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2023.12.27

「ムットーニワールド からくりシアターⅤ」が八王子市夢美術館にて開催!

2024年2月3日(土)~3月24日(日)まで「ムットーニワールド からくりシアターⅤ」が、東京・八王子市夢美術館にて開催します。
中原中也の代表作「サーカス」を具現化した《サーカス》をはじめ、夢美術館初出品作品を含んだ約20点が展示予定です。

この記事では、アーティストと展覧会情報をご紹介します。

《サーカス(部分)》2019年©MUTTON


ムットーニってどんな人?

《ザ・ナイト・エンジェル・カムズ(部分)》1995年©MUTTONI撮影/川上弘美

ムットーニ(本名:武藤政彦)とは、日本人のアーティストであり自動人形師です。本人だけではなく、彼がつくりだす作品そのものに対しても「ムットーニ」と呼ばれます。

そんな独自の世界観をもつ彼は、中学校卒業時に美術教師から油絵具をプレゼントされたことがきっかけで、美術の世界に足を踏み入れます。1975年には、創形美術学校に入学し本格的に油絵を学び始めます。
美術学校卒業後はアトリエを構え、画廊での個展やコンクールに出品するなど創作活動を続けていましたが、次第に油絵だけでなく、人形制作での表現に注力するようになります。

彼の作品は、人形、音響、照明からストーリー展開まで全て自ら手掛けていることから「唯一無二の総合芸術」であるといえます。
加えて彼自身が口上をする「上演会」がおこなわれることで、作品への理解度が高まり、より強く観客を作中に引き込みます。


「ムットーニワールド からくりシアターⅤ」とは。

《ヘル・パラダイス(部分)》2018年©MUTTONI

「何度でも見たくなる」といわれるほどの中毒性があるムットーニ作品の展覧会「ムットーニワールド からくりシアターⅤ」は、2024年2月3日(土)~3月24日(日)まで八王子市夢美術館にて開催します。


《ナイト・ エレメント(部分)》2006年©MUTTONI

2009年にスタートした「ムットーニワールド からくりシアター」シリーズですが、本展「Ⅴ」の開催は、2018年に開催された「Ⅳ」から6年ぶりとなります。


《サーカス(部分)》2019年©MUTTONI

中原中也の代表作「サーカス」を具現化した《サーカス》をはじめ、夢美術館初出品作品を含んだ約20点が展示予定です。
展示室は5つのエリアに分かれており、作品はスケジュールに合わせて1エリアにつき1台が常時稼働しています。スケジュールは館内に掲示(順次夢美術館HPに掲載予定)。


《ジャングル・パラダイス(部分)》2013年©MUTTONI

「ボックス・シアター」と称される彼の作品に登場する人形には、全て粘土がつかわれており、1体1体丁寧に制作がされています。よくみてみるとそれぞれが異なる表情を浮かべており、彼の作品に対する強いこだわりが感じられます。


《ローズ・オブ・ウィンド(部分)》2013年©MUTTONI

暗闇の箱のなかに灯る光と交差する照明、動く人形。まるで1本の映画に入り込んだような没入感を楽しむことができる「ムットーニワールド」。
本展では、作家自らが作品中で展開するストーリーを語る『上演会』(19日間計38回)も開催予定です。


《アナザー・ウィングズ(部分)》2023年©MUTTONI

皆様、この機会に是非「ムットーニワールド」を体感してみてはいかがでしょうか。


展示会情報

「ムットーニワールド からくりシアターⅤ」
会期:2024年2月3日(土)~3月24日(日)
会場: 八王子市夢美術館
住所: 東京都八王子市八日町8-1 ビュータワー八王子2F
時間:10:00~19:00(最終入場時間 18:30)
休館日:月曜日(祝日の場合は開館し、翌日休館)
観覧料:一般700円、学生(高校生以上)・65歳以上350円 中学生以下無料
TEL:042-621-6777
URL:八王子市夢美術館|公式サイト
主催:公益財団法人八王子市学園都市文化ふれあい財団
監修:武藤政彦
協力:KENJI TAKI GALLERY
企画協力:株式会社パラスタイル、大黒杏子

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イロハニアート編集部

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