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EVENT

2025.4.17

【大阪・関西万博】「愛と平和の石磨きワークショップ」開催!参加者募集中!

世界中から注目が集まるEXPO2025、大阪・関西万博。その会場内で、現代アートを通じた特別な体験が待っています。
彫刻家・冨長敦也氏による「Love Stone Project EXPO 2025」の一環として、“愛と平和”をテーマにした石磨きワークショップが、2025年4月19日(土)から約半年間にわたり開催されます。

整地された砂に丸い石が並ぶ公園

石に触れ、心を込めて磨くことで、自分自身と向き合い、国や文化を超えた平和への想いを共有する「Love Stone Project EXPO 2025(ラブ ストーン プロジェクト エキスポ ニーゼロニーゴー)」は、深い意味を持つアート体験です。
また、参加費は無料です。
(※別途、大阪・関西万博の入場チケットが必要です)

ぜひ、この貴重な機会に参加してみませんか?

「Love Stone Project」とは。 石を通じて世界と繋がるアート

このユニークなプロジェクトを手がけるのは、彫刻家の冨長敦也氏。2011年の東日本大震災後、被災地を訪れた冨長氏は、静かに佇む石に触れ、「石も人も自然の一部であり、石を通じて世界は一つになれる」と気づきました。

そこから生まれたのが「Love Stone Project」です。

ハート形に彫られた石を、その土地の人々と共に磨き上げ、みんなの想いを込めて輝かせる。

このシンプルでありながら力強いコンセプトは、国境を越えて共感を呼び、これまでアメリカ、イタリア、ベトナム、エチオピアなど世界約300か所で開催され、延べ3万人以上が参加してきました。
2013年には、異なる国の石を市民と磨いた作品がUBEビエンナーレ(現代日本彫刻展)で大賞を受賞するなど、国際的にも高く評価されています。

ハート形に彫刻した石をやすりで磨く人々の手

巨大なハート形に彫刻した石をやすりで磨く人々の様子

万博特別版「Love Stone Project EXPO 2025」の見どころ

今回の舞台は、大阪・関西万博。

「Love Stone Project EXPO 2025」では、世界の五大陸(アメリカ、ヨーロッパ、アフリカ、アジア、オセアニア)から集められた5つの御影石が、ハートを思わせる形に彫刻され、万博会場(西口ゲート前)に設置されます。

・北アメリカ大陸:アメリカ産御影石
・ヨーロッパ大陸:フィンランド産御影石
・アフリカ大陸:南アフリカ産御影石
・アジア大陸:日本(大阪能勢)産御影石
・オーストラリア大陸:オーストラリア産御影石

これらの石が一堂に会することは、「地球はひとつ」というメッセージを象徴しています。
そして、世界中から万博を訪れる人々が、これらの石を一緒に磨くことで、人種や文化、言語の違いを超えた人類共通の願いである「愛」と「平和」を体現するのです。

最初はざらざらとした石肌が、会期を通じて多くの人々の手によって磨かれ、最終的には万博会場の空を映し出すほどピカピカに輝きます。

その過程もまたアート。

磨き段階ごとに異なる表情を見せる石は、訪れるたびに新たな発見を与えてくれるでしょう。
世界中の人々の想いが込められた石は、万博の記憶として、未来へと輝き続けます。

参加してみよう!石磨きワークショップ詳細

石を磨く工程は、目の粗いやすり(80番)から始まり、徐々に細かいもの(200番、400番、800番、1500番、3000番、6000番)へと進める7段階。
ワークショップでは、各段階のやすりが用意され、参加者は水を使って石を磨きます。

【開催スケジュール(予定)】
4月19日(土)、20日(日): やすり80番
5月10日(土)、11日(日): やすり200番
5月24日(土)、25日(日): やすり400番
6月7日 (土)、8日 (日): やすり800番
9月6日 (土)、7日 (日): やすり1500番
9月20日(土)、21日(日): やすり3000番
10月4日 (土)、5日 (日): やすり6000番

【参加方法】
申し込み: 事前申し込みは不要です。開催時間内に、西口ゲート前の作品場所へ直接お越しください。
時間: 各開催日 10:00~15:00
参加費: 無料
持ち物: 特になし(やすりなどは会場で用意されます)
備考:
本ワークショップは大阪・関西万博会場内での開催です。参加には別途、万博の入場チケットが必要です。
天候により中止・中断する場合があります。
実施日時、回数は変更になる可能性があります。

万博とアートを繋ぐ「Study:大阪関西国際芸術祭 2025」

この石磨きワークショップは、「大阪関西国際芸術祭」の一環として実施されます。
この芸術祭は、大阪・関西万博の開催期間中(2025年4月11日~10月13日)に、万博会場だけでなく、大阪文化館・天保山、中之島、西成、船場、万博記念公園など、大阪の様々なエリアで展開される現代アートの祭典です。

大阪・関西万博と大阪一帯をつなぐ役割を担う国際芸術祭として、「ソーシャルインパクト」をテーマに掲げ、「アート×ヒト×社会の関係をStudyする芸術祭」として、国内外の多様なアートプロジェクトを通じて、文化芸術の活性化や社会課題への問いかけを行います。

「Love Stone Project EXPO 2025」も、まさにそのテーマを体現するプロジェクトと言えるでしょう。

▼芸術祭の詳細はこちら
※芸術祭チケットで万博会場には入場できません

引用元:各会場のコンセプトと展示詳細、参加アーティストのプロフィール等

彫刻家・冨長敦也氏について

1961年大阪市生まれ。金沢美術工芸大学大学院修了後、大阪・能勢の石切り場で制作を開始。イタリアでの在外研修を経て、石という素材に向き合い続けています。2013年のUBEビエンナーレ大賞受賞を機に「Love Stone Project」を本格化させ、世界各地で人々との協働制作を展開。その活動は、美術館での展示やパブリックコレクション、公開制作など多岐にわたります。石の持つ普遍的な力と、人々の想いを繋げる活動が高く評価されています。

まとめ

大阪・関西万博という歴史的なイベントの中で、世界中の人々と共に「愛と平和」の象徴を創り上げる「Love Stone Project EXPO 2025」。ただ見るだけでなく、自らの手で触れ、磨き、参加できるこのアートプロジェクトは、きっと忘れられない体験となるはずです。

万博会場を訪れる際は、ぜひ西口ゲート前の作品エリアに立ち寄り、石に触れてみてください。心を込めて磨くひとときが、あなた自身の内面を映し出し、世界との繋がりを感じさせてくれるかもしれません。

ワークショップ概要

イベント名: Love Stone Project EXPO 2025 石磨きワークショップ
アーティスト: 冨長敦也(彫刻家)
日時: 2025年4月19日~10月5日の指定土日 10:00~15:00(詳細は上記スケジュール参照)
場所: 大阪・関西万博 会場内 西口ゲート前 作品設置場所
参加費: 無料
参加方法: 事前申込不要、当日会場へ
注意点: 大阪・関西万博の入場チケットが別途必要です。
主催: Study:大阪関西国際芸術祭 実行委員会(株式会社アートローグ内)
協賛(作品): 大阪石材工業株式会社

「Study:大阪関西国際芸術祭 2025」開催概要

「Study:大阪関西国際芸術祭」

引用元:チケット購入サイト

芸術祭展覧会会期:2025年4月11日(金)〜2025年10月13日(月)会場:大阪・関西万博会場内 / 大阪文化館・天保山(旧サントリーミュージアム) / 中之島エリア(大阪府立国際会議場)、船場エリア / 西成エリア / 大阪キタエリア / 国立民族学博物館(70年万博開催の万博記念公園)/ 松原市 ほか※本芸術祭のチケットでは、大阪・関西万博に入場できませんのでご注意ください。日韓合同の国際アートフェア「Study × PLAS : Asia Art Fair」プレビュー:2025年7月20日(日)※VIP、招待者、プレス関係者のみ
一般公開:2025年7月21日(月)〜23日(水)
会場:大阪府立国際会議場(グランキューブ大阪)クリエイティブビジネスコンテスト「StARTs UPs(スターツアップス)」会期:2025年7月23日(水)会場:大阪府立国際会議場(グランキューブ大阪)

【主催】
大阪関西国際芸術祭実行委員会(株式会社アートローグ内)
総合プロデューサー:鈴木大輔(株式会社アートローグ 代表取締役CEO)

【大阪関西国際芸術祭 実行委員会】

主 催:大阪関西国際芸術祭 実行委員会(株式会社アートローグ内)会 長:山極壽一(総合地球環境学研究所所長)副会長:鳥井信吾(サントリーホールディングス株式会社 代表取締役副会長)理事長:鈴木大輔(株式会社アートローグ代表取締役CEO)常任理事:小川理子(パナソニック ホールディングス株式会社 執行役員)、辰野光彦(辰野株式会社 代表取締役社長)、田中邦裕(さくらインターネット株式会社 代表取締役社長)、堂目卓生(大阪大学 教授・総長補佐)中井貫二(千房株式会社 代表取締役社長)理事:廣瀬茂夫(関西経済同友会 事務局長)、ウスビ・サコ(元京都精華大学学長)顧問:宮部義幸(関西経済同友会 代表幹事)

【パートナーシティ】松原市

【協賛】(2025年4月13日時点)LINEヤフー株式会社 / 東京建物株式会社 / さくらインターネット株式会社 / ロート製薬株式会社 / 辰野株式会社 / IRISデータラボ株式会社 / 株式会社池田泉州銀行 / 有限会社中本鐵工所 / 株式会社アイチ金属 / 株式会社大伸社ディライト / カゴヤ・ジャパン株式会社 / 株式会社甲南アセット / ヤマト運輸株式会社 / 大阪石材工業株式会社

【後援・協力:海外】(2025年4月13日時点)駐日ベルギー大使館 / 在大阪イタリア領事館 / 駐大阪韓国文化院 / 在日フランス大使館 ・アンスティチュ・フランセ / 在日スイス大使館 / ブリティッシュ・カウンシル / 在大阪オーストラリア総領事館 / 在大阪・神戸米国総領事館 / ドイツ連邦共和国総領事館* (*天保山・Reshaped Reality展のみの後援 ) / 在日メキシコ大使館 / セルビア共和国大使館 / 台北駐大阪経済文化弁事処 / 駐日欧州連合代表部 (EEAS) / 2025年大阪・関西万博ノルディック・サークル / 2025年大阪・関西万博オランダパビリオン / 2025年大阪・関西万博モナコパビリオン

【後援・協力:国内】(2025年4月13日時点)外務省/ 関西領事団 / 関西広域連合 / 一般社団法人 関西経済同友会 / 公益社団法人 関西経済連合会/大阪商工会議所 / 公益財団法人 大阪観光局 / 大阪市此花区役所 /大阪市西成区役所 /大阪市港区役所 / 公益社団法人 2025年日本国際博覧会協会 / 公益財団法人 関西・大阪21世紀協会/2025年日本国際博覧会とともに、地域の未来社会を創造する首長連合/近畿経済産業局/ 一般社団法人 大阪外食産業協会 / JR西日本グループ / キヤノン株式会社/ 勝尾寺 /大阪大学先導的学際研究機構「新たな防災」を軸とした命を大切にする未来社会研究部門(New-POD)/ いのち会議 / 総合地球環境学研究所 / 株式会社 新澤醸造店

【メディアパートナー】
Art Sticker / IMA ONLINE / NPO Aoyama Design Forum / ONBEAT / GIZMODO / clam / SAVVY / サストモ / SEOUL ART GUIDE / Time Out Tokyo / designboom / Peatix Japan株式会社 / Pen / MYSTORY※プログラムや詳細は変更になる可能性があります。

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イロハニアート編集部

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アートをもっと自由に、もっとたくさんの人に楽しんでもらいたいという想いから生まれたメディア。日々、アートのイロハが分かるコンテンツを配信しています。アイコンは「イロハニくん」。アートのそばに、ひっそりと棲んでいます。

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