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NEWS

2023.9.20

最涯の芸術祭、美術の最先端。「奥能登国際芸術祭2023」が9月23日から開幕!

まるで親指のように日本海へ突き出している形が特徴の能登半島。豊かな自然に囲まれ、「能登の里山里海」は2011年に世界農業遺産に認定されました。そんな能登半島の先端に位置する珠洲にて、2023年9月23日(土)から「奥能登国際芸術祭2023」が開幕します。

この記事では、芸術祭が開催される「奥能登」の文化・歴史と、芸術祭をより楽しめるポイントを紹介します。

塩田千春『時を運ぶ船』 Photo: 岡村喜知郎 ©JASPAR,Tokyo,2023 and Chiharu Shiota

奥能登国際芸術祭2023

宝立、見附島

さいはての地とは、つまり先端の地である。そんな発想のもと、石川県珠洲市全域(247.20km²)をアートの最先端の地として芸術祭を開催します。


新型コロナウイルスのため延期となった前回の芸術祭は 2021年9月4日(土)~11月5日(金)の63日間に延期され、「奥能登国際芸術祭2020+」として開催、会期中の合計来場者数は48,973人にものぼりました。


3回目となる2023年は新規アーティストを迎え、14の国と地域からのアーティストが参加予定。日本海に囲まれた美しい自然が自慢の珠洲市。2005年に廃線となった「のと鉄道」や、大切に受け継がれる祭りと食の伝統的な文化をもとに、国内外のアーティストが珠洲という場所に向き合い、土地に根差した作品表現が実現しています。


参加アーティストは59組。珠洲の文化・歴史を表したインスタレーション作品や彫刻作品の屋内外での展示、パフォーマンスが行われる予定です。

10のエリアごとに独自の文化・歴史を持つ珠洲

『Something Else is Possible /なにか他にできる』 エレン・エスコベード作「coatl」[1980年メキシコ国立自治大学文化センターに恒久設置]を参照 英語 Something Else is Possible Reference is made to Helen Escobedo’s work “Cóatl”, 1980, a permanent installation at the University Cultural Center of UNAM in Mexico City. Photo: Kichirō Okamura Photo: 岡村喜知郎

247.20km²の珠洲は10のエリア(大谷、日置、三崎、蛸島、正院、直、飯田、上戸、宝立、若山)があります。それぞれのエリアで独自の祭りや文化・歴史を持っているため、芸術祭でも各エリアの特徴を感じながら鑑賞してみては。


さらにMAP機能による作品情報の記載や、会期が近づくとモデルコースの案内があるため、作品巡りの参考にするのがおすすめです。オフィシャルツアー「すずアートバス」では、すべてのコースに現地ガイドが搭乗し、芸術祭情報や制作秘話などを聞きながら作品鑑賞することができます。

日本海を望むカフェ・レストラン建設へ

スズ・シアター・ミュージアム敷地内に建設予定のカフェ・レストラン

「奥能登国際芸術祭2020+」で公開された、劇場型歴史民俗博物館スズ・シアター・ミュージアムの敷地内で、カフェ・レストランが新設予定です。高台からの日本海の眺望を最大限に生かす設計を手がけたのは、建築家の坂 茂氏。全面ガラス張りの開放的な空間となっていて、休憩中にも珠洲の自然や風土をゆっくりと楽しむことができます。


5月5日に珠洲市で発生した地震により、展示会場の被害や会期が延期される影響がありました。前回、前々回より一層パワーアップし、復興の光となる「奥能登国際芸術祭2023」。
日本列島の特異点、奥能登・珠洲をアートで楽しんでみてはいかがでしょうか。

展覧会情報

2023ロゴ

「奥能登国際芸術祭2023」最涯の芸術祭、美術の最先端。
会期:2023年9月23日(土)~11月12日(日)(計51日間)
会場:石川県珠洲市全域
主催:奥能登国際芸術祭実行委員会
実行委員長:泉谷満寿裕(珠洲市長)
総合ディレクター:北川フラム(アートディレクター)
■公式サイト
https://oku-noto.jp/ja/index.html
■作品鑑賞パスポート
【料金】
[前売り]一般:2,750円/大学生:1,320円/小中学生:550円
[当日]一般:3,300円/大学生:1,650円/小中学生:550円
■個別鑑賞券
【料金】
一般・大学生:330円/小中学生:220円
[スズ・シアター・ミュージアム]一般:800円/大学生:600円/小中学生:400円
「奥能登国際芸術祭2023」最涯の芸術祭、美術の最先端。
会期:2023年9月23日(土)~11月12日(日)(計51日間)
会場:石川県珠洲市全域
主催:奥能登国際芸術祭実行委員会
実行委員長:泉谷満寿裕(珠洲市長)
総合ディレクター:北川フラム(アートディレクター)
■公式サイト
https://oku-noto.jp/ja/index.html
■作品鑑賞パスポート
【料金】
[前売り]一般:2,750円/大学生:1,320円/小中学生:550円
[当日]一般:3,300円/大学生:1,650円/小中学生:550円
■個別鑑賞券
【料金】
一般・大学生:330円/小中学生:220円
[スズ・シアター・ミュージアム]一般:800円/大学生:600円/小中学生:400円

【写真5枚】最涯の芸術祭、美術の最先端。「奥能登国際芸術祭2023」が9月23日から開幕! を詳しく見る

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イロハニアート編集部

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アートをもっと自由に、もっとたくさんの人に楽しんでもらいたいという想いから生まれたメディア。日々、アートのイロハが分かるコンテンツを配信しています。アイコンは「イロハニくん」。アートのそばに、ひっそりと棲んでいます。

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