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2022.9.27
【銀座ギャラリー巡り】初心者向けでも入りやすいギャラリーを6つピックアップ!
ギャラリー巡りをするなら、ギャラリー・画廊の数が200軒を超えるとも言われる銀座がおすすめです。とはいえ路面店やビルの中にある画廊はなかなか入りづらいもの。そこで、銀座にほど近い職場からちょくちょく銀座を歩き回っている筆者が、ギャラリー初心者でも入れるハードルの低そうなギャラリーを6つほどピックアップしてみました。
目次
ギャラリー巡りをしやすいように、今回は銀座和光がある中央通り(銀座通り)沿いで、1丁目(京橋方面)から8丁目(新橋方面)まで歩いていける無料のギャラリーを選びました。それではまいりましょう。
ポーラ ミュージアム アネックス(1丁目)
初めに通り右手の「ポーラ ミュージアム アネックス」。ポーラといえば箱根のポーラ美術館がアート系の活動としては有名ですが、銀座の「ポーラ銀座ビル」でも身近にアートに触れられます。3階でエレベーターを降りるとガラスで仕切られた展示スペースがあり、広さはテニスコート1面くらいでしょうか、ギャラリーにしては見応えはあるかと思います。
展示としては、マティス、藤田嗣治、シャガールなどがあるものの、現代のアートが多いです。teamLab、舘鼻則孝、束芋などの現代アーティスト、イラストレーター・ヒグチユウコ、写真家・田原桂一、展覧会自体も香水瓶展、ロボットデザイナー、友禅染め、漆芸、帽子デザイナー、プラントハンターなどかなり守備範囲広めの展示で、自分に合うアートに出会うこともできそうです。
直近では、侍を現代に蘇らせた野口哲哉の展覧会が人気を集めていました。
▼関連記事:もし現代にサムライがいたら・・?!現代美術家・野口哲哉の個展へ行こう!
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施設情報
所在地:東京都中央区銀座1-7-7 ポーラ銀座ビル3階
アクセス:
東京メトロ銀座線・丸の内線・日比谷線 銀座駅「A9番出口」より徒歩6分
東京メトロ有楽町線 銀座一丁目駅「7番出口」すぐ
JR有楽町駅「京橋口改札」徒歩5分
開館時間:11:00~19:00 ※入館は閉館の30分前まで
休館日:会期中無休
入場料:無料
公式サイト:
https://www.po-holdings.co.jp/m-annex/
◆今みられる展覧会◆
八木マリヨ・八木夕菜 『地殻を辿る』
2022年9月16日(金)~10月23日(日)
シャネル ネクサス ホール(3丁目)
少し歩くと、カルティエ、ブルガリ、ルイ・ヴィトンそしてシャネルの店舗が顔を揃える交差点があります。進行方向右奥のシャネルのビルの4階に「シャネル・ネクサス・ホール」があり、主に写真を中心とした展示が年に何度か催されています。
過去の展覧会には、ギイ・ブルダン、サラ・ムーン、フランク・ホーヴァット、ロバート・メイプルソープなど世界レベルの写真家の展覧会を開催。もちろん作品もため息ものなのですが、もう一つのみどころは、グラフィックデザイナーのおおうちおさむが担当する展示空間。毎回、パーテーションの区切り方、部屋全体の色調が凝っていて、いつも同じ場所なのかと驚かされます。「映え」という言葉がありますが、ここのギャラリーではどこを切り取っても「映えスポット」。ちなみに入り口は、正面ではなく、右手の入り口(2箇所あって奥側)から入るので、気後れせず訪れることができそうです。
現在、開催されているフランス人写真家アンヌ・ドゥ・ヴァンディエールの写真展。シャネルオートクチュール職人の物づくりをしている手にスポットを当てた展覧会、いかに多くの手によってシャネルのクリエーションが支えられているかが分かります。
施設情報
所在地:東京都中央区銀座3-5-3 シャネル銀座ビルディング4階
アクセス:
東京メトロ銀座線・丸の内線・日比谷線 銀座駅「A13出口」より徒歩1分
東京メトロ有楽町線 銀座一丁目駅「8番出口」すぐ
開館時間:月〜金 13:00~19:30 / 土 13:00~19:00
休館日:日・祝祭日
公式サイト:
https://nexushall.chanel.com/
◆今みられる展覧会◆
シャネルを紡ぐ手
アンヌ・ドゥ・ヴァンディエール展
2022年8月31日(水)~10月2日(日)
https://nexushall.chanel.com/program/2022/mains/
GINZA 456(銀座4丁目)
4丁目交差点手前の右手、銀座木村家の隣にあるのが「GINZA 456」。イベントフロアは地下1階にあり、インタラクティブなデジタル展覧会が開催されています。ちなみに、GINZA456の456とは4丁目5番地6号の意味です。
年に数回、開催されていて、今春は「お桜見」がモチーフ、現在、開催されているのは、「星空(七夕)」がモチーフ。ヘッドギアをつけ、願い事を入力するとその脳波に沿った内容のオブジェクト(現在は星)と願いごとが出現し、壁沿いの宇宙空間を漂います。空間表現も素敵で、没入感のある、いまどきなデジタルな展覧会と言えます。公式サイトでの予約が必要になりますが、定員に空きがあれば、受付で予約することも可能です。
施設情報
所在地:東京都中央区銀座4-5-6
アクセス:
東京メトロ銀座線・丸の内線・日比谷線 銀座駅「A9出口」すぐ
開館時間:10:00~20:00
公式サイト:
https://ginza456.kddi.com/
◆今みられる展覧会◆
GINZA 456 つなぐプロジェクト「願いツナグ星空」
2022年6月15日(水)~10月31日(日)(予定)
https://ginza456.kddi.com/contents/hoshizora/
RICOH ART GALLERY(5丁目)
4丁目交差点右奥、通称三愛ビル8階にある「RICOH ART GALLERY」。ここは、主に印刷会社であるリコーのRICOH2.5D印刷StareReapの技術で制作した作品が特徴。ひらたく言うとプリント作品なのですが、その質感、テクスチャ、作品の凹凸までが忠実に表現されているところが見どころ。展覧会によっては、動きのあるデジタル作品も見ることができます。
過去のアーティストとしては、大山エンリコイサム、井田幸昌、山内祥太など現代アーティストが多いです。直近では、9月10日まで英国の現代アーティストのライアン・ガンダーの個展が行われていました。
施設情報
所在地:東京都中央区銀座5-7-2 三愛ドリームセンター8F / 9F
アクセス:
東京メトロ銀座線・丸の内線・日比谷線 銀座駅「A1出口」すぐ
開館時間:12:00~19:00 ※入館は閉館の30分前まで
休廊日:日曜日・月曜日・祝日
公式サイト:
https://artgallery.ricoh.com/
◆最近まで行われていた展覧会◆
Ryan Gander_Days of Temporal Passing
2022年8月2日(火)~9月10日(土)
https://artgallery.ricoh.com/exhibitions/ryangander_days-of-temporal-passing
GINZA SIX(6丁目)
進行方向左手の旧松坂屋の跡地に君臨する「ギンザシックス」。入って、まず目に留まるのが、建物中央の2階から5階の吹き抜けを使用した吊り下げアート。360度の方向から見られます。エスカレータに乗りながら見ると、少しずつずれておもしろいです。
過去は、草間彌生、塩田千春、吉岡徳仁など現代アート作品が、その吹き抜けを飾っていました。現在は、名和晃平の空間中央に直立している「神鹿」を見ることができます。
もうひとつ紹介したいのが、6階の「銀座 蔦屋書店 GINZA ATRIUM」。高さ6メートルの本棚に囲まれた姿は、ギャラリーと言うよりアートイベント会場。時折、現代のアート系の展覧会が開催されています。蔦屋書店の店内は国内外のアート本も充実、店内の椅子に座って読むこともでき、ゆったりとアートに浸ることができる空間となっています。
現在、GINZA ATRIUMでは、関西のギャラリー「NOMART(ノマル)」の協力のもと、NOMARTにゆかりのあるアーティストたちの作品を展示しています。名和晃平、⼤岩オスカール、伊庭靖⼦などの作品も出展されています。
施設情報
所在地:東京都中央区銀座6-10-1
アクセス:
東京メトロ銀座線・丸ノ内線・日比谷線 銀座駅「A3出口」より徒歩2分
東京メトロ日比谷線・都営地下鉄浅草線 東銀座駅「A1出口」より徒歩3分
開館時間:10:30~20:30
休館日:不定休
公式サイト:
https://ginza6.tokyo/
◆今みられるアート◆
◎GINZA SIX 2F 中央吹き抜け
名和晃平 Metamorphosis Garden(変容の庭)
2021年4月12日(月)~2022年10月(予定)
https://ginza6.tokyo/news/94805
◆最近まで行われていた展覧会◆
◎銀座 蔦屋書店 GINZA ATRIUM
Since 1989 NOMART -アーティスト×工房展-
[vol.2] 展⽰アーティスト:2022年9月16日(⾦)〜9月27日(⽕)
稲垣元則、伊庭靖⼦、植松奎⼆、⼤岩オスカール、⽊村秀樹、⿊宮菜菜、⼩⾕くるみ、張騰遠、中原浩⼤、名和晃平、⼭⽥千尋、.es(ドットエス:橋本孝之&sara)
https://store.tsite.jp/ginza/event/art/28397-1105540819.html
資生堂ギャラリー(8丁目)
最後にご紹介するのは、GINZASIXより2ブロック先の通り右手の「資生堂ギャラリー」。その歴史は古く前身の「陳列場」は大正8年に開設。「資生堂美術部」を経て、昭和2年に「資生堂ギャラリー」に、戦中は、「資生堂画廊」と名称変更し、敗戦8ヶ月前まで営業。戦後の昭和22年より、「資生堂ギャラリー」としてギャラリー活動を再開。同年、横山大観、藤田嗣治らによる「第一次椿会」がスタート。
以降「椿会」は、75年間続き、現在開催中の「第八次椿会」まで続いています。参加アーティストは、杉戸洋、中村竜治、Nerhol(ネルホル)、ミヤギフトシ、宮永愛子、目[mé]。資生堂と言えば、「椿」。資生堂ギャラリーと言えば、「椿会」と言えるほどのギャラリーを代表する展覧会となりました。
施設情報
所在地:東京都中央区銀座8-8-3 東京銀座資生堂ビル地下1階
アクセス:
東京メトロ銀座線・丸の内線・日比谷線 銀座駅「A2出口」徒歩4分
東京メトロ銀座線 新橋駅「1番出口」徒歩4分
JR新橋駅「銀座口」徒歩5分
開館時間:月〜金 11:00~19:00 / 日曜・祝祭日 11:00~18:00
休館日:月曜日 ※月曜日が祝祭日にあたる場合も休館
公式サイト:
https://gallery.shiseido.com/jp/
◆今みられる展覧会◆
第八次椿会 ツバキカイ 8 このあたらしい世界「2022探求/Quest」
2022年8月27日(土)~12月18日(日)
https://gallery.shiseido.com/jp/tsubaki-kai/
今回ご紹介したのは、数多い銀座ギャラリーのうちの一部ですが、まずは、美術館以外にも気軽にアートに触れられる場所として、ギャラリーもアート巡りの選択肢のひとつとして取り入れてもらえればと思います。
ギャラリー巡りを、ぜひ銀座で楽しんでみてくださいね。
画像ギャラリー
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