LIFE
2021.11.2
【お花好き必見】創業100年のヴェネツィアングラスとフラワーアレンジメントの融合
お花って凄くないですか。誰かのために咲いているわけではないのに、見る者の心を癒し、和ませてくれます。見ているだけで癒される。サウイウモノニ ワタシモナリタカッタ……。「見ているだけでハラハラする」でおなじみの、美術ライター明菜です。
願望は置いておくとして、暮らしの彩りに欠かせないものといえば、お花です。自宅で過ごす時間が増えた今、お部屋にお花を飾っている人は多いのでは。
デンマーク出身のフラワーアーティスト ニコライ・バーグマン
お花が大好きな皆さんは、ニコライ・バーグマンさんをご存じでしょうか?デンマーク、コペンハーゲン出身のフラワーアーティストで、黒い箱に花を敷き詰める「フラワーボックス」を考案した方です。箱を開けると、万華鏡のように幻想的な世界が飛び出すフラワーボックスは、今やギフトの定番ですよね。
国内外で活躍するニコライさんは、お花を購入できるフラワーブティックだけでなく、カフェやアートギャラリーも展開しています。東京・表参道にある『GALLERY nicolai bergmann』では、素敵な展覧会が始まりました。「VENINI’s Authors & Masterglass Collection」です。
見ればお花を飾りたくなる!ヴェネツィアングラスブランドとのコラボレーション
展示されているのは、老舗ヴェネツィアングラスブランド『VENINI(ヴェニーニ)』の花器と、ニコライさんによるフラワーアレンジメント。花器の個性とニコライさんが活けたお花がうまくつり合っており、美術館で展示されている彫刻かと思うくらい、均整の取れた佇まいでした。
ニコライさんのお花もさることながら、ユニークな花器が気になりませんか?どの作品にも、原色に近いはっきりとした色彩が使われ、まるでモダンなジュエリーのようです。色が異なるガラスをドッキングした作品からは、特に高い技術力が感じられます。
ヴェニーニは、1921年にイタリア・ムラーノ島で創業した、老舗ヴェネツィアングラスブランドです。カラーバリエーションが豊富で、なんと125もの色彩を使い分けているのだとか。
その技術と洗練されたデザインは高く評価され、ニューヨーク近代美術館(MoMA)、トリエンナーレデザイン美術館(ミラノ)、ヴィクトリア&アルバート美術館(ロンドン)、パリ装飾芸術美術館など、世界の名だたる美術館に、作品が収蔵されています。
100年の歴史のなかで、ヴェニーニは芸術家や建築家とのコラボレーションも行ってきました。日本を代表する建築家、安藤忠雄さんとコラボした作品《Ando Cosmos》は、これまたユニークですね。ガラスのキューブの中心で、お花の小惑星が浮いているみたい。「器の中に水を溜め、花を活ける」というこれまでの花器の常識を、ひっくり返してしまいました。
展覧会を見ていたら、「私も自宅にお花を飾りたい!」と夢(欲望?)がムクムクと膨らみました。ギャラリーでインスピレーションを受け取ったあとは、お向かいにあるフラワーブティックも覗いておきたいところ。自分用や贈り物のお花を買って帰ると、テンションが上がりますよね。
展覧会・関連情報
『GALLERY nicolai bergmann』
東京都港区南青山5-5-20
オフィシャルサイト:https://www.gallerynicolaibergmann.com/home
インスタグラム:https://www.instagram.com/gallerynicolaibergmann/
※「VENINI’s Authors & Masterglass Collection」の展示販売は2021年11月21日(日)まで。
ニコライ・バーグマン
オフィシャルサイト:https://www.nicolaibergmann.com/
インスタグラム:https://www.instagram.com/nicolaibergmann/
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美術ブロガー/ライター。美術ブログ「アートの定理」をはじめ、各種メディアで美術館巡りの楽しさを発信している。西洋美術、日本美術、現代アート、建築や装飾など、多岐にわたるジャンルを紹介。人よりも猫やスズメなど動物に好かれる体質のため、可愛い動物の写真や動画もSNSで発信している。
美術ブロガー/ライター。美術ブログ「アートの定理」をはじめ、各種メディアで美術館巡りの楽しさを発信している。西洋美術、日本美術、現代アート、建築や装飾など、多岐にわたるジャンルを紹介。人よりも猫やスズメなど動物に好かれる体質のため、可愛い動物の写真や動画もSNSで発信している。
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