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STUDY

2021.7.1

これからスタートする美術展に合わせてチェックしておきたいアート系映画作品5選

まだまだコロナ禍で気軽に美術館に足を運ぶことが難しい昨今…Amazon PrimeやNetflix、Huluなどの動画配信サービスからアート作品に触れてみるのはいかがでしょうか?

現在東京都美術館にて開催中の『イサム・ノグチ 発見の道』や、この夏寺田倉庫にて開催される『バンクシーって誰?展』。そして、秋に国立新美術館にて開催予定にある『庵野秀明展』など、さまざまな展覧会にあわせて、作家の裏側に迫るアート系映画作品をご紹介させていただきます。

映画Photo by Jakob Owens on Unsplash

Leonie(レオニー)

現在、東京都美術館にて開催中の『イサム・ノグチ 発見の道』に合わせてご紹介したいのが『Leonie(レオニー)』。

『ユキエ』や『折り梅』で200万人の観客動員数を果たした松井久子監督が、7年の歳月をかけて実現させて日米合作映画『Leonie(レオニー)』は、世界的な彫刻芸術家イサム・ノグチの母レオニーの波乱に満ちた一生を描いています。

作品では母の目線を通して幼少期から才能溢れるイサム・ノグチの姿がご覧になれます。

HOKUSAI

7月より東京ミッドタウン・ホールで開催される特別展「北斎づくし」に合わせて紹介したいのが、北斎の若き日を柳楽優弥、老年期を田中泯がW主演で体現し、その他超豪華キャストが集結したことで話題となっている『HOKUSAI』。

世界で最も有名な日本の絵師・葛飾北斎…その名前は知らずとも、“あの波”をご覧になられた方もいらっしゃるはず!

本作品は、幼き日から九十歳で命燃え尽きるまで、画狂人生の挫折と栄光を経験しながら、信念を貫き通した天才絵師の一生を描いています。

イグジット・スルー・ザ・ギフトショップ

この夏、寺田倉庫にて開催される『バンクシーって誰?展』に合わせてご紹介したいのが、覆面アーティスト・バンクシーの初監督ドキュメンタリー作品『イグジット・スルー・ザ・ギフトショップ』。

バンクシーとの接触に成功した映像作家・ティエリーが、バンクシーにカメラを奪われてアーティストに仕立てあげられ、監督と被写体が逆になってしまうことから、彼のサクセスストーリーを通して”アート”について考えさせられるストーリー。

その他にも、『バンクシー・ダズ・ニューヨーク』(2014)、『バンクシーを盗んだ男』(2016)などバンクシー関連の作品もありますので、あわせて鑑賞してみてくださいね。

ゴッホ~最期の手紙~

この秋、東京都美術館にて開催予定の『ゴッホ展──響きあう魂 ヘレーネとフィンセント』に合わせてご紹介したいのが『ゴッホ~最期の手紙~』。

「ひまわり」などの名画で知られるフィンセント・ファン・ゴッホの謎に包まれた最期を、約65,000枚のゴッホ風に描かれた油絵を使ってアニメーション仕立てにしたサスペンス映画作品。

自殺したとされる画家が弟テオに宛てた「最後の手紙」を託された主人公が、その責務を果たそうと奔走するうちにゴッホの死の真相に迫っていき、どんどんストーリーに引き込まれ想像力が掻き立てられます。

ヱヴァンゲリヲン新劇場版

この秋、国立新美術館にて開催予定の『庵野秀明展』に合わせて紹介したいのが、庵野自身が総監督を務めた『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』シリーズ。

本作品は、TVアニメ『新世紀エヴァンゲリオン』のリメイク作品で、全4部作(序・破・Q・𝄇)となるアニメ映画シリーズです。

14歳のシンジ少年が汎用ヒト型決戦兵器・人造人間エヴァンゲリオンに乗って正体不明の敵性存在「使徒」と戦い、自分の暮らし、友人、街など身近なものを認識する過程が、TVアニメでは伝えきれなかった丁寧なタッチで、映画として再び語られながら再構成されています。

展覧会では、アニメーター時代に参加した過去作品に加え、監督やプロデューサーとして活躍する最新の仕事まで、網羅的に創作活動の秘密に迫るので、『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』についてのコーナーも設けられるはず! この機会に復習しみてはいかがでしょうか?

【写真1枚】これからスタートする美術展に合わせてチェックしておきたいアート系映画作品5選 を詳しく見る

田村久美子の個展「YOURSCAPE ~あなたが見るセカイ〜」南青山イロハニアートスタジオにて開催!2024.9.21(土)-9.23(月・祝)11時〜18時

新 麻記子

新 麻記子

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アート・カルチャーの架け橋になりたい。やれることならなんでもやるフリーランス。日々の暮らしを豊かにしてくれるアート・カルチャー系記事の執筆業以外に、作詞家、仲介・紹介業、対話型鑑賞会のナビゲーター、アート・映像ディレクターとして活動中。

アート・カルチャーの架け橋になりたい。やれることならなんでもやるフリーランス。日々の暮らしを豊かにしてくれるアート・カルチャー系記事の執筆業以外に、作詞家、仲介・紹介業、対話型鑑賞会のナビゲーター、アート・映像ディレクターとして活動中。

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