EVENT
2026.5.8
エドワード・ゴーリーの“謎”を読み解く展覧会が京都へ。美術館「えき」KYOTOで「秘密のメッセージ展」開催
モノトーンの緻密な線描と、どこか不穏でユーモラスな物語世界で知られる絵本作家エドワード・ゴーリー。彼の作品に込められた“秘密のメッセージ”を読み解く展覧会「エドワード・ゴーリー 秘密のメッセージ展」が、2026年5月15日(金)から6月21日(日)まで、美術館「えき」KYOTOにて開催されます。
エドワード・ゴーリー(1925-2000)は、アメリカを代表する絵本作家のひとり。日本でも『うろんな客』『不幸な子供』などの作品で知られ、かわいらしい絵本のイメージを裏切るような、ブラックユーモアや死の気配、謎めいた余韻をたたえた作風で、多くの読者を惹きつけてきました。
緻密な線描に潜む、ゴーリー作品の不思議な魅力
ゴーリー作品の大きな魅力は、何といってもモノトーンで描かれる繊細な線描です。
細かく描き込まれた衣服の質感、室内の装飾、建物の陰影、人物の無表情な佇まい。画面全体は静かでありながら、そこにはどこか不穏な空気が漂っています。説明しすぎない絵と、余白を残した言葉。その組み合わせによって、読者は物語の奥に隠された意味を想像せずにはいられません。
ゴーリーの絵本は、単に“読む”ものではなく、細部を観察し、暗号のように意味を探りながら味わう作品ともいえるでしょう。本展のタイトルにある「秘密のメッセージ」は、まさにその鑑賞体験を象徴しています。
主著から未発行絵本の原画、ポスターや出版物まで紹介
本展では、ゴーリー自身がテキストとイラストの両方を手がけた主著「Primary Books」をはじめ、未発行の絵本の原画、ポスター、出版物などを展示します。
ゴーリーは絵本作家としてだけでなく、挿絵、表紙、舞台美術、演劇やバレエのポスターなど、幅広い分野で才能を発揮しました。物語と絵のあいだに生まれる緊張感、装飾的でありながら冷ややかな画面構成、そして見る者を迷宮へ誘うような独特のユーモア。本展では、そうしたゴーリーの多面的な仕事を通して、作品に込められたメッセージを紐解いていきます。
絵本のページをめくるように楽しむだけでなく、一枚の絵として線や構図をじっくり眺めることで、ゴーリー作品の美術的な魅力にも出会える展覧会となりそうです。
会期中にはギャラリートークも開催
会期中の2026年5月16日(土)には、ギャラリートークも開催されます。
登壇するのは、株式会社白泉社『MOE』編集部の石川真紀子氏と、文筆家・編集者の内山さつき氏。会場内を移動しながら、作品の見どころやゴーリーの魅力について語られます。
事前申込は不要で、参加には当日使用できる美術館入館券が必要です。ゴーリー作品をより深く味わいたい方にとって、貴重な機会となるでしょう。
京都駅直結の美術館で、ゴーリーの謎めいた世界へ
会場となる美術館「えき」KYOTOは、京都駅ビル内・ジェイアール京都伊勢丹7階に隣接する美術館。アクセスしやすい立地のため、京都観光や買い物の合間にも立ち寄りやすいのが魅力です。
かわいらしさと不気味さ、ユーモアと残酷さ、絵本と美術の境界を軽やかに行き来するエドワード・ゴーリーの世界。ページの奥に隠された“秘密のメッセージ”を探しに、京都でその謎めいた線描世界に浸ってみてはいかがでしょうか。
開催概要
<展覧会名>
エドワード・ゴーリー 秘密のメッセージ展
<会期>
2026年5月15日(金)~6月21日(日)
※会期中無休
<会場>
美術館「えき」KYOTO
京都駅ビル内 ジェイアール京都伊勢丹7階隣接
<開館時間>
10:00~19:30
※入館締切は閉館30分前
<入館料(税込)>
一般:1,200円(1,000円)
高・大学生:1,000円(800円)
小・中学生:500円(300円)
※高・大学生の方は学生証をご提示ください。
※「障害者手帳」をご提示のご本人さまとご同伴者1名さまは、当日料金より各200円割引。
※( )内は前売料金。前売券は2026年4月4日(土)~5月14日(木)まで販売。
<前売券販売場所>
美術館「えき」KYOTOチケット窓口、京都駅ビルインフォメーション、チケットぴあ、ローソンチケット
<主催>
美術館「えき」KYOTO、京都新聞
<特別協力>
エドワード・ゴーリー公益信託、ゴーリーハウス(ケープコッド)
<協力>
株式会社 河出書房新社
<企画制作>
株式会社イデッフ
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