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2022.7.23
「刺繍絵画って何?」高島屋にて開催!『刺繍絵画の世界展 ‐明治・大正期の日本の美‐』に注目!
「刺繍絵画」というものをご存知ですか?
「刺繍はわかるけど刺繍絵画は見たことがないし、よく知らない・・」そんな方が多いかもしれません。
刺繍絵画は明治期を中心に、盛んに製作された日本を代表する美術工芸品です。
そんな刺繍絵画が、この夏間近で見られます!
2022年8月24日(水)から9月12日(月)まで日本橋髙島屋S.C.本館8階ホールで、また2022年9月15日(木)から9月26日(月)まで京都髙島屋 7階グランドホールにて『刺繍絵画の世界展 ‐明治・大正期の日本の美‐』が開催されます。
刺繍絵画とは?
日本画家が描いた下絵をもとに、刺繍職人が針と糸で縫い上げた絵画を、壁掛や衝立などに仕立て製品としました。
明治・大正期に盛んに製作され、海外の邸宅を彩る室内装飾品として輸出された、日本が世界に誇る美術工芸品のひとつです。
職人が、わずか1㎝ほどの直線を一針一針、緻密に縫い上げることを繰り返しながら、自在に曲線を描き、染め分けた絹糸の色の濃淡のみで立体感を表現、完成には長い月日がかかったであろうと言われています。
長い月日をかけているからこそ伝わる作品の存在感も感じられそうです。
下絵 獅子図 明治~大正時代 日本画家・松坂松濤 髙島屋史料館蔵
刺繍絵画 獅子図 明治~大正時代 髙島屋史料館蔵
刺繍絵画≪獅子図≫には髙島屋で染織品の下絵制作を手掛けていた画家・図案家として名高い神坂雪佳の弟である日本画家の神坂松濤が描いた≪獅子図≫が下絵となっています。
髙島屋の輸出品の記録写真集 髙島屋史料館蔵
髙島屋の輸出品の記録写真集(写真右、髙島屋史料館蔵)には複数の獅子図の製品が確認できることから、当時この獅子は大変好まれたモチーフであったことがわかります。
刺繍絵画 ≪紫陽花と百合花図≫(大正時代) 髙島屋史料館蔵
創業190周年を迎えた昨年、髙島屋が明治から大正にかけて欧米に向け輸出した刺繍絵画≪獅子図≫が里帰りし、100年以上の時を超え、日本橋、大阪、京都で下絵≪獅子図≫と共に展示されたとのこと。
日本を代表する美術工芸品「刺繍絵画」を堪能しよう
明治から対象にかけて製作された刺繍絵画が一同に集結するこちらの展覧会。
絢爛で優美な作品をお見逃しなく!
『刺繍絵画の世界展 ‐明治・大正期の日本の美‐』
日本橋髙島屋S.C.本館8階ホール
会期 :2022年8月24日(水)~9月12日(月)
入場時間 : 10時30分~19時(19時30分閉場) ※最終日は17時30分まで(18時閉場)
京都髙島屋 7階グランドホール
会期 :2022年9月15日(木)~9月26日(月)
入場時間 : 10時~18時30分(19時閉場) ※最終日は16時30分まで(17時閉場)
入場料 : 一般 1,000円(800円)、大学・高校生 800円(600円)、中学生以下無料※
※入場料の( )内は前売り料金。日本橋店の前売券は6月15日から8月23日まで、京都店の前売り券は6月22日から9月14日まで、それぞれセブンチケット、ローソンチケットにて販売いたします。
※「障がい者手帳・デジタル障がい者手帳」をご提示いただいたご本人様、ならびに、ご同伴者1名様まで入場無料。
主催 : NHKサービスセンター
監 修 : 京都女子大学 名誉教授 廣田 孝氏
企画協力 : 髙島屋史料館
協力 : 清水三年坂美術館、株式会社千總、有限会社青木刺繍
特設サイト:
https://www.takashimaya.co.jp/store/special/shishukaiga/index.html

アートをもっと自由に、もっとたくさんの人に楽しんでもらいたいという想いから生まれたメディア。日々、アートのイロハが分かるコンテンツを配信しています。アイコンは「イロハニくん」。アートのそばに、ひっそりと棲んでいます。
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