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2021.8.6
癒やしの音楽として注目度が急上昇中!?日本古来の雅楽がわかる展覧会
夜、なかなか寝つけない! という人に試してほしいのが、焚火動画やヒーリング音楽。のんびりとした時間が流れ、心も体も休まります。
そんな癒やし効果がある動画や音楽として、雅楽が注目を浴びつつあることをご存じでしょうか? 雅楽とは、1000年以上の歴史を持つ日本古来の音楽。「みゃ~~~~~ん」「とん、とん、とんとんとととと」といった音でゆったり奏でられ、癒やし効果バツグンです。
でも、雅楽なんてわからないし難しそう……というのが現代人の本音では。東京藝術大学大学美術館の『藝大コレクション展 2021 I期 雅楽特集を中心に』は、初心者でも雅楽の面白さがわかる展覧会です。どんな展覧会なのか、展示の写真とともに美術ライターの明菜が紹介していきます。
映像と楽器でわかる雅楽
東京藝大は美術と音楽を専門とする大学です。雅楽で使われる楽器をコレクションし、展示できるのは藝大ならではですよね。
雅楽では、息を吹き込んで音を奏でる「管楽器」、叩いて音を鳴らす「打楽器」、弦を弾いて音を出す「弦楽器」を使います。太鼓の表面には絵が描かれているのですが、叩いてよいものなのか迷いますね……。
特に興味深いのが「笙(しょう)」という管楽器です。5~6つの音を同時に鳴らせる、世界的にも珍しい楽器ですが、その演奏方法が独特でした! 顔の前で縦に笙を持つので、前が見えなさそうなんですよね。
本展では映像による解説もあり、楽器の演奏や衣装の着付けも映像で理解できます。演奏する音も聞けるので、雅楽への理解が深まりますね。
しかし雅楽の楽器を演奏できる人も、着付けできる人も、舞を踊れる人もいるなんて、藝大の底力を感じました。
写真のように雅楽を捉えた絵
『源氏物語』や『平家物語』にも雅楽を楽しむ様子が書かれ、高貴な人々の間で流行していたことがわかっています。絵画でも雅楽はよく題材になってきました。
土佐光信 伝原作《雅楽屏風》(模本)は、12枚の紙面からなる作品で、23種類の舞楽の舞人が描かれています。赤と緑の衣装をまとった舞人たちが、体を大きく動かして舞っていますね。それぞれの舞楽の演目も特定できるくらい、特徴がしっかり描かれています。
アジア大陸から日本に伝来した舞楽には、中国などから伝わった唐楽(とうがく)と、朝鮮半島から伝わった高麗楽(こまがく)があります。唐楽系の左方の舞は赤色、高麗楽系の右方の舞は緑色を基調とする違いがあり、この違いは作品からも読み取れます。
雅楽の映像を見てから絵画の展示を見ると、頭の中で音楽が鳴り、絵の中の舞人が動いているように感じられました。
まとめ
今回の雅楽特集の展示は、美術と音楽の両方を専門とする藝大ならではだと思います。実際の演奏方法や着付けを見られるのみならず、美術作品を通じて雅楽がどのように人々に愛されてきたかがわかりました。
展覧会を通じて雅楽を知り、癒やしの音楽の世界に足を踏み入れてみてはいかがでしょうか?
展覧会情報
展覧会名:藝大コレクション展 2021 I期 雅楽特集を中心に
会期:2021年7月22日(木・祝) - 8月22日(日)
開館時間:午前10時 - 午後5時(入館は午後4時30分まで)
※事前予約制ではありませんが、今後の状況により、変更及び入場制限等を実施する可能性があります。
休館日:月曜日、8月10日(火)※ただし、8月9日(月)は開館
会場:東京藝術大学大学美術館 本館 展示室1
https://www.geidai.ac.jp/museum/exhibit/2021/collection21/collection21_ja.htm
画像ギャラリー
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美術ブロガー/ライター。美術ブログ「アートの定理」をはじめ、各種メディアで美術館巡りの楽しさを発信している。西洋美術、日本美術、現代アート、建築や装飾など、多岐にわたるジャンルを紹介。人よりも猫やスズメなど動物に好かれる体質のため、可愛い動物の写真や動画もSNSで発信している。
美術ブロガー/ライター。美術ブログ「アートの定理」をはじめ、各種メディアで美術館巡りの楽しさを発信している。西洋美術、日本美術、現代アート、建築や装飾など、多岐にわたるジャンルを紹介。人よりも猫やスズメなど動物に好かれる体質のため、可愛い動物の写真や動画もSNSで発信している。
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