Facebook Twitter Instagram

EVENT

2022.6.21

懐中電灯で照らして作品鑑賞 「キューライス よるのえ展」夜の時間に描かれた不思議な世界

漫画家でありイラストレーターのキューライスさんが描く『よるのえ』シリーズの原画展「キューライス よるのえ展」が渋谷PARCO8階にあるギャラリースペース「ほぼ日曜日」にて開催中です。

懐中電灯で照らして作品鑑賞 「キューライス よるのえ展」夜の時間に描かれた不思議な世界

キューライスさんの『よるのえ』シリーズとは?

漫画『ネコノヒー』『スキウサギ』『悲熊』、絵本『ドン・ウッサ』シリーズなど、独特の世界観で大人気のキューライスさん。そんな彼が、夜の時間に心を無にして自由に思うままに筆を動かして描いたという一枚絵のシリーズが『よるのえ』です。今年2月にはそのイラストを収録したイラスト集『よるのえ』が大和書房より出版されました。

本展ではその中から約100点の原画を公開、ファンには見逃せない展示となっています。かくいう筆者も『よるのえ』シリーズの大ファン。会場の様子をご紹介していきます。

薄暗い会場で、懐中電灯片手に作品鑑賞

本展は、『よるのえ』の「夜に描いた」「夜の場面が多い絵」という特徴にあわせ、薄暗い会場の中、懐中電灯でイラストを照らして鑑賞するスタイルです。

懐中電灯で照らして作品鑑賞 「キューライス よるのえ展」夜の時間に描かれた不思議な世界

入口で懐中電灯を受け取り、中へ。わくわくします。

懐中電灯で照らして作品鑑賞 「キューライス よるのえ展」夜の時間に描かれた不思議な世界

入口正面に置かれたデスクにはキューライスさんが実際に使っている道具がずらり。下絵も間近で観られます。

懐中電灯で照らして作品鑑賞 「キューライス よるのえ展」夜の時間に描かれた不思議な世界

静かな会場では虫の鳴き声が聞こえ、夜の雰囲気が漂っていました。1点ずつ作品を照らして鑑賞します。

懐中電灯で照らして作品鑑賞 「キューライス よるのえ展」夜の時間に描かれた不思議な世界

懐中電灯に照らされ、ぼうっと浮かび上がるイラスト。光をあてることで『よるのえ』とじっくり向き合い、この不思議な世界に没入できる気がします。照らす角度によって変わるイラストの雰囲気を楽しめるのもこの鑑賞スタイルならでは。

懐中電灯で照らして作品鑑賞 「キューライス よるのえ展」夜の時間に描かれた不思議な世界

お楽しみ会の帰り道、ちょうちんを持って並ぶ親子。顔は猫だけど足はなめくじみたいな形。背景の建物には黒い大きな影が…怪しさ満点です。

意識を無にして描かれたイラストは、描き上げた本人も「なんでこんな絵を描いたんだ?」と思うんだそう。そんな無意識に流れでたキューライスさんの脳内イメージである『よるのえ』は、かわいさと怖さ、シュールさがいりまじり、想像力をかき立てられます。

「これはどんな状況なんだろう?」「これは何をやっているんだろう?」と想像させ、「この猫、こっちのイラストにもいる!」「この景色とこの景色、似ている…同じ場所なのでは」など、イラストを観察し、自分の中だけの物語を組み立てたくなる魅力があり、ずっと観ていても飽きません。

ご本人は「セミリタイヤしてこういう絵だけを描いて細々と生きていきたい、という思いをいつも持っている」と語っているそう。そのコメント通り、心が赴くままに自由に描きたいものを描いている楽しさが伝わってきます。

懐中電灯で照らして作品鑑賞 「キューライス よるのえ展」夜の時間に描かれた不思議な世界

イラストに添えられたキャプションは、本展示用にご本人が書いたもの。イラスト集『よるのえ』に添えられたショートショートとはまた違う趣なので、比べてみても新たな発見がありそう。

懐中電灯で照らして作品鑑賞 「キューライス よるのえ展」夜の時間に描かれた不思議な世界

筆者のお気に入りはこちら。暗い夜道に巨大なザリガニが。慌てて逃げたであろう大学生の脱げた靴がひとつ。自分がこの現場にいたらと想像すると恐ろし過ぎます…! ちなみに自動販売機で販売されているヲーヌンとは、キューライスさんの連載漫画『ヨモツヘグイ』で登場する現世とあの世の間の坂道にある食堂で出しているメニュー。ということはこの道はこの世、あの世どっち…? 不穏な想像がぞわわっとしてたまりません。
ぜひ、あなたもお気に入りの一枚を選んでみてください。

クリームソーダ屋さんも登場

会場奥に飾られたクリームソーダ人間のイラストにあわせ、「よるのクリームソーダ屋」さんもオープンしています。毎日数量限定で販売。

懐中電灯で照らして作品鑑賞 「キューライス よるのえ展」夜の時間に描かれた不思議な世界

クリームソーダを監修しているのは東京神保町にある老舗喫茶「さぼうる」。お店でも人気のクリームソーダが楽しめます。

懐中電灯で照らして作品鑑賞 「キューライス よるのえ展」夜の時間に描かれた不思議な世界

鮮やかな緑と赤いさくらんぼの色がきれいで涼しげ。暑い日だったので格別の美味しさでした。テーブルに置かれたクリームソーダ人間と記念撮影。

オリジナルグッズもかわいい

懐中電灯で照らして作品鑑賞 「キューライス よるのえ展」夜の時間に描かれた不思議な世界

オリジナルグッズも見逃せません。アクリルキーホルダーは何がでるかはお楽しみ。ミニ懐中電灯付きなので、家の鍵につけておくと夜ふとした時に便利そう。

懐中電灯で照らして作品鑑賞 「キューライス よるのえ展」夜の時間に描かれた不思議な世界

その他、Tシャツやミニポスターも。

懐中電灯で照らして作品鑑賞 「キューライス よるのえ展」夜の時間に描かれた不思議な世界

他作品の本やグッズも販売しています。

薄暗い中、懐中電灯で照らすという鑑賞スタイルは『よるのえ』の雰囲気にぴったりでおすすめです。作品に集中しゆっくりじっくり鑑賞できますよ。よるのキューライスワールド、ぜひ足を運んでみてください。

「キューライス よるのえ展」

https://www.1101.com/hobonichiyobi/exhibition/5252.html

開催期間:2022年5月28日(土)〜2022年7月10日(日)
所在地:〒150-8377 東京都渋谷区宇田川町15−1 渋谷 PARCO 8F
「ほぼ日曜日」
アクセス:各線渋谷駅ハチ公口から徒歩 5 分
開館時間: 11:00〜20:00
休館日:無休
料金:600円(未就学児無料)

※混雑時は入場整理券を配布する可能性があります

moca

moca

  • instagram

絵本やインスタレーションアート系の展示が好きなデザイナーです。趣味は街中の銅像探し。
藤子・F・不二雄先生を大尊敬しています。その他好きなアーティストはミヒャエル・ゾーヴァさん、馬場のぼるさん、三沢厚彦さんなど。

絵本やインスタレーションアート系の展示が好きなデザイナーです。趣味は街中の銅像探し。
藤子・F・不二雄先生を大尊敬しています。その他好きなアーティストはミヒャエル・ゾーヴァさん、馬場のぼるさん、三沢厚彦さんなど。