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2022.9.8

NFTアートとは? 購入せずに無料で楽しめる活用法も解説

昨年から話題になっているNFT。先物買いや投資目的の商品のように扱われて盛り上がり、今は落ち着いている印象ではありますが、もう一度、「観て楽しむアートフィールド」のひとつとして、今日は皆さんにNFTの世界をご紹介したいと思います。

NFTアートとは

NFTってなんの略?

Photo by Andrey Metelev on Unsplash

NFTとは「Non-Fungible Token」の略で、一般的に「非代替性トークン」と訳されます。トークン(token)にはいろんな意味がありますが、ここでは「証拠」が適切かと思われます。 NFTはデジタルに署名をする技術のことなのです。
つまり「NFTアート」とは「代替え不可能な証拠(の署名)がついているデジタルアート」ということになります。

NFTのメリット

では一体、アートをデジタルにした際にNFTが何に有効なのでしょう?
水彩画や油絵なども、デジタルデータ化すれば簡単にプリント等で量産ができますが、オリジナルは唯一、最初に手描きで制作されたものだということが明瞭なのに対して、初めからデジタルで描かれた作品は、容易に複製・改ざん・拡散されてしまうために、どれがオリジナルなのかを明確にすることができません。作者の証明や作品そのものの価値すら揺らいでしまうのが正直なところでした。

ですが、NFTの仕組みによって、作品のデジタルデータに「署名」をすることで「これがオリジナルだよ」ということを明確にできるようになったのです。

これまで話題になったNFT

これまでNFTアートで話題になった作家をいくつか挙げてみましょう。

Rhizomatiks(ライゾマティクス)

2021年8月にリリースされたPerfumeのNFTアート「Imaginary Museum “Time Warp” 」

東京都現代美術館でも展示があったライゾマティクスは、Perfumeのステージを手がけていることで有名ですが、そのパフォーマンスからポージングをデータ化してNFTにし販売しました。他ジャンルのアーティストとのコラボレーションとしては素晴らしい形と言えると思います。

Zombie Zoo Keeper

夏休みの自由研究で当時9歳の日本人の少年・Zombie Zoo Keeper(ゾンビ・ズー・キーパー)が動物ゾンビの絵をドットで描いたNFT。200枚以上のピクセルアート(ドット絵)が完売になり、子供の絵が!と話題になりましたが、母親であるアーティストの草野絵美さんによるプロデュースとNFT販売のタイミングまでのストーリー作りや、海外のNFTアーティストたちとのコミュニティでの活動がとても秀逸であったと言われています。

村上隆

昨年六本木ヒルズでピカピカな「お花の親子」というオブジェの展示があった村上隆氏も、RTFKTスタジオのNFTプロジェクトに参加して、2万体の3Dキャラクター(アバター)を制作・販売しました。RTFKTスタジオは、デジタルアーティスト Fewociousと制作したバーチャルスニーカーが高額で7分以内に完売したことでも話題になりましたね。

いますぐできる!NFTの楽しみ方

Photo by bruce mars on Unsplash

NFTを閲覧したり取引したりするマーケットプレイスと呼ばれる場所は、日本にも国外にもたくさん誕生していますが、どれもまずは口座を開かねばならないなど、投資や暗号資産の取引目的に思われて敷居が高いですよね。

ですが、それらもほとんど同じネットワークプラットフォームを使っています。使い勝手や決済方法などで、どのマーケットプレイスを選ぶかはお好みですが、もっとシンプルに、スマホで、しかも無料で、とりあえずNFTアートの世界を体験してみたいという方に試していただきたい方法があります。

①まずは仮想通貨用のお財布(wallet)を作る

現在NFTで最も一般的に使われているネットワークプラットフォームを「イーサリアム」と言うのですが、そこで使われる仮想通貨単位を「イーサ(Ether)」と呼びます。イーサという仮想通貨を保存しておく専用のウォレット(Wallet)の名前が「Meta Mask(メタマスク)」です。

ウォレットというと、お金を入れるの?と思うかもしれません。もちろんお財布でもありますが、NFT上での自分のアカウント、メールアドレスのようなものだと思ってください。

MetaMaskアプリはキツネのマーク

Meta Maskアカウントは PCもしくはスマホのアプリなどでも作ることが可能です。無料ですし、最初からお金を入れる必要もありません。
細かい手順などはサイトなどをご参照いただくと良いかもしれません。


・GooglePlayのMeta Maskアプリ
https://play.google.com/store/apps/details?id=io.metamask

・AppleのMeta Maskアプリ
https://apps.apple.com/jp/app/metamask-blockchain-wallet/id1438144202

②アートの海に船出しよう。世界最大級のアートフロア「OpenSea」

Meta Maskのアカウント(アドレス)を作成すると、Meta Mask内のブラウザからコネクトできるスペースに入ることができます。ここは、世界で一番大きなマーケット「Open Sea」に入ってみるといいでしょう。ここで移動する際も、ご自分のMeta Maskに何度も認証させる作業が入ります。こうしてデータや資産が(入っている場合は)守られるというわけです。

Open Seaでは、多くのデジタルアート、写真、音楽作品などを観る・聞くことができます。気になる作品をクリックすれば、作者の情報や取引価格なども一目瞭然です。

・OpenSeaトップページ
https://opensea.io/

Open SeaトップページとMeta Maskを連動させて自分のページを作ってみよう!

イベント特典やギフトとしても。NFTアート活用法

NFT化されたデジタルアートは、販売・購入するだけにしか使えないわけではありません。無料で楽しめる活用法をご紹介します。

①ギフトとしての無料配布

NFTアートは、所有者や製作者がイベントなどの特典として無料で配布することも可能です。例えば筆者はNFT用に絵を描いており、DJのKoichi SatoさんがClubhouseやTwitchでファンの方に配布しているNFTの作成をお手伝いしています。ファンの方はクイズやゲームなどでNFTをゲットして、自分のページにコレクションしています。

イベント特典として無料で配布されたNFT。所有者は今後、販売・譲渡・交換などもすることができる。

②自分のギャラリーを作ることも可能

また、集めたデジタル作品は、インターネット上に自分のギャラリーを作って展示できるほか、世界中のユーザーのギャラリーを巡ることもできます。

仮想空間にオリジナルギャラリーを作ったり、鑑賞したりできるサービス「oncyber(オンサイバー)」。

・oncyber - build your own world, experience with others.
https://oncyber.io/



ギャラリーに入るような感覚で3D空間を動くことができます。

NFTアートを楽しんでみよう!

自分の作品を販路に出すにはガス代(手数料)が必要なところが多いですが、NFT化だけなら無料なので、ただ飾りたいという方にも楽しんでいただけると思います。


NFTの技術を使って、デジタルデータも本物の証明が容易になり、希少価値を有することができるようになりました。現在はアートだけでなく、ゲーム、音楽、イベントチケット、著作物や所有の権利の証明などにも使われています。

最近よく聞く「メタバース」(※編集部注:インターネット上に構築された3次元仮想空間やサービスのこと)という世界は、それほど遠くのものでも難しいものでもありません。まずはスマホやアプリで無料でできるところから少しずつ体験していくのはいかがでしょうか? もしかしたら自分の好みのアートに出会えるかもしれませんよ。

【写真7枚】NFTアートとは? 購入せずに無料で楽しめる活用法も解説 を詳しく見る

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Mayachi

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夫の駐在に同行しているうちに海外生活が10年超。帰国して現在は専業主婦。海外の日本人向けwebやフリーペーパーで、ライター・マンガ家・イラストレーターとして活動、現在は日本で活動継続中。音楽配信やNFT制作、グッズ制作などやってみたいことは全部やってしまうのが悪い癖。

夫の駐在に同行しているうちに海外生活が10年超。帰国して現在は専業主婦。海外の日本人向けwebやフリーペーパーで、ライター・マンガ家・イラストレーターとして活動、現在は日本で活動継続中。音楽配信やNFT制作、グッズ制作などやってみたいことは全部やってしまうのが悪い癖。

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