英博物館蔵 © The Trustees of the British Museum
本展では、彼らの代表作と言える浮世絵版画に加え、喜多川歌麿、葛飾北斎、河鍋暁斎などの肉筆画も展示。1点ものの肉筆画ならではの味わいも楽しむことができます。
見どころ③青森・ロンドン・シアトルに分かれた狩野派の襖絵が一堂に!
《秋冬花鳥図襖》 17世紀初 大英博物館蔵 © The Trustees of the British Museum
大英博物館と青森県中泊町の旧家・宮越家に分蔵されていた“とある襖絵”が、近年の調査により、一連の作品であることが判明しました。
その襖絵とは、桃山時代末から江戸時代初期にかけて狩野派が手掛けた《秋冬花鳥図襖》と《春景花鳥図襖》。日本美術の伝統的な主題である花鳥をダイナミックに描き、金銀の装飾を施した作品です。
《琴棋書画仙人図襖》17世紀初 シアトル美術館蔵(Eugene Fuller Memorial Collection, 51.37.1-4)Photo: Susan A. Cole
本展には、大英博物館の《秋冬花鳥図襖》と青森の《春景花鳥図襖》に加え、大英博物館所蔵の襖絵と一組であったアメリカのシアトル美術館所蔵の襖絵《琴棋書画仙人図襖》も特別出品。青森・ロンドン・シアトルに分かれた襖絵が約150年ぶりに再会する、貴重な機会に立ち会えます。
展覧会情報
●東京会場
東京都美術館開館100周年記念
大英博物館日本美術コレクション 百花繚乱〜海を越えた江戸絵画
会場:東京都美術館(東京・上野公園)
会期:2026年7月25日(土)〜10月18日(日)
開室時間:9:30―17:30
※金曜日は20:00まで
※入室は閉室の30分前まで
休室日:月曜日、10月13日(火)
※ただし8月10日(月)、9月21日(月・祝)と10月12日(月・祝)は開室
●大阪会場
大英博物館日本美術コレクション 百花繚乱〜海を越えた江戸絵画
会場:大阪中之島美術館
会期:2026年10月31日(土)~2027年1月31日(日)
開場時間:午前10時~午後5時(入場は午後4時30分まで)
休館日:月曜日、11月24日(火)、12月31日(木)、1月1日(金・祝)、1月12日(火)
※11月23日(月・祝)、1月11日(月・祝)は開館
展覧会公式サイト:大英博物館日本美術コレクション 百花繚乱〜海を越えた江戸絵画
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美術ブロガー/ライター。美術ブログ「アートの定理」をはじめ、各種メディアで美術館巡りの楽しさを発信している。西洋美術、日本美術、現代アート、建築や装飾など、多岐にわたるジャンルを紹介。人よりも猫やスズメなど動物に好かれる体質のため、可愛い動物の写真や動画もSNSで発信している。
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