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NEWS

2025.9.25

上白石萌音さんがアンバサダー、音声ガイドに就任!オルセー美術館「印象派ー室内をめぐる物語」展

2025年10月25日(土)から国立西洋美術館で開催される「オルセー美術館所蔵 印象派ー室内をめぐる物語」展は、印象派の新たな一面を発見できるまたとない機会となります。そんな特別な展示にこの度、女優・歌手として幅広く活躍する上白石萌音さんが本展のアンバサダーに就任し、さらに音声ガイドも務めることが発表されました!
上白石さんの温かく澄んだ声が、印象派の画家たちが描いた「室内」という密やかな世界へと私たちを誘います。

「室内」から見えてくる、印象派の知られざる一面

印象派と聞けば、きらめく陽光の下で描かれた戸外の風景画を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。しかし、彼らが活動を始めた近代都市パリでは、多くの作品が室内を舞台に生み出されていました。特にドガは室内での鋭い人物表現にその才能を発揮し、ルノワールもまた親密な雰囲気漂う室内画を得意としていました。また、印象派の画家たちがもともと私邸の壁面装飾として描いた作品も少なくありません。印象派と室内は思いのほか深い関係を結んでいたのです。

本展では「印象派の殿堂」といわれるパリ・オルセー美術館が所蔵する傑作68点に加え、国内の重要作品を合わせたおよそ100点が集結。マネ、モネ、ドガ、ルノワール、セザンヌといった巨匠たちが「室内」というテーマにどのような関心を持ち、表現に挑戦したのかを紐解きます。

日本初公開のドガの代表作も展示

また、オルセー美術館の印象派コレクションがこの規模で来日するのは約10年ぶり。
若きドガの代表作《家族の肖像(ベレッリ家)》が日本初公開されるなど、見どころ満載です。

エドワード・ドガ《家族の肖像(ベレッリ家)》1858-69年エドワード・ドガ《家族の肖像(ベレッリ家)》1858-69年

ピエール=オーギュスト・ルノワール《ピアノを弾く少女たち》189年ピエール=オーギュスト・ルノワール《ピアノを弾く少女たち》189年

上白石萌音さんが語る、展覧会への想いと音声ガイドへの意気込み

「早くこの目で実物を見たい」と語る上白石萌音さん

上白石萌音さんの記者会見の様子

アンバサダー就任にあたり、上白石さんは「声の仕事をするときは、声をあてる対象をいつも意識しています。今回はそれが絵画ということで、作品をしっかり見て、鑑賞する方に想いが伝わるよう心を込めて務めたいと思います」と音声ガイドへの熱い意気込みを語りました。

また、来場者へのメッセージとして、「美術館に行って絵画の前に立つたびに、画家が一心不乱に向かった、まさにそのキャンバスの前に私はいま立っているんだなと、タイムスリップをしたような不思議な感覚になります。今回は『室内をめぐる物語』ということで、その当時の室内の静かなうつろいですとか、人々の息づかいや暮らしの気配を感じに、ぜひ国立西洋美術館に足をお運びいただければと思います」と述べ、本展への期待感を高めました。

上白石萌音さんの記者会見の様子

上白石萌音さんの記者会見の様子

本展アンバサダー 上白石萌音さんプロフィール

1998年1月27日生まれ。鹿児島県出身。

主な出演作として、映画『舞妓はレディ』『君の名は。』『夜明けのすべて』、ドラマ『カムカムエヴリバディ』『法廷のドラゴン』、舞台『ダディ・ロング・レッグズ』『ジェーン・エア』『千と千尋の神隠し』などがある。

俳優だけでなく、歌手・著作家・ナレーターとしても活動している。

開催概要

「オルセー美術館所蔵 印象派ー室内をめぐる物語」は、国立西洋美術館にて2025年10月25日(土)から2026年2月15日(日)まで開催されます。上白石萌音さんのナビゲートで、印象派の画家たちが描いた「室内」というもうひとつの魅力を、ぜひご堪能ください。

オルセー美術館所蔵 印象派―室内をめぐる物語

【会期】 2025年10月25日(土)~2026年2月15日(日)
【休館日】 月曜日、11月4日(火)、11月25日(火)、12月28日(日)-2026年1月1日(木・祝)、1月13日(火)
※ただし、11月3日(月・祝)、11月24日(月・休)、1月12日(月・祝)、2月9日(月)は開館
【開館時間】午前9時30分~午後5時30分(金・土曜日は午後8時まで)
【観覧料(税込)】 一般2,300円(2,100円)、大学生1,400円(1,300円)、高校生1,000円(900円)
※()内は前売り料金、中学生以下無料
【会場】 国立西洋美術館(東京都台東区上野公園7-7)
【アクセス】 JR上野駅下車(公園口出口)徒歩1分、京成電鉄京成上野駅下車徒歩7分

【主催】 国立西洋美術館、オルセー美術館、読売新聞社、日本テレビ放送網
【主催国立西洋美術館、オルセー美術館、読売新聞社、日本テレビ放送網
【特別協賛】 キヤノン、大和証券グループ
【協賛】 DNP大日本印刷
【後援】 在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ
【協力】 西洋美術振興財団

公式サイト
お問い合わせ: 050-5541-8600(ハローダイヤル)

※中学生以下、心身に障害のある方及び付添者1名は無料。(学生証または年齢の確認できるもの、障害者手帳をご提示ください)
※大学生及び高校生の方は、入館の際に券売窓口にて学生証をご提示ください。
※国立美術館キャンパスメンバーズ加盟校の学生・教職員は、本展を学生1,200円、教職員2,100円でご覧いただけます。(学生証または教職員証をご提示のうえ会期中、ご来場当日に国立西洋美術館の券売窓口にてお求めください)
※12月12日[金]~12月26日[金]は高校生無料観覧日。 入館の際に券売窓口にて学生証をご提示ください。
※観覧当日に限り本展観覧券で常設展もご覧いただけます。
※前売券は5月29日[木]から10月24日[金]までの販売。(国立西洋美術館インフォメーションでの販売は10月22日[水]まで)
※チケット情報の詳細は、展覧会公式サイトをご確認ください。

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イロハニアート編集部

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アートをもっと自由に、もっとたくさんの人に楽しんでもらいたいという想いから生まれたメディア。日々、アートのイロハが分かるコンテンツを配信しています。アイコンは「イロハニくん」。アートのそばに、ひっそりと棲んでいます。

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