EVENT
2026.5.2
【銀座・無料】蜷川実花が描く色彩の迷宮へ。JINS銀座店で「花、瞬く光」展がスタート
銀座のメインストリート、中央通りに位置するグローバル旗艦店「JINS銀座店」。
その地下1階に広がるアートギャラリーで、2026年5月1日(金)より、アーティスト・蜷川実花氏による作品展示「花、瞬く光(Flowers, Shimmering Light.)」が開催されます。
日本を代表するクリエイターが、伝統と革新のまち・銀座から世界へ向けて放つ、鮮烈な色彩と光の物語。その魅力と見どころを深く掘り下げます。
目次
藤本壮介氏が手掛けた「柔らかな和」の空間で、名和晃平氏の作品と出会う
JINS銀座店に一歩足を踏み入れると、まず目を奪われるのが、建築家・藤本壮介氏による独創的な空間です。「柔らかな和」をコンセプトに、左官の手仕事で仕上げられた外観と内装は、現代的でありながらどこか懐かしい温もりを感じさせます。
店内には、彫刻家・名和晃平氏の象徴的な作品《Snow-Deer》が恒久的に設置されており、吹き抜けから差し込む光を受けて、見る角度によって刻々と表情を変えます。
この場所自体が、建築とアートが高度に融合したひとつの作品と言えるでしょう。そんな贅沢な空間を通り抜け、地下1階のアートギャラリーへと向かう高揚感は、銀座のアート散策ならではの醍醐味です。
蜷川実花氏が捉えた「光と色彩の一瞬の瞬き」
今回の展示「花、瞬く光」で描かれるのは、蜷川実花氏の真骨頂とも言える「鮮やかな光と色彩」の世界です。
窓を開けた瞬間に溢れ出す光のように、
世界はこんなにも色彩に満ちている。
……
その一瞬の瞬きを、
消えてしまう前にそっと掬い上げ、
手元に留めておきたい。
蜷川氏がコメントで寄せたこの言葉通り、会場に並ぶ作品群は、日常の中に潜む「奇跡のような一瞬」を凝縮したものです。
彼女のレンズが捉えた光は、単なる記録ではなく、観る者の心に直接語りかけてくるような生命力に溢れています。
アーティスト・蜷川 実花(にながわ みか)氏コメント全文
作品展示名:花、瞬く光
英題:Flowers, Shimmering Light.
窓を開けた瞬間に溢れ出す光のように、
世界はこんなにも色彩に満ちている。
すべては美しく移ろい、
二度と同じ表情を見せることはない。
その一瞬の瞬きを、
消えてしまう前にそっと掬い上げ、
手元に留めておきたい。
シャッターを切るたびに、
私はこの世界の光と深く溶け合い、
揺らぎそうな輪郭をかろうじて保っている。
ここが魅力!「花、瞬く光」の注目ポイント
作品と「溶け合う」圧倒的な没入感
蜷川実花氏の作品の大きな特徴は、その没入感にあります。
本展では、写真の中に映り込む光の粒子や色の揺らぎが、鑑賞者を包み込むような構成になっています。
まるで自分自身が色彩の一部になったかのような、新感覚の鑑賞体験を味わえるでしょう。
伝統から革新へ。繋がる「縁(えにし)」のストーリー
JINS銀座店のアートギャラリーは、第一弾のいけばな・池坊専好氏による「伝統」から、第二弾の蜷川実花氏による「現代の革新」へとバトンを繋ぎました。
店舗のコンセプトでもある「縁(えにし)」を軸に、日本のクリエイティビティが時代を超えて繋がっていく様子を体感できるのは、このギャラリーならではの体験です。
銀座の中心で、予約不要・無料で楽しめる贅沢
世界中から観光客が集まる銀座四丁目にありながら、予約不要かつ無料で、これほど質の高いアートに触れられる機会は稀です。
買い物の合間や仕事帰りに、都会の喧騒を離れて静かに感性を研ぎ澄ますことができます。
アーティストとしての新境地。最新の蜷川実花を体感
2025年に京都市京セラ美術館で25万人を動員した大規模個展を成功させ、クリエイティブチーム「EiM(エイム)」としても活動する蜷川氏。最新の写真集『VIRA』や『mirror, mirror, mirror』の刊行を経て、表現はさらに深みを増しています。
本展は、世界を股にかけて活躍する彼女が、今この瞬間に見つめている「世界の美しさ」を銀座から世界へ発信する、非常に重要なマイルストーンとなります。
展示を訪れる方へ
「花、瞬く光」は、ただ作品を眺めるだけでなく、そこに溢れる光を感じ、自分自身の内面を見つめ直すような時間を提供してくれます。
銀座のまちが持つ華やかさと、地下ギャラリーの静謐な空気感。そのコントラストの中で、蜷川実花氏が掬い上げた「一瞬の瞬き」に、ぜひ触れてみてください。そこには、明日からの世界が少しだけ鮮やかに見える、新しい視点が待っているはずです。
展示概要
展示概要
【期間】2026年5月1日(金)~7月31日(金)
【タイトル】花、瞬く光
【入場料】無料。予約不要でどなたでもご覧いただけます。
店舗概要
【店舗名】JINS銀座店
【営業時間】10:00~20:00
【所在地】東京都中央区銀座四丁目5番1号
【展開本数】約700種
【店舗面積】138.08坪(地下1階~地上1階)
アーティストプロフィール
写真家、映画監督、現代美術家。
写真を中心として、映画、映像、空間インスタレーションも多く手掛ける。クリエイティブチーム「EiM(エイム)」の一員としても活動中。木村伊兵衛写真賞ほか数々受賞。2010年ニューヨークのRizzoliから写真集を出版。また、『ヘルタースケルター』(2012年)、『Diner ダイナー』(2019年)をはじめ長編映画を5作、Netflixオリジナルドラマ『FOLLOWERS』(2020年)を監督。これまでに写真集120冊以上を刊行、個展150回以上、グループ展130回以上と国内外で精力的に作品発表を続ける。個展「蜷川実花展with EiM:彼岸の光、此岸の影」(京都市京セラ美術館、2025年1月-3月)は、25万人を動員。
最新の写真集に『VIRA』(bookshop M Co., Ltd.、2026年)、『mirror, mirror, mirror』(光村推古書院、2026年)がある。
主な展覧会/
グループ展「I’M SO HAPPY YOU ARE HERE」Palais de l'Archevêché、2024年
グループ展「Tokyo : Art & Photography」アシュモレアン博物館、2021年‐2022年
「MIKA NINAGAWA INTO FICTION / REALITY」北京時代美術館、2022年
「蜷川実花展」台北現代美術館(MOCA Taipei)2016年
画像ギャラリー
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アートをもっと自由に、もっとたくさんの人に楽しんでもらいたいという想いから生まれたメディア。日々、アートのイロハが分かるコンテンツを配信しています。アイコンは「イロハニくん」。アートのそばに、ひっそりと棲んでいます。
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