EVENT
2025.1.22
【横浜そごう美術館】『ブラック・ジャック』史上最大の展覧会が開催―生原稿500点超!手術シーンは”現代アート”として鑑賞
天才外科医の物語を生み出した手塚治虫の情熱と執念が、ついに明かされます。
2025年1月16日から2月25日まで、横浜そごう美術館にて「手塚治虫 ブラック・ジャック展」が開催中です。
目次
過去最大規模の展示内容
本展は、『ブラック・ジャック』の全243話を網羅する史上最大規模の展覧会。
500点以上の生原稿に加え、1970年代の『週刊少年チャンピオン』連載時の貴重な資料や、作品誕生の秘密に迫る証言映像など、圧巻の展示内容となっています。
見どころ満載の4つの展示室
第1室「B・J(ブラック・ジャック)とキャストたち」
ピノコ、如月恵、ドクター・キリコなど、個性豊かなキャラクターたちの魅力を紹介。
作品世界の奥深さを堪能できます。
第2室「B・J (ブラック・ジャック)誕生秘話」
手塚治虫の医大時代の資料や、記念すべき第一話の原稿を展示。
「医療マンガを少年誌に」という革新的な発想の背景に迫ります。
第1話_医者はどこだ! ©Tezuka Productions
第3室「B・J (ブラック・ジャック)曼荼羅」
約140話分の原稿を一堂に展示する圧巻のスペース。
高額請求の謎や、動物の命を扱った作品など、テーマごとの展示で新たな発見が待っています。
第241話_オペの順番 ©Tezuka Productions
第4室「B・J (ブラック・ジャック)蘇生」
手術シーンを現代アート的視点で鑑賞する斬新な展示や、昭和の時代背景とともに作品を読み解くコーナーなど、現代に通じる『ブラック・ジャック』の魅力を再発見できます。
第29話_ときには真珠のように ©Tezuka Productions
横浜会場限定の特別展示も!
「カミカイ」コーナーでは、横浜会場限定で感動作『おばあちゃん』を全ページ展示。
高額報酬の真意や親子の愛を描いた珠玉の1編を、原画でじっくりと味わえます。
第89話_おばあちゃん ©Tezuka Productions
「イー・エー・グラン」とブラック・ジャックのコラボメニュー!
ブラック・ジャックのチョコレートモカ、ピノコのピンクベリーフレンチトースト
ブラック・ジャックの傷をイメージしたチョコアートで仕上げた
ブラック・ジャックのチョコレートモカ
850円 【各日限定 20杯】
可愛らしくいちごやベリーソースでデコレーションしてリボンを飾り付けした
ピノコのピンクベリーフレンチトースト
2,300円 【各日限定 30食】
そごう横浜店10階レストラン「イー・エー・グラン」
毎日限定なので、お早めに!
五感でブラック・ジャックの世界をご堪能ください。
『ブラック・ジャック』とは
1973年から1983年まで『週刊少年チャンピオン』で連載された医療マンガの金字塔。
顔に傷のある謎の天才外科医ブラック・ジャックと、彼が生み出した"18歳で0歳"の少女ピノコの物語を通じて、人間の命、医療の本質、そして「医者とは何か」という深遠なテーマに迫ります。
『手塚治虫(てづか・おさむ)』とは
本名・手塚治。
1928年、大阪府豊中市生まれ、兵庫県宝塚市で育つ。大阪大学附属医学専門部卒業。医学博士。
1946年に17歳で四コママンガ『マアチャンの日記帳』にてデビュー。
翌年、単行本『新寳島』が大ヒットとなり、以来、日本のストーリーマンガの確立に尽くす。
また、1961年、アニメスタジオ「虫プロダクション」を設立。1963年、国産初の本格的なテレビアニメシリーズ『鉄腕アトム』の放送を成功させ、アニメ界にも大きな業績を残す。代表作に『鉄腕アトム』『ジャングル大帝』『リボンの騎士』『火の鳥』『ブラック・ジャック』『三つ目がとおる』等がある。1989年死去。
医学博士の資格を持つ漫画家・手塚治虫が理想の医師像を描いた不朽の名作。
その全貌に迫る貴重な機会を、ぜひお見逃しなく。
展覧会詳細
会期:2025年1月16日(木)~2月25日(火)
※会期中無休
会場:そごう美術館(横浜駅東口 そごう横浜店6階)
開館時間:10:00~20:00(入館は19:30まで)
入館料:
一般1,600円(1,400円)
大学・高校生1,400円(1,200円)
中学生以下無料 ※( )内はオンラインチケット[e-tix]購入価格
※障がい者手帳をお持ちの方とご同伴者1名は無料
※詳細は公式HPをご確認ください。

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