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2023.4.8

【10組20名様にチケットプレゼント】戦後洋画の巨匠・朝井閑右衛門の魅力に迫る展覧会が開催!

朝井閑右衛門をご存知でしょうか。戦後間もなく横須賀市田浦にて、約 20 年住みながら独創的な作品を描き続けた洋画家です。

《丘の上》(1936年)油彩・カンヴァス、神奈川県立近代美術館蔵

筆者が朝井閑右衛門の作品を初めてみたのは2019年、神奈川県立近代美術館 葉山にて開催された『音をみる、色をきく 美術が奏でる音楽』展でした。「音を見る」という観点から音楽が聞こえてきそうな作品《丘の上》が展示されていたのかと思います。中央の牛のような頭の人物や画面右側で踊る存在感のある女性・・・幻想的な作品で、強く印象に残っていました。どこか、シャガールのような雰囲気も感じます。

そんな朝井閑右衛門の没後40年という節目に、『没後40年 朝井閑右衛門』展が横須賀美術館にて2023年4月22日(土)~6月 18日(日)まで開催されます。

朝井閑右衛門とは

改めて、朝井閑右衛門(1901~1983)は、戦後間もなく横須賀市田浦のアトリエにて作品を制作した画家です。先程少しご紹介した大作《丘の上》を1936 年の文部省美術展覧会に出品し文部大臣賞を受賞すると、一躍注目を集める画家となりました。

時代が戦争へと向かう中では中国へ趣き、諧謔味のある水墨画を手掛けるようになります。

戦後は、厚塗りのガラス台鉢や電線風景など彼の代名詞となる連作、詩人たちの肖像、ドン・キホーテなど空想の物語に遊ぶ人物や、華麗な薔薇の作品を生み出しました。

『没後40年 朝井閑右衛門』展の見どころ

見どころ①朝井閑右衛門の代表作が集結!

《電線風景(トンネル)》(1952年頃)油彩・カンヴァス、横須賀美術館蔵

出世作《丘の上》や戦中に何度も渡った中国での水墨画など、画風が様々に変わっていったという朝井閑右衛門。その各時代の代表作品が展示されます。

見どころ②晩年を過ごした鎌倉・由比ヶ浜のアトリエの様子を紹介

朝井閑右衛門は作品だけでなく、アトリエや庭にも強いこだわりを持っていました。本展では、彼が晩年住んだ鎌倉のアトリエの写真、イーゼル、パレット、骨董などの収集品なども公開されます。朝井閑右衛門のこだわりを、肌で感じることができそうです。

見どころ③朝井閑右衛門の生涯をたどるイラストブックも販売

本展に合わせ、イラストレーター・杉全美帆子さんによる描き下ろしイラストブックが作成されます。朝井の生涯や代表作品を楽しく紹介しているこのイラストブックは、図録セット販売のほか、横須賀美術館公式ホームページでも紹介されます。



気に入ったモチーフを繰り返し描いていたという朝井閑右衛門。本展では、何をモチーフとして選んでいたのかにも注目したいですね。
横須賀と深いつながり彼の作品が集結する本展にて、新たな魅力を見つけてみてはいかがでしょうか。

読者プレゼント

本展のチケットを、アンケートにお答えいただいた方の中から抽選で「10組20名様」にプレゼント!
締切は2023年4月26日(水)15時まで。

https://forms.gle/VcuK1dvR6Gvhzpb19


展覧会情報

「没後40年 朝井閑右衛門展」

会期:2023年4月22日(土)~6月18日(日)
開館時間: 10:00~18:00
休館日:5月8日(月)、6月5日(月)
観覧料(税込):一般 1,300(1,040)円、高校生・大学生・65歳以上=1,100(880)円、中学生以下無料
*所蔵品展、谷内六郎館も観覧できます。
*( )内は20名以上の団体料金
*高校生(市内在住または在学に限る)は無料
*身体障害者手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳をお持ちの方と 付添1名様は無料
主催:横須賀美術館
https://www.yokosuka-moa.jp/archive/exhibition/2023/20230422-741.html

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アートをもっと自由に、もっとたくさんの人に楽しんでもらいたいという想いから生まれたメディア。日々、アートのイロハが分かるコンテンツを配信しています。アイコンは「イロハニくん」。アートのそばに、ひっそりと棲んでいます。

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