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2022.7.20
初心者でも大丈夫!ヨーロッパで美術館巡りを楽しむためのコツ・心得
ヨーロッパと言えば、芸術!
旅行の際に美術館巡りを計画している人もいるのではないでしょうか。
せっかくヨーロッパにいくのだから、目いっぱい美術館を楽しみたいですよね。
実は、ヨーロッパの美術館は日本の美術館とは少し異なる点もあります。
目次
Ank Kumar, CC BY-SA 4.0, via Wikimedia Commons
この記事では、これまで少なくとも50回以上ヨーロッパの美術館を訪れた経験から、美術館巡りのコツを紹介します!
ヨーロッパで美術館巡りのコツ①:写真OKだけど…
Vonmanstein80, CC BY-SA 4.0, via Wikimedia Commons
日本人がヨーロッパの美術館を訪れて驚くことの1つが、「写真がOKであること」です。(一部禁止の美術館もあり)
逆に、なぜ日本の美術館は撮影禁止のところが多いのでしょう?
それはさておき、ヨーロッパのほとんどの美術館では写真撮影が許可されています。
しかし注意したいポイントが3つあります。
フラッシュはNG!
1つ目は、フラッシュをたいてはいけない場所が多いということです。
写真のルールに関しては美術館の入り口などに大きく記載されているので、それに従うことになっていますがフラッシュ禁止がほとんどです。
一昔前までは、フラッシュ撮影は絵画の絵具成分に影響を及ぼす可能性があると考えられていましたが、現在はその説は否定されつつあります。
しかし、ルールはルールなので、スマホやカメラで撮影する際はフラッシュをオフにしましょう。
写真撮影ができない作品に注意!
2つ目は、一部の作品だけ撮影できない美術館もあるということです。
例えばヴァチカン美術館では、他のエリアは撮影可でありながら、システィーナ礼拝堂は撮影禁止です。
これはイメージの版権が理由と言われています。
ルールを見落とさないように注意しましょう。
シャッター音に注意!
3つ目は、シャッター音を注意される可能性があるということです。
スマホで撮影する場合、居住国が日本か韓国だとスマホのシャッター音を消すことができません。
しかし、それ以外の国ではシャッター音がならない状態が主流になっているため、音ありで写真を撮ると美術館スタッフに声をかけられる場合があります。
切ないですが、事情を頑張って説明するか、もしくは「地域・国」の設定を日本以外にするとシャッター音を消すことができます。
(帰国時に元に戻すことを忘れずに! アプリが使えないなどの障害が発生する可能性があります!)
ヨーロッパで美術館巡りのコツ②:音声ガイド必須
Sdegroisse, CC BY-SA 4.0, via Wikimedia Commons
日本の美術館の特設では俳優さんなど有名人の方が音声ガイドを担当していることもあり、とても気合が入っていますよね。
ヨーロッパにも音声ガイドはほとんどの大型美術館で用意されています。(日本ほどのクオリティではないですが…)
音声ガイドは作品についての背景知識を端的に説明してくれるので、鑑賞が何倍も楽しくなります。
しかしヨーロッパの美術館巡りにおける音声ガイドの役割はそれだけではありません。
音声ガイドがあれば、「絶対に観なければいけない作品だけを観るまわることができる」のです!
大きすぎる美術館では、全部を観てまわるのは無理といさぎよく諦めて、ガイドが教えてくれる「重要な作品」を選んで観るのが得策です。
オーディオガイドを借りる際は、日本語(もしくは自分がわかる言語)があることをチェックしてくださいね!
ヨーロッパで美術館巡りのコツ③:無理をしない!
losmininos, CC BY-SA 2.0, via Wikimedia Commons
ルーブル美術館、プラド美術館、大英博物館…はっきりいって、このあたりの巨大な美術館はすべてを鑑賞するのはかなり大変です。
筆者は24歳の時にプラド美術館を一周するのに6時間かかり、直後に疲れすぎて体調を崩しました…。
せっかくだから全部をじっくり観たいという気持ちはわかりますが、それにしても広すぎて歩くだけでも疲れてしまいます。
芸術鑑賞は自分が思っているよりも心と身体に負荷がかかります。
そのあとの予定でぐったりしてしまうことがないように、休憩をはさみながら適度に流しながら進むようにしてくださいね。
計画には余裕をもって!
ヨーロッパの大きな美術館は、信じられないほど広いものもあり、真剣に作品を鑑賞するとかなり疲れます。
たとえば、ルーブル美術館を2~3時間でまわるのは不可能です!(笑)
そのため旅程を決めるときには、美術館前後の時間に余裕をもっておくのがおすすめです。
これらに注意して、ぜひヨーロッパの美術館巡りを楽しんでくださいね。
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イタリア・ローマ在住美術ライター。2024年にローマ第二大学で美術史の修士を取得し、2026年からは2つめの修士・文化遺産法学に挑戦。専攻は中世キリスト教美術。イタリアの前はスペインに住んでいました。趣味は旅行で、訪れた国は45カ国以上。世界中の行く先々で美術館や宗教建築を巡っています。
イタリア・ローマ在住美術ライター。2024年にローマ第二大学で美術史の修士を取得し、2026年からは2つめの修士・文化遺産法学に挑戦。専攻は中世キリスト教美術。イタリアの前はスペインに住んでいました。趣味は旅行で、訪れた国は45カ国以上。世界中の行く先々で美術館や宗教建築を巡っています。
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