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2023.9.21

「ロイヤル コペンハーゲンと北欧デザインの煌めき」が横須賀美術館にて開催!見どころを紹介

デンマーク王立磁器製作所を起源とするロイヤル コペンハーゲン。横須賀美術館にて、9月16日(土)~11月5日(日)の間「ロイヤル コペンハーゲンと北欧デザインの煌めき」が開催されます。
この記事では展覧会の見どころをご紹介します。

ロイヤル コペンハーゲンとは

《マーガレット・サーヴィス》1904-22年 原型:アーノルド・クロー、ロイヤル コペンハーゲン、塩川コレクション

ロイヤル コペンハーゲンは240年もの間愛され続けてきた伝統により、格式の高い陶磁器ブランドです。北欧では長い冬を越えるために家の中での暮らしが大切にされてきた歴史があり、テーブルウェアにも高い関心があります。


ロイヤル コペンハーゲンと言えば、なんといっても鮮やかなブルーが有名です。このブルーの顔料は、コバルトの中でもはっきりとしたブルーが特徴で、白磁によく映え、ロイヤル コペンハーゲンのシンボルとして多くの人に愛されています。

洗練された絵付けと豊かな色彩技術

1775年に開窯したロイヤル コペンハーゲンが最初に制作されたのが「ブルーフルーテッド」。洗練された絵付けで、高い人気を誇るロイヤル コペンハーゲンを代表するテーブルウェアです。

《花飾文花瓶》1910年 ヤニー・ソフィー・メイヤーによるユニカ、ロイヤル コペンハーゲン、塩川コレクション

19世紀末には、アール・ヌーヴォーが流行し、ロイヤル コペンハーゲンも動植物を大胆に描いた作品を次々に生み出します。これは釉薬を施す前に絵付けをする釉下彩という技法が用いられたことにより、豊かな色彩を実現しました。

《眠り猫置物》1902-1922年 原型:エリック・ニールセン、ロイヤル コペンハーゲン、塩川コレクション

本展では、絵付師による1点ものの作品「ユニカ」や彫塑的な作品「フィギャリン」など、個性的な作品の数々を、同時代に競い合った同じデンマーク、スウェーデンのメーカーによる作品とともにご紹介します。

ガラスアートやテーブルセッティング展示も

20世紀のスウェーデンで進められたガラスアートの革新。色ガラスをクリスタルガラスで覆うグラール技法や、ガラスを泡に封じ込めるアリエル技法を開発したオレフィス社のほか、コスタ社などによる作品も。


さらに、dining & style代表取締役であり、食・空間プロデューサーとしても活躍する山本侑貴子氏の監修のもと、一部の出品作品を使用したテーブルセッティング展示もご覧いただけます。


国内外の個人による希少なヴィンテージ・コレクションからおよそ200点があつまり、北欧デザインの魅力をたっぷりと味わえる展覧会となっています。

展示情報

「ロイヤル コペンハーゲンと北欧デザインの煌めき」
会期:令和5(2023)年9月16日(土)~11月5日(日)
   休館日:10月2日(月) 無料観覧日:11月3日(金・祝)
会場:横須賀美術館(神奈川県横須賀市鴨居4-1)
主催:横須賀美術館
後援:デンマーク王国大使館、スウェーデン大使館(予定)
協賛:一般財団法人シティサポートよこすか
企画協力:株式会社ブレーントラスト
観覧料:一般1,300円、高大・65歳以上1,100円 中学生以下無料
関連事業:講演会、ワークショップ、学芸員によるギャラリートークを予定。
HP:ロイヤル コペンハーゲンと北欧デザインの煌めき

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イロハニアート編集部

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