EVENT
2024.5.24
カルティエと日本との関係性に迫る「カルティエと日本 半世紀のあゆみ 『結 MUSUBI』展 ― 美と芸術をめぐる対話」
6月12日(水)~ 7月28日(日)まで、東京国立博物館内にある表慶館にて「カルティエと日本 半世紀のあゆみ 『結 MUSUBI』展 ― 美と芸術をめぐる対話」が開催されます。
「カルティエと日本 半世紀のあゆみ 『結 MUSUBI』展 ― 美と芸術をめぐる対話」
カルティエが日本に最初のブティックを開店してから50年を記念し、メゾンと日本を結ぶさまざまなストーリーを紹介する当展覧会。左右対称の構造をなす表慶館を舞台に、カルティエと日本、そしてカルティエ現代美術財団と日本のアーティストという2つの絆を紐解きます。
本展覧会について
ノット ブローチ, 1907 プラチナ、ゴールド、ダイヤモンド、ルビー Marian Gérard, Cartier Collection © Cartier
東京国立博物館内の表慶館で開催される「カルティエと日本 半世紀のあゆみ『結 MUSUBI』 展 ― 美と芸術をめぐる対話」は、カルティエの貴重なアーカイブピースで構成される「カルティエ コレクション」、プライベートコレクションやアーカイブ文書などを通してカルティエと日本文化の対話を浮き彫りにします。
展覧会名にある「結」は、カルティエと日本の長年にわたり育まれてきた絆を表しています。たびたび歴史的な作品に見られる結び目のモチーフからインスピレーションを得ており、20世紀初頭に美術愛好家であったルイ・カルティエが収集した日本の品々を思い起こさせます。
日本のカルティエの歴史
日本におけるメゾンの最初のブティックは1974年に東京・原宿のパレ・フランスにオープンしましたが、日本文化との対話はそれ以前から始まっており、その歴史は19世紀後半にまで遡ります。
エキシビションの第一部では、ルイ・カルティエの時代から今日に至るまで、 カルティエの作品に日本がいかに影響を与えたか、そして、1988年以降に日本で開催されてきたカルティエの展覧会を振り返りながら、メゾンの歴史を「カルティエ コレクション」の貴重なアーカイブピースを含む約200点の展示とともにご紹介。
メゾンのサヴォアフェールと大切にしている価値観と、日本のクリエイティビティとの絶え間ない対話は、阿部千登勢/sacai、レアンドロ・エルリッヒ、川内倫子、田原桂一、日比野克彦、ホンマタカシ、村瀬恭子などの建築家、デザイナー、現代アーティストの作品を通して表現されています。
そして本展覧会は、カルティエと日本が共有してきた半世紀の歴史にオマージュを捧げます。
カルティエと日本との関係
横尾忠則 The Portraits of Japanese artists Collection of the Fondation Cartier pour l'art contemporain, Paris © Tadanori Yokoo © André Morin
企画展、ライブパフォーマンス、講演会といったプログラムを通して、あらゆる分野の現代美術を世界に広めることをミッションとする民間文化機関であるカルティエ現代美術財団は、パイオニアとして、多くの日本人アーティストをヨーロッパの人々にいち早く紹介してきました。
本パートでは、万華鏡のようなビジョンのもと、展覧会の開催から出版物の刊行、カルティエ財団のための制作依頼からコレクションにいたるまで、財団がさまざまな分野のクリエイションをどのように結びつけてきたのか、そのユニークな手法を垣間見ることができます。
このような無数の交流の中で、カルティエ財団は日本のアーティストたちとの絶え間ない対話をつづけ、真のコミュニティを築いてきました。こうした創造的な対話は、日本のアートシーンを代表する15人の国内外アーティストの作品を通して展開されます。
それらは、松井えり菜、村上隆、横尾忠則による絵画から、荒木経惟、川内倫子、森山大道による写真、束芋、宮島達男によるインスタレーション、さらに北野武、杉本博司、中川幸夫や三宅一生といった巨匠の作品にまでいたります。
歌川広重にオマージュを捧げた澁谷翔によるインスタレーション
単一の展覧会で初めて一堂に会する、メゾンカルティエとカルティエ現代美術財団の並行する2つの歴史は、建物の中心に展示される澁谷翔によるインスタレーションで結ばれます。
本展覧会を記念するためにカルティエから制作を依頼された澁谷翔は、36日にわたり日本全国を旅し絵画50点の連作を制作。歌川広重と『東海道五十三次之内』(1832年)にオマージュを捧げることは彼の夢でもありました。
浮世絵の巨匠の先例に倣い日本橋から旅を始め、47都道府県すべてを訪れ、毎日地方日刊紙の1面に空を描きました。カルティエと日本のつながりの過去、現在、未来を融合することを企画する本展と同様に、澁谷翔による“the Fifty Sky Views of Japan(日本の空50景)”は、こうしたつながりの連続性を示すものであり、絶えず進化させ刷新し続けるカルティエの歴史を象徴するものです。
Studio Adrien Gardèreの空間構成にも注目!
Studio Adrien Gardère(スタジオ アドリアン ガルデール)が手がけた本展の空間構成は、表慶館という伝統的な建築をより引き立て、称えると同時に、カルティエが日本と日本の美意識に捧げるオマージュでもあります。
伝統的な素材が見直され、床の間や数寄屋建築に着想を得たニッチやテーブルが各展示品を引き立てます。また、展示されるアーティストの舞台装置には、日本の産業用足場システムが使用され、カルティエ財団と日本との大胆で生き生きとした関係を映し出しています。
展覧会情報
カルティエと日本 半世紀のあゆみ 『結 MUSUBI』展 ― 美と芸術をめぐる対話
会期:2024年6月12日〜7月28日
会場:東京国立博物館 表慶館
住所:東京都台東区上野公園13-9
電話番号:050-5541-8600(ハローダイヤル )
開館時間:9:30〜17:00(金土〜19:00) ※入館は閉館の30分前まで
休館日:月(7月15日は開館)、7月16日
料金:一般1,500円、大学生1,200円、高校生以下無料
展覧会ホームページ:カルティエと日本 半世紀のあゆみ 『結 MUSUBI』展 ― 美と芸術をめぐる対話
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アート・カルチャーの架け橋になりたい。やれることならなんでもやるフリーランス。日々の暮らしを豊かにしてくれるアート・カルチャー系記事の執筆業以外に、作詞家、仲介・紹介業、対話型鑑賞会のナビゲーター、アート・映像ディレクターとして活動中。
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