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EVENT

2026.1.15

【横浜】自分の感情を創造する1週間。体験型アートウィーク「INVISIBLE MUSEUM|見えない自分の感情が立ち上がる展」開催

横浜のウォーターフロント、象の鼻テラスが「感情」に染まる一週間がやってきます。

2026年2月4日から開催される「INVISIBLE MUSEUM|見えない自分の感情が立ち上がる展」が、横浜市の創造界隈拠点「象の鼻テラス」にて開催されます。
本展では、視覚、聴覚、嗅覚、そして触覚。五感をフルに使い、自分の中に眠る、目に見えない「感情」を呼び覚ます、体験型アートイベントです。

世界一幸福な国・フィンランドの教育から着想を得た本展の見どころを、ご紹介します。

「見えないもの」に光を当てる、インクルーシブな芸術体験「INVISIBLE MUSEUM」

INVISIBLE MUSEUM|見えない自分の感情が立ち上がる展

「INVISIBLE MUSEUM」は、もともと「目の見えない子・見えにくい子」との交流するため、視覚以外の聴覚や嗅覚でも楽しめる体験型アート展示として生まれたプロジェクトです。

私たちが普段、芸術を「視覚(目)」だけで捉えようとすると、実は多くの大切な情報を見過ごしてしまうことがあります。本展では、視覚以外の感覚を刺激することで、現代のアート体験をより深く、誰もが楽しめる「インクルーシブ(包摂的)」なものへと昇華させています。

過去3回の開催を経て、今回は世界一幸福な国とされるフィンランドにインスピレーションを受け「感情」をメインテーマに据えられました。現代アートを見慣れている方はもちろん、世代を問わず誰もが一緒に楽しめる「インクルーシブ(包摂的)」な展示を体験できます。

五感で触れる、メディアアートと香りの共演

展示の目玉となるのは、テクノロジーと身体性が融合した作品たちです。

Color emotion Sounds|心の色の声を聞く

《Color emortion Sounds|心の色の声を聞く》LITTLE ARTISTS LEAGUE 2026, メディアアート作品《Color emortion Sounds|心の色の声を聞く》LITTLE ARTISTS LEAGUE 2026, メディアアート作品

LITTLE ARTISTS LEAGUEによるこの作品は、色を「音」へと変換するメディアアート。実際に作品に触れ、聴覚と触覚を通して色を感じることで、自分でも気づかなかった心の色彩が音となって立ち上がります。

INVISIBLE THINGS|感情

感情をテーマに選定したstudioCOOCAの原画群感情をテーマに選定したstudioCOOCAの原画群(所属作家:Riho, kazuki tani,reona hirai, Taiyo)

アトリエを併設する障害福祉施設「studio COOCA」のアーティストたちが描く力強い原画に、一般社団法人JOAA(日本オーガニックアロマ協会)がプロデュースした「香り」が融合。

6つの感情をテーマにした空間で、香りを吸い込むたびに記憶や感情が揺さぶられる、没入型の体験を提供します。

「世界一幸福な国」フィンランドが教えてくれる、感情との向き合い方

なぜ今回のテーマが「感情」なのか。そこには、フィンランドの美術教育への深いリスペクトがあります。

LITTLE ARTISTS LEAGUEの代表、ルミコ・ハーモニー氏がフィンランドの保育園で目にしたのは、子どもたちが登園してまず「今の自分の気持ち」を表現する姿でした。自分の感情を否定せず、正しく認識し、表現すること。それがウェルビーイング(幸福)への第一歩であるという教えです。

本展では、フィンランド人フォトグラファーのアンナ・アウティオ氏や、3Dアーティストのヤーッコ・サーリ氏ら、北欧の感性を持つクリエイターも参画。北欧の静謐かつ温かな視点が、私たちの感情を優しく解きほぐしてくれます。

毎日がイベント。心に効く「文化的処方箋」を体験する

Anna Autio(フィンランド人フォトグラファー)

会期中は、毎日異なるイベントが開催されます。
これらは、日々の忙しさで置き去りにしてしまった自分自身の「心」をケアするための、贅沢な時間となるはずです。

魂を揺さぶるライブ

盲目のシンガーソングライターKo-sei氏や、ゴスペルグループSoul Bird Choirによる演奏。

知的好奇心を満たすトーク

「アート思考」や、イギリスで注目される「文化的処方箋(アートを通じて心身を癒やすアプローチ)」、フィンランド文化を知るトークなど最前線の知見に触れるトークセッション。

創作ワークショップ

自分の感情を形にする「香りのアート」体験など。


開催概要・アクセス

歴史ある横浜の港を望む「象の鼻テラス」という開放的なロケーションも、本展の魅力の一つです。海風を感じながら、自分の中の「見えない大切なもの」を探しに行きませんか。

INVISIBLE MUSEUM|見えない自分の感情が立ち上がる展

期間:2026年2月4日(水)~11日(祝) 10:00~18:00
会場:象の鼻テラス(神奈川県横浜市中区海岸通1丁目)
アーティスト:LITTLE ARTISTS LEAGUE、Anna Autio、Jaakko Saari、studioCOOCA、Soul Bird Choir、花乃-kano-、 将希-masaki-、Ko-sei
キュレーション:田尾企画編集室
主催:LITTLE ARTISTS LEAGUE
協力:JOAA / 横浜国立大学
後援:フィンランド大使館
助成:CBGMこども財団

アートは「自分」を知るための鏡

かつての名匠たちが、絵巻や彫刻に目に見えない「魂」を込め、それが時を超えて国宝として愛され続けているように、私たち一人ひとりが持つ「感情」もまた、かけがえのない価値を持つものです。

「見えない自分の感情が立ち上がる展」は、アートを通して自分という存在を深く愛おしむための招待状です。この冬、横浜であなたの感情が鮮やかに色づく瞬間を、ぜひ体感してください。

開催イベント

●2月1日(日)プレ オンライントーク 16:00-17:00 Online Talk『フィンランドのエモーションとアート』ステンルース幸子(フィンランド在住ライター•ラヒホイタヤ(※1)ルミコ・ハーモニー(LITTLE ARTISTS LEAGUE代表、フィンランド人家族有)

●2月4日(水)〜11日(祝)アートワークショップ『香りのアート』ワークショップ/『INVISIBLE』アートワークショップ ※開催時間はPeatixをご覧ください

●2月7日(土) ・8日(日) ゴスペル・ライブ(Soul Bird Choir、花乃-kano、将希-masaki-)7日(土) 16:30~17:30 8日(日) 12:00〜13:00 / 15:30〜16:30

●2月8日(日)14:30-15:15 盲目シンガーソングライター・コンサート(Ko-sei)

●2月8日(日) 17:00-18:00 Musicインスタレーション(Jaakko Saari|フィンランド人アーティスト)

●2月11日(祝) トークイベント・デー|モデレーター:ルミコ・ハーモニー(LITTLE ARTISTS LEAGUE代表・アーティスト)

●13:00-14:00 Talk「フィンランドの美術教育」甲田小知代(新潟市立小須戸中学校 )

●14:00-15:00 Talk「現代アートからみるINVISIBLE MUSEUM」田尾圭一郎(田尾企画編集室、本展キュレーター)

●15:00-16:00 Talk「文化的処方箋(※2)が拓く心と身体のウェルビーイング」駒井若奈(産業保健師)

●16:00-17:00 Talk「VUCA時代に誰もが必要なアート思考」大内トモ(Future Design Labo)

●17:00-18:00 Talk「studioCOOCAと模索するアートがある生き方」関根祥平(福祉施設studioCOOCA代表)

※イベントは事前予約制です。
※有料イベントやチャリティーショップについて、売上の一部はスペシャルニーズキッズの無料招待などに活用されます。
(※1)ラヒホイタヤとは、フィンランドの「身近な(lähi)世話をする人(hoitaja)」という意味を持つ、医療・福祉・保育分野のケアワーカー(介護士・准看護師など)の共通基礎資格。
(※2)文化的処方箋とは、世界で主流になりつつある、アートや音楽に触れる機会を「処方」することで、心身の健康を育む次世代のアプローチ。大阪万博でも取り上げられ、日本各地でも広がりをみせています。英国では、受診回数の37%減少、入院数の27%減少という成果も見られ、医療費削減の面でも注目されています。MoMA(ニューヨーク近代美術館)の認知症ケアプログラムや、ハーバード大学での医師や看護師向けの授業に採用されるなど、その活用領域は福祉・教育・地域創生へと拡大の一途をたどっています。

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イロハニアート編集部

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アートをもっと自由に、もっとたくさんの人に楽しんでもらいたいという想いから生まれたメディア。日々、アートのイロハが分かるコンテンツを配信しています。アイコンは「イロハニくん」。アートのそばに、ひっそりと棲んでいます。

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