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STUDY

2024.7.5

知れば欲しくなる!海のアートを描くアーティスト、ローラ ブラウニングを深掘り

海水浴やマリンスポーツなど、私たちの身近な存在である海。晴れた日にはその水面に光が降り注ぐことで、美しい表情を見せてくれます。
海のアートを描くアーティスト、ローラ ブラウニングをご存じですか。この記事では、繊細な筆使いで水面のゆらぎと光を描き出すローラについて、わかりやすく紹介します。

ローラ ブラウニングとは?

(Laura Browning)

経歴

アメリカ・サンフランシスコに生まれたローラ ブラウニングは、幼少期より絵を描くことが好きな子どもで、アーティストになる夢を持っていました。幼いころに描いた油絵やパステル画は今でも大切に保管しているそうです。

ローラの夢を常に応援してくれた両親のもと、その後サンフランシスコのアートカレッジや、ロサンゼルスのアートスクールに通います。その後、大学にてBFA(美術学士)を取得。ロサンゼルス美術館のワークショップやイタリア・ベニスでのインターンシップのほか、アートスタジオの舞台裏で働くなど、精力的に活動しました。

作品の特徴

(Laura Browning / Quiet Swim) (Limited Edition / ¥209,000税込み)

作品を言葉で表すと「癒し」「平和」などが思い浮かぶローラ ブラウニングの作品。水面のゆらぎや反射する光を油絵具で描きます。それは彼女が海のアートを描く際の信念にも共通していて、自らのアートについてこのように述べています。

「アトリエに来た時に、自分は平和な気持ちを感じる。自分の作品を買った人たちも、作品を家に飾ったときに同じように平和な気持ちを感じてほしい。」

現在は、サンフランシスコ・ベイエリアに自宅兼アトリエを構え、精力的に海のアートの制作活動を行っています。

海のアートを描くきっかけとなった自宅のプール

ローラ ブラウニングがここまで水面の作品に没頭するようになったきっかけとして、息子の誕生と自宅プールの存在があります。2015年に息子が生まれたことで自宅にいる時間が増え、プールや水に反射する光に注目します。裏庭から見えたプールの光景をアートとして描いたことをきっかけに、プールの水とその反射の研究を始め、その探究心は海や湖といった自然な水へも繋がりました

奥深い水の世界に魅了されたローラは、油絵具を用いた水の表現に挑戦し続けています。彼女の繊細で美しい作品は、ハワイ・カリフォルニア・フロリダなど、米国内複数のギャラリーで取り扱われ、2022年には日本に初上陸しました。

海のアートへの強いこだわり

繊細な水の表情を描くために、一つ一つの作品に対して強いこだわりを持つローラ ブラウニング。

手間と時間をかけるだけ美しい作品に

絶えず動き続ける海の瞬間的な表情を描くために、様々な手間と時間をかけているというローラ ブラウニング。1つの作品を制作するのにかける時間は、5~6週間とのことです。これは薄いレイヤーを重ねるようにして描く手法にくわえて、油絵具を乾かす時間も含まれています。重ねるレイヤー数は10~12回。完成形を想像しながら少しずつ重ねていきます。

それぞれの作品は、ローラが実際に目にした光景からインスピレーションを受けています。水面の表現をさらに深めるために、マリンスポーツをしている時にインスピレーションを受けたり、自ら水中に潜ってみたり、とにかく写真や動画ではなく自分の目で見た水の動きの研究に時間を費やして、海のアートを制作しているそうです。

創作アイデアの元は?

サンフランシスコ・ベイエリアに自宅兼アトリエを構えるローラは、おのずと水や海と関りが深くなります。作品の構想は水の近くで考えることが多く、水面のアートを描くきっかけとなった自宅プールが最も創作意欲が湧く場所なのだそう。

また、作品の多くは晴れた夏の記憶をもとに制作されています。新たな創作アイデアを求めて、新しい場所を探索している時間は、人生で最も生き生きしている時間だと語り、そのため「人生の素晴らしい瞬間」が作品に反映されているのです。

環境問題への取り組み

自然を愛するアーティストは少なくありませんが、ローラ ブラウニングもその内の1人です。自然や海を守るために、有害物質が入っている絵の具を避けていると言います。さらに自宅のアトリエには子どもが遊びに来ることもあり、より一層気を付けているそうですが、自然由来のものだけで作品を仕上げるのはそう簡単ではないのだそうです。

インテリアに馴染む作品の魅力

(Laura Browning / Mediterranean Coast) (Limited Edition / ¥242,000税込み)

ローラ ブラウニングが描く海のアートは、見た目の美しさだけでなくその存在感にも大きな魅力があります。建築家の父とインテリアデザイナーの母を持ち、幼いころから家やインテリアに関心を持っていました。そのような環境もあり、ローラはインテリアや部屋に自然に溶け込むアートを生み出し続けています。

作品ごとに使い分けられる繊細なブルーや、大らかな海をそのまま内包した優雅さにより、ナチュラルインテリアからアーバンインテリアまで幅広い空間に馴染みます。これはいつの時代も人間と深いつながりを持つ海を描いたアートだからこそ持つ、魅力なのではないでしょうか。

日本を愛するアーティスト

ローラ ブラウニングがアーティスト人生で大きなやりがいを感じた瞬間の一つは、「日本に作品を届けられたこと」だと語ります。

13歳から2年間、学校を通じて日本語や日本の歴史・文化を学び、数週間日本に滞在しました。それはローラにとって、自身の成長に繋がる大きな経験となります。日本の「人」や「文化」と自身の「作品」を共有しあえることは、今でも特別なやりがいを感じているのだそう。

最後に

平和を愛するからこそ、平和に愛される。
そんなピースフルな気持ちが原動力となっているローラ ブラウニングの海のアート。ぜひ今後も彼女の活躍にご注目ください。

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イロハニアート編集部

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アートをもっと自由に、もっとたくさんの人に楽しんでもらいたいという想いから生まれたメディア。日々、アートのイロハが分かるコンテンツを配信しています。アイコンは「イロハニくん」。アートのそばに、ひっそりと棲んでいます。

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