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2023.6.27
『アートセンターをひらく 2023―地域をあそぶ』が水戸で開幕!
水戸芸術館現代美術ギャラリーを主会場に、展覧会『アートセンターをひらく 2023―地域をあそぶ』が開催されます。会期は2023年7月22日(土)~10月9日(月・祝)です。
本展は、同館現代美術ギャラリーの「アートセンター」としての特徴を前面に押し出し、ギャラリーを「展示と鑑賞」だけでなく、「アートが生まれる場」として捉えて開催される展覧会です。「地域」と「あそぶ」をテーマに、アーティストはもちろん、地域の人びとの創造性が引き出されるような場が開かれるとのこと。
本展は同館の隣に水戸市民会館が開館することを祝し、市民会館や京成百貨店などと連携して開催されます。「アートセンターをひらく」第2弾となる本展の見どころを、さっそくご紹介していきましょう。
見どころ①新しい何かが生まれる場
水戸芸術館現代美術ギャラリーは、今を生きるアーティストとともに多くのアートを創り出してきました。たとえば、これまでの展示で特に筆者の印象に残っているのが、中谷芙二子さんの霧のインスタレーションです。アーティストとギャラリーが一体となり、そのとき・その場所でしか表現できないアートに挑戦する芸術への姿勢を強く感じる作品でした。
本展は、展示に加えて創作と交流が生まれる展覧会になるとのこと。主会場となる水戸芸術現代ギャラリーでは、アートコレクティブ KITAによるプロジェクトや、曽谷朝絵さんのぬり絵ワークショップなど、来場者がいつでも気軽に参加できるプログラムが開催されます。
人びとが参加することにより、作品の様子は変化していきます。本展に限り1枚のチケットで会期中何度でも入場できるので、繰り返し足を運んで作品の変化を体験してはいかがでしょうか?
見どころ②人と地域の新たなつながり
曽谷朝絵《鳴る色》2021年 新山口駅北口 Photo: Satoru EMOTO, SARUTO Inc.(参考図版)
水戸芸術館、水戸市民会館、京成百貨店という個性の異なる3つの施設が並ぶ一帯が「MitoriO」と名付けられ、本展はこの3館が連携して開催されます。本展は人と人、人と地域の新たなつながりを生むだけでなく、さらなる文化活動の活性化のきっかけにもなるのでは。
本展では、色彩と光があふれる曽谷朝絵さんのパブリックアートにより、3館が祝祭的につながれるとのことで、どのような作品が見られるのか今から楽しみです。
日比野克彦「明後日朝顔プロジェクト2022水戸」 撮影:仲田絵美
さらに、水戸で2005年から続く日比野克彦さんの「明後日朝顔プロジェクト」も、水戸市民会館の初参加と京成百貨店での活動再開にともない、3館連携で実施されます。朝顔を育てることを通してコミュニティを育み、収穫された種を通して人や地域をつなぐプロジェクトです。
見どころ③「地域」と「あそぶ」をキーワードにしたコレクションの展示
ゲルダ・シュタイナー&ヨルク・レンツリンガー《美の論理》2012年 水戸芸術館所管 撮影:木奥惠三
同館のコレクションは、これまでに同センターが開催した展覧会や教育プログラムなどの事業の記録を示すアーカイブでもあります。本展では「地域」と「あそぶ」をキーワードにコレクション作品が展示され、同館が発信してきた文化的な活動を振り返るとともに、コレクションの新たな側面を学ぶ機会にもなりそうです。
50メートルに及ぶ巨大作品、椿昇+室井尚《飛蝗(プロジェクト・インセクト・ワールド)》が9年ぶりに広場で展示され、公開で一部の修復が行われるそうです。本作の修復のお手伝いをする「バッタ復活ボランティア」の募集も行われています。
展覧会情報
展覧会名:アートセンターをひらく 2023―地域をあそぶ
会期:2023 年7 月22 日(土)~ 10 月9 日(月・祝)
開場時間:10:00~18:00(入場は17:30 まで) *水戸市民会館8:30 ~ 22:00 /京成百貨店10:30 ~ 19:00
会場:主会場 水戸芸術館現代美術ギャラリー、連携会場 水戸市民会館、京成百貨店ほか
休館日:水戸芸術館 月曜日(※ただし9 月18 日、10 月9 日開館)、9 月19 日(火)
京成百貨店 8 月23 日(水)、9 月13 日(水)、10 月4 日(水)
入場料:パス一般900 円、団体(20 名以上)700 円など
https://www.arttowermito.or.jp/gallery/lineup/article_5226.html
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美術ブロガー/ライター。美術ブログ「アートの定理」をはじめ、各種メディアで美術館巡りの楽しさを発信している。西洋美術、日本美術、現代アート、建築や装飾など、多岐にわたるジャンルを紹介。人よりも猫やスズメなど動物に好かれる体質のため、可愛い動物の写真や動画もSNSで発信している。
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