EVENT
2024.10.22
【東京】今年は「ハニワ・イヤー」!新指定重要文化財も展示「市原歴史博物館」特別展『旅するはにわ-房総の埴輪にみる地域間交流-』開幕
東京国立博物館や東京国立近代美術館でも埴輪をテーマにした展覧会が開催される2024年。「ハニワ・イヤー」と呼ばれるこの特別な年に、市原歴史博物館では古代房総の埴輪文化の神秘に迫る展覧会を開催しています。
目次
見どころ1:新指定の重要文化財が初お目見え
本展の目玉は、今年8月に国の重要文化財に新しく指定された「姫塚古墳出土人物埴輪」です。芝山町立芝山古墳・はにわ博物館所蔵のこの貴重な作品が、重要文化財指定後初めて公開されます。
見どころ2:埴輪たちの"旅"の物語
展覧会タイトルの「旅するはにわ」には、興味深い歴史的背景があります。千葉県指定文化財「山倉1号墳出土埴輪」は、東日本最大級の埴輪工房があった埼玉県鴻巣市の生出塚埴輪窯で製作され、はるばる千葉県市原まで運ばれてきたことが判明しています。この発見から20年を記念し、古代の地域間交流の実態に迫ります。
見どころ3:重要文化財の競演
会場では「山倉1号墳出土埴輪」の他、「生出塚埴輪窯跡出土人物埴輪」など、6世紀後半の重要文化財級の埴輪が勢揃い。房総半島における埴輪文化の特徴や、地域間の文化交流の実像を体感できます。
インスタ映えスポットも!「ハニスタ」の世界
会場には、夏のイベントで参加者が作成した個性豊かなはにわのアクリルスタンド「ハニスタ」が、前方後円墳を模した舞台に展示されています。カラフルな現代のはにわたちが作り出す風景は、SNS映えする撮影スポットとして注目です。
「旅する」がテーマの限定グッズ
展覧会テーマに合わせた限定グッズも見逃せません。千葉大学とコラボレーションしたクリアホルダーやマグネットクリップ、ラゲージタグ、サコッシュなど、旅をテーマにした実用的なアイテムが揃っています。
参加型イベントも充実
会場内外9カ所を巡るスタンプラリーでは、「旅券」型のシートにスタンプを集めると、オリジナルはにわグッズがプレゼントされます。
特別イベント
また、展覧会期間中には以下の特別イベントも開催されます。
・いちはら郷土学習講座「埴輪の来たみち」(11月3日)
・バスツアー「はにわの故郷さきたまを訪ねる」(11月9日)
・学芸員による展示ガイド(11月10日)
・いちはら郷土学習講座:フィールドワーク「姉崎古墳群を歩く」(11月16日)
・特別講演会「房総の埴輪と地域性」(11月24日)
・はにわの3D計測体験(12月1日)
展覧会詳細
- 会期:2024年10月12日(土)~12月15日(日)
- 会場:市原歴史博物館(I'Museum Center)
- 開館時間:9:00~17:00(入館は16:30まで)
- 休館日:月曜日(祝日の場合は翌平日)
- 入場料:一般600円、高校生500円、中学生以下無料
※20名以上の団体は100円引き
※常設展示観覧料含む
特別展ホームページ
<アクセス>
市原歴史博物館
住所:千葉県市原市能満1489番地
電話:0436-41-9344
メール:imuseum@city.ichihara.lg.jp
古代のロマンを感じる埴輪たちの競演。新指定の重要文化財と出会える貴重な機会をお見逃しなく。
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