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2024.6.26

2024/7/6~日本の巨大ロボット群像―鉄人28号、ガンダム、ロボットアニメの浪漫―

2024年7月6日(土)~9月1日(日)の期間、京都文化博物館にて特別展『日本の巨大ロボット群像―鉄人28号、ガンダム、ロボットアニメの浪漫―』を開催いたします。 日本のアニメーションにおける巨大ロボットのデザインとその映像表現の歴史を辿り、「巨大ロボットとは何か」を問いかけます。

この記事では本展の見どころを紹介します。

日本のポップカルチャーとなった・ロボットアニメーション

メガゾーン23 PARTⅡ 秘密く・だ・さ・い(1986年) 荒牧伸志 ©AIC ©AICライツ

『鉄人28号』(1963年)をきっかけに、『マジンガーZ』(1972年)の大ヒット、そしてロボットアニメの流れに新風を吹き込んだ『機動戦士ガンダム』(1979年)の影響下、現在に至るまで多数のロボットアニメが制作され、魅力的なロボットがデザインされてきました。

本展では、『鉄人28号』から近年のロボットアニメにおけるロボットのデザインと映像表現の歴史を、それらの「リアリティ」形成において重要な役割を果たした設定上の「メカニズム」と「大きさ」を軸に検証していきます。その上で、「巨大ロボットとは何か」を考えていきたいと思います。

見どころ1 巨大ロボットの「メカニズム」に注目!

機動戦艦ナデシコ(1996年) ©Production I.G/ナデシコ製作委員会・テレビ東京

巨大ロボットアニメの「お約束」 といえば、「搭乗」、「合体」、「変形」。玩具として商品化されることを前提としたデザインには工夫が凝らされています。が、そのデザインに隠された「メカニズム」には、それなりの合理性があります。

本展では、そうしたメカニズムの魅力を、デザイン画やアニメ劇中の場面などから制作した造形物によってお伝えします。

見どころ2 気分はパイロット?ロボットの「大きさ」を体感できる!

巨大ロボットの「大きさ」は、アニメ劇中にていかに表現されてきたか?1980年代になると、巨大だったロボットのサイズは実用機械レベルに小さくなりました。その結果、現実世界にロボットが存在するかのようなリアルさを感じることになります。

劇中で設定されたとおりの大きさのロボットたちの一部分(あるいは全部)は、 私達にはどう見えるのか?どう感じるのか?本展では1/1の実物大で床にプリントされたガンダムも展示されます。ガンダムの上に立って、そのサイズをアニメの登場人物になった気分で体感してください。

見どころ3 「内部メカ」にもえる!

勇者ライディーン ©東北新社

架空のロボットが本当に存在するかのようなリアリティを追求するため、「内部透視図」が描かれてきました。装甲の裏側、そして隙間にのぞくメカは、架空メカの「実体化」への欲望なのか、制作者のフェティシズムか?

現在ではプラモデルや玩具でも当たり前のように 再現されることが多くなったロボットの「内部」に注目します。

見どころ4 メカニックデザイナー・宮武一貴による圧巻の巨大絵画を展示!

宇宙の戦士(1977年) 加藤直之・宮武一貴 ©スタジオぬえ

日本のアニメ界におけるメカニックデザイナーのパイオニア・宮武一貴氏(スタジオぬえ)が、本展のために制作した、巨大ロボットをテーマとした描きおろしの特大絵画は必見です。博物館ならではの大画面で、宮武氏の描くロボットワールドを堪能してください!

また、宮武氏が所属する「スタジオぬえ」の仕事も特別展示で紹介します!

見どころ5 豪華なナレーション

音声ガイドのナレーションを担当されるのは、TV番組のナレーションや洋画の吹き替え、ロボットアニメでは、『機動戦士ガンダム』(ギレン・ザビ役)など多数出演されている銀河万丈さんと、『NARUTO-ナルトー』シリーズ(日向ヒナタ役)、『ONE PIECE』(小紫役)をはじめ、アニメ、吹き替えなど多数の作品の声を担当、歌手やラジオパーソナリティなど、マルチに活躍されている水樹奈々さんです。ぜひ音声ガイドもご利用ください。

観覧券(一般)と京都会場限定カラーのオリジナルマグカップが付いたお得なチケットの販売(数量限定)や、プロ講師によるワークショップなどの楽しいイベントも開催予定です。

この夏、日本アニメ界のロボットの歴史と未来を考察しに、京都文化博物館を訪れてみてはいかがでしょうか?

開催概要

展覧会名:特別展『日本の巨大ロボット群像―鉄人28号、ガンダム、ロボットアニメの浪漫―』
会 期:2024年7月6日(土)~9月1日(日)
開室時間:10:00~18:00(金曜は19:30まで)※入場は閉室の各30分前まで
休 館 日:月曜日(ただし7月15日、8月12日は開館)、8月13日(火)
会 場:京都文化博物館 4階・3階展示室[〒604-8183 京都市中京区三条高倉]
主 催:京都府、京都文化博物館、産経新聞社、関西テレビ放送
入 場 料:一般・大学生1,800円、中高生1,300円、小学生700円
お問合せ:京都文化博物館 075-222-0888

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イロハニアート編集部

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アートをもっと自由に、もっとたくさんの人に楽しんでもらいたいという想いから生まれたメディア。日々、アートのイロハが分かるコンテンツを配信しています。アイコンは「イロハニくん」。アートのそばに、ひっそりと棲んでいます。

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